Angular の ngOnChanges ライフサイクルフックをマスターして、オブジェクト変更を逃さない！
Angular2 で @Input で送信されたオブジェクトのプロパティ変更の onChanges を取得する方法
このような場合、ngOnChanges ライフサイクルフックを使用することができます。 ngOnChanges は、コンポーネントに入力プロパティの変更が検出されたときに呼び出されるフックです。 このフックを使用して、変更されたプロパティにアクセスし、それに応じて処理を行うことができます。
以下は、ngOnChanges を使用して @Input で送信されたオブジェクトのプロパティ変更を検出する方法の例です。
import { Component, Input, OnChanges } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
template: `
<p>First Name: {{ user.firstName }}</p>
<p>Last Name: {{ user.lastName }}</p>
`
})
export class MyComponent implements OnChanges {
@Input() user: any;
ngOnChanges(changes: SimpleChanges) {
if (changes['user']) {
console.log('User object changed:', changes['user'].currentValue);
// 変更されたプロパティにアクセスして処理を行う
const firstName = changes['user'].currentValue.firstName;
const lastName = changes['user'].currentValue.lastName;
// ...
}
}
}
この例では、MyComponent コンポーネントには user という @Input プロパティがあります。 このプロパティは、firstName と lastName というプロパティを持つオブジェクトです。
ngOnChanges メソッドは、changes オブジェクトを引数として受け取ります。 このオブジェクトには、変更されたプロパティに関する情報が含まれています。
changes['user'] にアクセスすると、変更された user オブジェクトに関する情報にアクセスできます。 currentValue プロパティには、変更後の値が含まれています。
上記の例では、console.log を使用して変更されたプロパティをログに記録しています。 また、変更されたプロパティにアクセスして処理を行っています。
ngOnChanges を使用して、@Input で送信されたオブジェクトのプロパティ変更を検出および処理することができます。 これは、コンポーネント間でデータを共有し、そのデータが変更されたときにそれに応じて処理を行う必要がある場合に役立ちます。
補足事項
ngOnChangesは、コンポーネントが最初に初期化されるときに一度だけ呼び出されます。その後、入力プロパティが変更されるたびに呼び出されます。ngOnChanges内で、パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、複雑な処理を実行することは避けてください。- プロパティの変更を検出する別の方法として、
@ViewChildまたはContentChildディレクティブを使用して子コンポーネントにアクセスし、そのコンポーネントのイベントをリッスンする方法があります。
サンプルコード：オブジェクトのプロパティ変更の検出と処理
my-component.ts
import { Component, Input, OnChanges } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
template: `
<p>First Name: {{ user.firstName }}</p>
<p>Last Name: {{ user.lastName }}</p>
<button (click)="updateUser()">Update User</button>
`
})
export class MyComponent implements OnChanges {
@Input() user: any = { firstName: 'John', lastName: 'Doe' };
ngOnChanges(changes: SimpleChanges) {
if (changes['user']) {
console.log('User object changed:', changes['user'].currentValue);
this.updateUserFullName(); // 変更されたプロパティに基づいて処理を行う
}
}
updateUser() {
this.user.firstName = 'Jane';
this.user.lastName = 'Smith';
}
updateUserFullName() {
const fullName = `${this.user.firstName} ${this.user.lastName}`;
console.log('Full Name:', fullName);
}
}
<my-component [user]="user"></my-component>
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
template: `
<h1>ngOnChanges Example</h1>
<p>Current User: {{ user.firstName }} {{ user.lastName }}</p>
`
})
export class AppComponent {
user = { firstName: 'John', lastName: 'Doe' };
}
この例では、以下の処理が行われます。
my-component.tsでMyComponentコンポーネントを作成します。userという @Input プロパティを定義し、デフォルト値を設定します。ngOnChangesメソッドを実装し、userプロパティが変更されたときに呼び出されるようにします。ngOnChangesメソッド内で、変更されたuserオブジェクトをログに記録し、updateUserFullNameメソッドを呼び出します。updateUserFullNameメソッドは、userオブジェクトのfirstNameとlastNameプロパティを使用して、完全な名前をログに記録します。userプロパティを定義し、MyComponentにバインドします。
この例を実行すると、以下の出力がコンソールに表示されます。
User object changed: { firstName: "Jane", lastName: "Smith" }
Full Name: Jane Smith
Angular で @Input で送信されたオブジェクトのプロパティ変更を検出するその他の方法
Observables を使用する
@Input で送信されたオブジェクトを Observable に変換し、その Observable を購読することで、プロパティ変更を検出することができます。 以下は、その方法の例です。
import { Component, Input, OnChanges, Observable, of } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
template: `
<p>First Name: {{ user.firstName }}</p>
<p>Last Name: {{ user.lastName }}</p>
`
})
export class MyComponent {
@Input() user$: Observable<any>;
ngOnInit() {
this.user$.subscribe(user => {
console.log('User object changed:', user);
// 変更されたプロパティにアクセスして処理を行う
const firstName = user.firstName;
const lastName = user.lastName;
// ...
});
}
}
この例では、user$ という @Input プロパティを定義し、Observable に変換しています。 この Observable は、user オブジェクトの変更を発行します。
ngOnInit メソッド内で、user$ Observable を購読しています。 購読時に、Observable から発行される値が user 変数に代入されます。
EventEmitter を使用する
import { Component, Input, Output, EventEmitter } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
template: `
<p>First Name: {{ user.firstName }}</p>
<p>Last Name: {{ user.lastName }}</p>
`
})
export class MyComponent {
@Input() user: any;
@Output() userChange = new EventEmitter<any>();
ngOnChanges(changes: SimpleChanges) {
if (changes['user']) {
this.userChange.emit(changes['user'].currentValue);
}
}
}
親コンポーネント
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
template: `
<h1>EventEmitter Example</h1>
<my-component (userChange)="onUserChange($event)"></my-component>
`
})
export class AppComponent {
user = { firstName: 'John', lastName: 'Doe' };
onUserChange(user: any) {
console.log('User object changed:', user);
// 変更されたプロパティにアクセスして処理を行う
const firstName = user.firstName;
const lastName = user.lastName;
// ...
}
}
この例では、userChange という @Output EventEmitter を定義し、user オブジェクトの変更を発行します。
ngOnChanges メソッド内で、userChange EventEmitter に user オブジェクトを発行しています。
app.component.html で my-component を使用し、userChange イベントを onUserChange メソッドにバインドしています。
onUserChange メソッドは、userChange イベントから発行される user オブジェクトを受け取ります。 このメソッド内で、変更されたプロパティをログに記録し、処理を行っています。
ngOnDestroy ライフサイクルフックを使用して、@Input で送信されたオブジェクトのプロパティ変更を検出する監視を解除することができます。 以下は、その方法の例です。
import { Component, Input, OnDestroy } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'my-component',
template: `
<p>First Name: {{ user.firstName }}</p>
<p>Last Name: {{ user.lastName }}</p>
`
})
export class MyComponent implements OnDestroy {
@Input() user: any;
private userSubscription: Subscription;
angular
