Reactアプリケーション開発で迷ったらコレ! React vs ReactDOM

2024-07-27

React vs ReactDOM ?

React

Reactは、ユーザーインターフェース構築のためのJavaScriptライブラリです。主な機能は以下の3つです。

コンポーネントベースの開発

Reactは、UIを再利用可能なコンポーネントに分割することを可能にします。コンポーネントは、独自のロジックと状態を持つ独立したモジュールです。

仮想DOM

Reactは、実際のDOMを抽象化した仮想DOMを使用します。仮想DOMは、実際のDOMよりも軽量で高速な操作が可能で、パフォーマンス向上に貢献します。

一方向データフロー

Reactは、データが親コンポーネントから子コンポーネントへ一方方向に伝達される一方向データフローを採用します。これにより、コードの理解と保守が容易になります。

ReactDOM

ReactDOMは、Reactと実際のDOMとの間の橋渡し役となるライブラリです。主な機能は以下の2つです。

コンポーネントのレンダリング

ReactDOMは、Reactコンポーネントを実際のDOMにレンダリングする機能を提供します。

DOM操作

ReactDOMは、findDOMNode()などのAPIを提供し、実際のDOM要素へのアクセスと操作を可能にします。

ReactとReactDOMは、密接に連携して動作し、Reactアプリケーション開発を支えます。ReactはUI構築のための核となるライブラリであり、ReactDOMはReactと実際のDOMを繋ぐ役割を果たします。

それぞれの役割を理解することで、Reactアプリケーションをより効率的に開発することができます。

  • React Nativeは、Reactのモバイルアプリ開発向けフレームワークです。ReactとReactDOMの概念を踏襲していますが、ReactDOMではなく独自のレンダリングエンジンを使用します。
  • ReactとReactDOMは、バージョン14.0で分割されました。それ以前は、React単一のライブラリに含まれていました。



// Reactコンポーネント
const App = () => {
  const [count, setCount] = useState(0);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1);
  };

  return (
    <div>
      <h1>カウント: {count}</h1>
      <button onClick={handleClick}>+</button>
    </div>
  );
};

// ReactDOMによるレンダリング
ReactDOM.render(<App />, document.getElementById('root'));

このコードでは、AppというReactコンポーネントを定義しています。Appコンポーネントは、countという状態変数とhandleClickというイベントハンドラを持っています。

handleClickイベントハンドラは、count状態変数を1増加させます。

ReactDOM.render()関数を使用して、AppコンポーネントをrootというIDを持つDOM要素にレンダリングします。

このコードを実行すると、ブラウザに「カウント: 0」と表示されます。「+」ボタンをクリックすると、カウントが1ずつ増えていきます。




ReactとReactDOMの公式ドキュメントには、チュートリアルやコースが用意されています。これらのチュートリアルやコースを通して、ReactとReactDOMの基本的な使い方を学ぶことができます。

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実践的なプロジェクトに取り組む

実際にReactとReactDOMを使ってアプリケーション開発を行うことは、学習効果を高める最も有効な方法です。


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