Reactパフォーマンス向上に必須!「key」プロパティの使い方

2024-07-27

Reactコンポーネントの「key」プロパティにアクセスする方法

propsオブジェクトを使用する

コンポーネントに「key」プロパティを渡すには、親コンポーネントからpropsオブジェクトとして渡します。例えば、以下のコードのようにListItemコンポーネントにidプロパティを渡します。

const ListItem = (props) => {
  return <div key={props.id}>{props.text}</div>;
};

親コンポーネントでListItemコンポーネントを使用する場合は、以下のようになります。

const App = () => {
  const items = [
    { id: 1, text: 'Item 1' },
    { id: 2, text: 'Item 2' },
    { id: 3, text: 'Item 3' },
  ];

  return (
    <ul>
      {items.map((item) => (
        <ListItem key={item.id} text={item.text} />
      ))}
    </ul>
  );
};

useMemoフックを使用する

useMemoフックを使用して、コンポーネント内で「key」プロパティを生成することもできます。例えば、以下のコードのようにidプロパティに基づいて「key」プロパティを生成します。

const ListItem = () => {
  const id = useMemo(() => Math.random(), []);
  return <div key={id}>{props.text}</div>;
};

この方法を使用する場合は、useMemoフックの第2引数として空の配列を渡すことで、idプロパティが変更されるたびに「key」プロパティが再生成されないようにする必要があります。

「key」プロパティを使用する利点

  • リスト内のアイテムの順序を維持することができます。
  • コンポーネントの再レンダリングを減らし、アプリケーションをよりレスポンシブにすることができます。
  • 仮想DOMの更新を効率化し、パフォーマンスを向上させることができます。

注意事項

  • コンポーネント内で「key」プロパティを生成する場合は、変更されるたびに再生成されるようにする必要があります。
  • 親コンポーネントから渡された「key」プロパティをそのまま使用する必要があります。
  • すべてのリストアイテムにユニークな「key」プロパティを割り当てる必要があります。



const ListItem = (props) => {
  return <div key={props.id}>{props.text}</div>;
};

const App = () => {
  const items = [
    { id: 1, text: 'Item 1' },
    { id: 2, text: 'Item 2' },
    { id: 3, text: 'Item 3' },
  ];

  return (
    <ul>
      {items.map((item) => (
        <ListItem key={item.id} text={item.text} />
      ))}
    </ul>
  );
};

この例では、useMemoフックを使用して、コンポーネント内で「key」プロパティを生成しています。

const ListItem = () => {
  const id = useMemo(() => Math.random(), []);
  return <div key={id}>{props.text}</div>;
};

const App = () => {
  const items = [
    { text: 'Item 1' },
    { text: 'Item 2' },
    { text: 'Item 3' },
  ];

  return (
    <ul>
      {items.map((item) => (
        <ListItem key={useMemo(() => Math.random(), [])} text={item.text} />
      ))}
    </ul>
  );
};



リスト内のアイテムのインデックスを「key」プロパティとして使用する方法です。これは最もシンプルですが、非推奨とされています。なぜなら、アイテムが挿入や削除された場合、「key」プロパティが不一致になり、予期しない動作を引き起こす可能性があるからです。

const ListItem = (props, index) => {
  return <div key={index}>{props.text}</div>;
};

const App = () => {
  const items = ['Item 1', 'Item 2', 'Item 3'];

  return (
    <ul>
      {items.map((item, index) => (
        <ListItem key={index} text={item} />
      ))}
    </ul>
  );
};

データオブジェクトのプロパティを使用する

リスト内のアイテムにユニークなIDプロパティがある場合は、そのプロパティを「key」プロパティとして使用できます。

const ListItem = (props) => {
  return <div key={props.item.id}>{props.item.text}</div>;
};

const App = () => {
  const items = [
    { id: 1, text: 'Item 1' },
    { id: 2, text: 'Item 2' },
    { id: 3, text: 'Item 3' },
  ];

  return (
    <ul>
      {items.map((item) => (
        <ListItem key={item.id} item={item} />
      ))}
    </ul>
  );
};

createElementを使用する

稀なケースですが、createElement関数を使用してReact要素を作成する場合、「key」プロパティを直接指定できます。

const ListItem = (props) => {
  return React.createElement('div', { key: props.id }, props.text);
};

const App = () => {
  const items = [
    { id: 1, text: 'Item 1' },
    { id: 2, text: 'Item 2' },
    { id: 3, text: 'Item 3' },
  ];

  return (
    <ul>
      {items.map((item) => (
        <ListItem key={item.id} id={item.id} text={item.text} />
      ))}
    </ul>
  );
};

reactjs



JavaScript, React.js, JSX: 複数の入力要素を1つのonChangeハンドラーで識別する

問題 React. jsで複数の入力要素(例えば、複数のテキストフィールドやチェックボックス)があり、それぞれに対して同じonChangeハンドラーを適用したい場合、どのように入力要素を区別して適切な処理を行うことができるでしょうか?解決方法...


