React フォームの状態更新

2024-09-24

React.js での props 変更による状態の更新

React.js では、コンポーネントに渡される props が変更されると、コンポーネントの状態 (state) を更新することができます。これにより、新しい props に基づいてコンポーネントのレンダリングや動作を調整することができます。

useEffect Hook を使用する

最も一般的な方法は、useEffect Hook を使用することです。これは、コンポーネントがレンダリングされるたびに実行される効果的な方法です。

import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  return <div>{value}</div>;
}
  • [initialValue] は、useEffectinitialValue が変更されたときにのみ実行されるように依存性配列を指定しています。
  • useEffect Hook 内で、initialValue が変更されたときに setValue を呼び出して、value の状態を更新しています。
  • initialValue は外部から渡される prop です。

componentDidUpdate ライフサイクルメソッド (クラスコンポーネント)

クラスコンポーネントの場合、componentDidUpdate ライフサイクルメソッドを使用することもできます。

import React, { Component } from 'react';

class MyComponent extends Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.stat   e = { value: props.initialValue };
  }

  componentDidUpdate(prevProps) {
    if (prevProps.initialValue !== this.props.initialValue) {
      this.setState({ value: this.pro   ps.initialValue });
    }
  }

  render() {
    const { value } = this.state;
    return <div>{value}</div>;
  }
}
  • componentDidUpdate 内で、prevProps.initialValuethis.props.initialValue を比較し、変更があった場合に setState を呼び出して状態を更新しています。

注意点

  • 状態の更新は、setState メソッドを使用してください。直接状態を更新することは避けてください。
  • 依存性配列を適切に設定してください。不適切な依存性配列は、不要な再レンダリングを引き起こす可能性があります。



React フォームの状態更新の例

import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyForm({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  const handleChange = (   event) => {
    setValue(event.target.value);
  };

  return (
    <form>
      <input type="text" value={value} onChange={handleChange} />
      <butto   n type="submit">Submit</button>
    </form>
  );
}
  • 入力値の変更
    handleChange 関数を呼び出して、入力フィールドの値が変更されたときに value の状態を更新します。
  • 状態の更新
    useEffect Hook を使用して、initialValue が変更されたときに value の状態を更新します。
  • 初期値の設定
    initialValue プロパティを使用して、フォームの初期値を設定します。
import React, { Component } from 'react';

class MyForm extends Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = { value: props.initialValue };
  }

  componentDidUpdate(prevProps) {
    if (prevProps.initialValue !== this.props.initialValue) {
      this.setState({ value: this.pro   ps.initialValue });
    }
  }

  handleChange = (event) => {
    this.setState({ value: event.target.value    });
  };

  render() {
    const { value } = this.state;
    return (
      <form>
        <input type="text" value={value} onChange={this.handleChange} />
        <button type="submit">Submit</button>
      </form>
    );
  }
}
  • 状態の更新
    componentDidUpdate ライフサイクルメソッドを使用して、initialValue が変更されたときに value の状態を更新します。



Controlled Components

React のフォーム要素を controlled components として扱うことで、状態の更新を直接管理することができます。

``javascript import React, { useState } from 'react';

function MyForm({ initialValue }) { const [value, setValue] = useState(initialValue);

const handleChange = (event) => { setValue(event.target.value); };

return ( <form> <input type="text" value={value} onChange={handleChange} /> <button type="submit">Submit</button> </form> ); }  


- フォーム要素の `value` 属性に状態変数 `value` を設定します。
- フォーム要素の `onChange` イベントハンドラで、状態変数を更新します。

### 2. `useReducer` Hook
`useReducer` Hook を使用`javascript
import React, { useReducer } from 'react';

function reducer(state, action) {
  switch (action.type) {
    case 'UPDATE_VALUE':
      return { ...state, value: action.payload };
    default:
      return state;
  }
}

function MyForm({ initialValue }) {
  const [state, dispatch] = useReducer(reducer, { value: initialValue });

  const handleChange = (event) => {
    dispatch({ type: 'UPDATE_VALUE', payload: event.target.value });
  };

  return (
    <form>
      <input type="text" value={state.value} onChange={handleChange} />
      <button type="submit">Submit</button>
    </form>
  );
}
  • dispatch 関数を呼び出して、状態を更新します。
  • リデューサー関数を使用して、状態の更新を管理します。
  • useReducer Hook を使用して、状態とディスパッチャ関数を取得します。

カスタム Hook

状態更新のロジックを再利用するために、カスタム Hook を`javascript import React, { useState } from 'react';

return [value, handleChange]; }  


- カスタム Hook `useControlledValue` を定義し、状態と変更ハンドラを返します。
- コンポーネントでカスタム Hook を使用して、状態を更新します。

これらの方法を状況に応じて使い分け、効率的で読みやすいフォームの状態管理を実現することができます。

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