Reactでホバー状態を扱う方法

2024-10-06

ReactJSにおけるホバー状態へのアクセス

ホバー状態とは?

ホバー状態とは、マウスポインタが要素の上に置かれている状態を指します。ReactJSでは、この状態を検知し、それに応じたスタイルや動作を適用することができます。

ホバー状態へのアクセス方法

  1. CSSのhover疑似クラスを使用

    .my-element:hover {
      background-color: blue;
      color: white;
    }
    

    このコードでは、my-elementクラスを持つ要素がマウスオーバーされると、背景色が青に、文字色が白に変更されます。

  2. ReactのonMouseOverとonMouseOutイベントハンドラーを使用

    import React, { useState } from 'react';
    
    function MyComponent() {
      const [isHovered, setIsHovered] = useState(false);
    
      const handleMouseOver = () => {
        setIsHovered(true);
      };
    
      const handleMouseOut = () => {
        setIsHovered(false);
      };
    
      re   turn (
        <div
          onMouseOver={handleMouseOver}
          onMouseOut={handleMouseO   ut}
          style={{ backgroundColor: isHovered ? 'blue' : 'white' }}
        >
          Hover me!
        </div>
      );
    }
    

    このコードでは、onMouseOveronMouseOutイベントハンドラーを使用して、ホバー状態のオンオフを管理しています。状態に応じて、要素の背景色を変更しています。

どちらの方法を使うべきか?

  • 複雑なロジックや状態管理
    Reactのイベントハンドラーと状態管理が有効です。
  • シンプルなスタイル変更
    CSSのhover疑似クラスが適切です。



ReactJSにおけるホバー状態の扱いのコード例解説

.my-element:hover {
  background-color: blue;
  color: white;
}
  • 注意点
  • 特徴
    • シンプルなスタイル変更に適しています。
    • JavaScriptのコードを記述する必要がありません。
  • 解説
    • .my-elementクラスを持つ要素がマウスオーバーされると、その要素のスタイルが変化します。
    • background-colorを青に、colorを白に変更することで、視覚的にホバー状態を表現しています。
import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [isHovered, setIsHovered] = useState(false);

  const handleMouseOver = () => {
    setIsHovered(true);
  };

  const handleMouseOut = () => {
    setIsHovered(false);
  };

  re   turn (
    <div
      onMouseOver={handleMouseOver}
      onMouseOut={handleMouseO   ut}
      style={{ backgroundColor: isHovered ? 'blue' : 'white' }}
    >
      Hover me!
    </div>
  );
}
  • 注意点
  • 特徴
    • JavaScriptでホバー状態を細かく制御できます。
    • 状態に基づいて、他の要素の状態や表示内容も変更できます。
  • 解説
    • useStateフックを使ってisHoveredという状態変数を定義し、ホバー状態を管理します。
    • onMouseOverイベントが発生するとisHoveredtrueに、onMouseOutイベントが発生するとfalseに設定します。
    • style属性で、isHoveredの状態に応じて背景色を変更しています。

ReactJSでホバー状態を扱うには、CSSのhover疑似クラスとReactのイベントハンドラーの2つの方法があります。どちらの方法を使うかは、実現したい機能や複雑さによって異なります。

  • カスタムフック
    複雑なホバー処理を再利用したい場合は、カスタムフックを作成することができます。
  • useRefフック
    useRefフックを使ってDOM要素への参照を取得し、直接操作することも可能です。
  • onMouseEnterとonMouseLeave
    onMouseOveronMouseOutの代わりに、より正確にホバー状態を検知したい場合はonMouseEnteronMouseLeaveイベントを使用できます。
  • アクセシビリティ
    キーボード操作など、他の入力方法についても考慮する必要があります。
  • パフォーマンス
    頻繁に状態が変化する場合は、パフォーマンスに注意が必要です。



CSS ModulesやStyled Componentsを用いたスタイリング

  • Styled Components
    JavaScriptでCSSを記述し、コンポーネントにスタイリングを組み込むことができます。
    import styled from 'styled-components';
    
    const MyButton = styled.button`
      background-color: white;
      &:hover {
        background-color: blue;
      }
    `;
    
    const MyComponent = () => {
      return <MyButton>Hover me!</MyButton>;
    };
    
  • CSS Modules
    ローカルスコープのCSSを作成し、コンポーネント内でCSSクラスを直接使用できます。
    import styles from './MyComponent.module.css';
    
    const MyComponent = () => {
      return (
        <div className={styles.myElement}>
          Hover me!
        </div>
      );
    };
    
    // MyComponent.module.css
    .myElement {
      background-color: white;
    }
    .myElement:hover {
      background-color: blue;
    }
    

カスタムフックの作成

  • 再利用可能なロジック
    ホバー状態の管理ロジックをカスタムフックとして抽出し、複数のコンポーネントで再利用できます。
    import { useState } from 'react';
    
    function useHover() {
      const [isHovered, setIsHovered] = useState(false);
    
      const handleMouseOver = () => setIsHovered(true);
      const handleMouseOut = () => setIsHovered(false);
    
      re   turn [isHovered, handleMouseOver, handleMouseOut];
    }
    

useRefフックを用いたDOM操作

  • 直接的な操作
    useRefフックでDOM要素への参照を取得し、直接操作することも可能です。
    import { useRef, useEffect } from 'react';
    
    const MyComponent = () => {
      const ref = useRef(null);
    
      useEffect(() => {
        const element = ref.current;
        element.addEventListener('mouseover', () => {
          // ホバー時の処理
        });
        element.addEventListener('mouseout', () => {
          // ホバー終了時の処理
        });
        return () => {
          element.removeEventListener('mouseover', () => {});
          element.removeEventListener('mouseout', () => {});
        };
      }, []);
    
      return <div ref={ref}>Hover me!</div>;
    };
    
  • アニメーション
    Framer Motionなどのアニメーションライブラリと組み合わせることで、より滑らかなホバーエフェクトを実現できます。
  • ライブラリ
    React用のUIライブラリ(Material UI、Ant Designなど)は、多くの場合、ホバー状態を扱うためのコンポーネントやフックを提供しています。
  • 高度なアニメーション
    アニメーションライブラリ
  • UIライブラリを使用する場合
    ライブラリが提供する機能
  • DOM操作が必要な場合
    useRefフック
  • 複雑なロジックや再利用
    カスタムフック
  • シンプルで静的なスタイル
    CSS ModulesやStyled Components

hover reactjs



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