BluebirdでChild Processをプロミス化

2024-10-17

Node.jsのchild_process.execchild_process.execFileをBluebirdでプロミス化する

Node.jsでは、外部コマンドを実行するためのchild_process.execchild_process.execFileメソッドが提供されています。しかし、これらのメソッドはコールバックスタイルで動作するため、非同期処理を扱う際に少し面倒です。

BluebirdはJavaScript用のプロミスライブラリで、非同期処理をより直感的かつエラー処理が容易にできるようサポートします。

プロミス化の例

const childProcess = require('child_process');
const Promise = require('bluebird');

// child_process.execをプロミス化
function promisifiedExec(command) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    childProcess.exec(command, (error, stdout, stderr) => {
      if (error) {
        reject(error);
      } else {
        resolve({ stdout, stder   r });
      }
    });
  });
}

// child_process.execFileをプロミス化
function promisifiedExecFile(file, args) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    childProcess.execFile(file, args, (error, stdout, stderr) => {
      if (error) {
        reject(error);
      } else {
        resolve({ stdout, stderr });
      }
    });
  });
}

// 使用例
promisifiedExec('ls -la')
  .then(result => {
    console.log(result.stdout);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

promisifiedExecFile('node', ['script.js'])
  .then(result => {
    console.log(result.stdout);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

プロミス化のメリット

  • 読みやすさ
    コールバックスタイルよりもコードが読みやすくなります。
  • エラー処理
    catchメソッドを使ってエラーを統一的に処理できます。
  • チェーン化
    プロミスを使用することで、複数の非同期操作をチェーン化して記述できるようになります。



const childProcess = require('child_process');
const Promise = require('bluebird');

// child_process.execをプロミス化
function promisifiedExec(command) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    childProcess.exec(command, (error, stdout, stderr) => {
      if (error) {
        reject(error);
      } else {
        resolve({ stdout, stder   r });
      }
    });
  });
}

// child_process.execFileをプロミス化
function promisifiedExecFile(file, args) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    childProcess.execFile(file, args, (error, stdout, stderr) => {
      if (error) {
        reject(error);
      } else {
        resolve({ stdout, stderr });
      }
    });
  });
}

// 使用例
promisifiedExec('ls -la')
  .then(result => {
    console.log(result.stdout);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

promisifiedExecFile('node', ['script.js'])
  .then(result => {
    console.log(result.stdout);
  })
  .catch(error => {
    console.error(error);
  });

コード解説

  1. Node.jsモジュールをインポート
    child_processbluebirdをインポートします。
  2. promisifiedExec関数
    child_process.execをプロミス化します。
    • Promiseコンストラクタを使用して新しいプロミスを作成します。
    • child_process.execを実行し、コールバック関数内で結果を処理します。
    • エラーが発生した場合、rejectでプロミスを拒否します。
    • 成功した場合、resolveでプロミスを解決し、標準出力と標準エラー出力を返します。
  3. promisifiedExecFile関数
    child_process.execFileをプロミス化します。
    • promisifiedExecと同様の手法でプロミス化します。
  4. 使用例
    プロミス化された関数を使用して、外部コマンドを実行します。
    • .thenで成功時の処理を指定します。
    • .catchでエラー時の処理を指定します。



ES2015のPromise APIを使用する

ES2015以降、JavaScriptにネイティブのPromise APIが導入されました。これを使用することで、次のようにプロミス化することができます。

const childProcess = require('child_process');

function promisifiedExec(command) {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    childProcess.exec(command, (error, stdout, stderr) => {
      if (error) {
        reject(error);
      } else {
        resolve({ stdout, stder   r });
      }
    });
  });
}

// 以下同様

サードパーティライブラリを使用する

他にも、プロミス化を簡略化するサードパーティライブラリを使用することもできます。例えば、util.promisifyモジュールは、コールバックスタイルの関数をプロミス化するヘルパー関数を提供します。

const childProcess = require('child_process');
const { promisify } = require('util');

const promisifiedExec = promisify(childProcess.exec);
const promisifiedExecFile = promisify(childProcess.execFile);

async/awaitを使用する

ES2017から導入されたasync/await構文を使用すると、プロミスをより同期的なコードのように記述することができます。

const childProcess = require('child_process');
const { promisify } = require('util');

const promisifiedExec = promisify(childProcess.exec);

async function runCommand() {
  try {
    const result = await promisifiedExec('ls -la');
    console.log(result.stdout);
  } catch (error) {
    console.error(error);
  }
}

runCommand();

選択基準

どの方法を使用するかは、プロジェクトの要件やチームの好みによって異なります。Bluebirdを使用すると、プロミスに関する豊富な機能とコミュニティサポートが得られます。ES2015のPromise APIはネイティブでサポートされているため、外部ライブラリを使用する必要がありません。サードパーティライブラリやasync/awaitは簡潔なコードを書くことができます。


javascript node.js promise



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