【初心者向け】JSONP を使って異なるドメイン間でデータを取得するチュートリアル
JSONPとは?
例え:
- 通常、異なるドメイン間でデータを取得しようとすると、セキュリティ上の理由でブラウザが拒否します。
- JSONPは、この問題を回避するために使用されます。
仕組み:
- クライアント側
<script>
タグを使って、JSONP リクエストを送信します。- リクエストには、callback 関数の名前 を含めます。
- サーバー側
- クライアント側
- サーバーからの応答を受け取り、callback 関数 が実行されます。
- callback 関数 は、受け取った JSON データを処理します。
メリット:
- 簡単に実装できる
- 多くのブラウザでサポートされている
- セキュリティ上のリスクがある
- JSONP 以外の方法で代替できる場合がある
jQuery での JSONP
jQuery を使用すると、JSONP リクエストを簡単に送信できます。
$.ajax({
url: "https://api.example.com/data.jsonp",
dataType: "jsonp",
success: function(data) {
// データ処理
}
});
JSONP サンプルコード
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JSONP サンプル</title>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
<h1>JSONP サンプル</h1>
<p>データ取得中...</p>
<div id="data"></div>
</body>
</html>
JavaScript
$(function() {
$.ajax({
url: "https://api.example.com/data.jsonp",
dataType: "jsonp",
success: function(data) {
// データ処理
$("#data").html(data.name + " (" + data.age + "歳)");
}
});
});
説明
- このコードは、
https://api.example.com/data.jsonp
から JSON データを取得します。 - JSON データには、
name
とage
というプロパティが含まれています。 - データ取得成功時には、
#data
要素にname
とage
の値を表示します。
実行方法
- 上記の HTML と JavaScript コードをファイルに保存します。
- Web ブラウザでファイルを開きます。
- データが取得されると、
#data
要素にデータが表示されます。
以下、JSONP の代替方法を紹介します。
CORS (Cross-Origin Resource Sharing) は、異なるドメイン間でリソースを安全に共有するための仕組みです。
- JSONP よりも安全
- サーバー側の設定が必要
$.ajax({
url: "https://api.example.com/data",
xhrFields: {
withCredentials: true
}
});
postMessage は、異なるウィンドウ間でメッセージを送受信するための API です。
- CORS の制限を受けない
- 複雑な実装が必要
// 送信側
var targetWindow = window.open("https://example.com");
targetWindow.postMessage("Hello, world!", "*");
// 受信側
window.addEventListener("message", function(event) {
// メッセージ処理
});
WebSockets は、異なるドメイン間で双方向通信を行うための技術です。
- リアルタイム通信が可能
- サーバープッシュに対応
var socket = new WebSocket("wss://api.example.com/data");
socket.onopen = function() {
// 接続成功
};
socket.onmessage = function(event) {
// メッセージ処理
};
- セキュリティが重要な場合は、CORS または postMessage を使用します。
- リアルタイム通信が必要場合は、WebSockets を使用します。
jquery jsonp