Reactの仮想DOMでパフォーマンスを劇的に向上させる!仕組みとメリットを完全網羅

従来のDOM操作と汚れたモデルチェック従来のWeb開発では、DOMを直接操作することでユーザーインターフェースを構築していました。しかし、DOM操作はコストが高く、パフォーマンスの低下を招きます。そこで、汚れたモデルチェックという手法が登場しました。これは、DOMの状態をモデルとして保持し、変更があった箇所のみを更新することで、パフォーマンスを向上させるものです。...


React コンポーネント間通信方法

React では、コンポーネント間でのデータのやり取りや状態の管理が重要な役割を果たします。以下に、いくつかの一般的な方法を紹介します。子コンポーネントは、受け取った props を使用して自身の状態や表示を更新します。親コンポーネントで子コンポーネントを呼び出す際に、props としてデータを渡します。...


React JSX プロパティ動的アクセス

React JSX では、クォート内の文字列に動的にプロパティ値を埋め込むことはできません。しかし、いくつかの方法でこれを回避できます。カッコ内でのJavaScript式クォート内の属性値全体を JavaScript 式で囲むことで、プロパティにアクセスできます。...


React JSXで<select>選択設定

React JSXでは、<select>要素内のオプションをデフォルトで選択するために、selected属性を使用します。この例では、"Coconut" オプションがデフォルトで選択されています。selected属性をそのオプションに直接指定しています。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScriptとReactJSにおけるthis.setStateの非同期処理と状態更新の挙動

解決策:オブジェクト形式で状態を更新する: 状態を更新する場合は、オブジェクト形式で更新するようにする必要があります。プロパティ形式で更新すると、既存のプロパティが上書きされてしまう可能性があります。非同期処理を理解する: this. setStateは非同期処理であるため、状態更新が即座に反映されないことを理解する必要があります。状態更新後に何か処理を行う場合は、コールバック関数を使用して、状態更新が完了してから処理を行うようにする必要があります。


Reactでブラウザリサイズ時にビューを再レンダリングする

JavaScriptやReactを用いたプログラミングにおいて、ブラウザのサイズが変更されたときにビューを再レンダリングする方法について説明します。ReactのuseEffectフックは、コンポーネントのレンダリング後に副作用を実行するのに最適です。ブラウザのサイズ変更を検知し、再レンダリングをトリガーするために、以下のように使用します。


Reactでカスタム属性にアクセスする

Reactでは、イベントハンドラーに渡されるイベントオブジェクトを使用して、イベントのターゲット要素に関連付けられたカスタム属性にアクセスすることができます。カスタム属性を設定ターゲット要素にカスタム属性を追加します。例えば、data-プレフィックスを使用するのが一般的です。<button data-custom-attribute="myValue">Click me</button>


ReactJSのエラー解決: '<'トークン問題

日本語解説ReactJSで開発をしている際に、しばしば遭遇するエラーの一つに「Unexpected token '<'」があります。このエラーは、通常、JSXシンタックスを正しく解釈できない場合に発生します。原因と解決方法JSXシンタックスの誤り タグの閉じ忘れ すべてのタグは、対応する閉じタグが必要です。 属性の引用 属性値は常に引用符(シングルまたはダブル)で囲む必要があります。 コメントの誤り JavaScriptスタイルのコメント(//や/* ... */)は、JSX内で使用できません。代わりに、HTMLスタイルのコメント(``)を使用します。


React ドラッグ機能実装ガイド

React でコンポーネントや div をドラッグ可能にするには、通常、次のステップに従います。React DnD ライブラリを使用することで、ドラッグアンドドロップ機能を簡単に実装できます。このライブラリの useDrag フックは、ドラッグ可能な要素を定義するために使用されます。