【初心者向け】React、Webpack、BabelでIEで発生する『Symbol is undefined』エラーを解決する方法

2024-07-27

ReactJS、Webpack、BabelJS における IE での 'Symbol' エラーの解決策

原因: Symbol 型は ES6 で導入された新しい機能であり、古いブラウザではサポートされていません。BabelJS は ES6 コードを古いブラウザで実行できるようにトランスパイルしますが、Symbol 型は自動的にトランスパイルされない場合があります。

解決策:

@babel/runtime をインストールする:

npm install @babel/runtime

.babelrc ファイルに @babel/runtime の設定を追加する:

{
  "presets": ["@babel/preset-env"],
  "plugins": [
    "@babel/plugin-transform-runtime"
  ]
}

polyfill を使用する:

古いブラウザで Symbol 型をサポートする polyfill を使用することができます。いくつかの人気のある polyfill は次のとおりです:

これらの polyfill は、プロジェクトに直接インクルードするか、Webpack などを使用してロードすることができます。

Symbol 型を避ける:

Symbol 型は古いブラウザではサポートされていないため、コードから可能な限り削除することを検討してください。代わりに、文字列や数値などの代替手段を使用することができます。

  • IE 11 などの古いブラウザで最新の JavaScript 機能を使用する場合は、polyfill を使用するか、機能を古いブラウザと互換性のある方法で実装する必要があります。



import React, { useState, useEffect } from 'react';

const App = () => {
  const [symbol, setSymbol] = useState(Symbol('my-symbol'));

  useEffect(() => {
    console.log(symbol.description); // 'my-symbol' を出力
  }, [symbol]);

  return (
    <div>
      <h1>Symbol</h1>
      <p>{symbol.description}</p>
    </div>
  );
};

export default App;

.babelrc

{
  "presets": ["@babel/preset-env"],
  "plugins": [
    "@babel/plugin-transform-runtime"
  ]
}

package.json

{
  "name": "my-app",
  "version": "1.0.0",
  "dependencies": {
    "react": "^18.0.0",
    "react-dom": "^18.0.0",
    "@babel/core": "^7.18.2",
    "@babel/preset-env": "^7.18.2",
    "@babel/plugin-transform-runtime": "^7.18.2",
    "webpack": "^5.72.1"
  },
  "scripts": {
    "start": "webpack serve"
  }
}

webpack.config.js

const path = require('path');
const webpack = require('webpack');

module.exports = {
  mode: 'development',
  entry: './index.js',
  output: {
    filename: 'bundle.js',
    path: path.resolve(__dirname, 'dist'),
  },
  module: {
    rules: [
      {
        test: /\.js$/,
        use: {
          loader: 'babel-loader',
          options: {
            presets: ['@babel/preset-env'],
            plugins: ['@babel/plugin-transform-runtime'],
          },
        },
      },
    ],
  },
  plugins: [
    new webpack.ProvidePlugin({
      Symbol: 'core-js/symbol',
    }),
  ],
};
  1. 上記のコードを index.js, .babelrc, package.json, webpack.config.js というファイルに保存します。
  2. npm install コマンドを実行して、必要な依存関係をインストールします。
  3. npm start コマンドを実行して、Webpack 開発サーバーを起動します。
  4. ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスします。

このコードを実行すると、Symbol 型が IE 11 で正しく動作することが確認できます。

:

  • コードを実行する前に、プロジェクトの要件に合わせて調整する必要があります。



@babel/polyfill は、Symbol 型を含むさまざまな ES6 機能をサポートする polyfill です。@babel/polyfill を使用するには、次の手順を実行します:

  1. @babel/polyfill をインストールします:
npm install @babel/polyfill
  1. .babelrc ファイルに @babel/polyfill の設定を追加します:
{
  "presets": ["@babel/preset-env"],
  "plugins": [
    ["@babel/plugin-transform-runtime", { "regenerator": true }],
    "@babel/plugin-transform-regenerator"
  ]
}
  1. エントリーポイントファイル (index.js など) の先頭に @babel/polyfill をインポートします:
import 'core-js/stable';
import 'regenerator-runtime/runtime';

// ... 他のコード ...

regenerator-runtime を使用する:

regenerator-runtime は、Generator 関数と async/await 構文をサポートする polyfill です。regenerator-runtime を使用するには、次の手順を実行します:

  1. regenerator-runtime をインストールします:
npm install regenerator-runtime
  1. .babelrc ファイルに regenerator-runtime の設定を追加します:
{
  "presets": ["@babel/preset-env"],
  "plugins": [
    ["@babel/plugin-transform-runtime", { "regenerator": true }],
    "@babel/plugin-transform-regenerator"
  ]
}
import 'regenerator-runtime/runtime';

// ... 他のコード ...

Babel の @babel/core バージョンを更新する:

古いバージョンの Babel を使用している場合、'Symbol' エラーが発生する可能性があります。Babel の最新バージョンに更新して、問題が解決するかどうかを確認してください。

ブラウザの互換性リストを確認する:

使用しているブラウザが Symbol 型をサポートしていることを確認してください。古いブラウザを使用している場合は、新しいブラウザにアップグレードするか、polyfill を使用する必要があります。

コードを古いブラウザと互換性のある方法で記述する:

Symbol 型を避けるか、古いブラウザで動作するようにコードを書き換えることができます。


reactjs webpack babeljs



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