Angular 2.0 でのモーダルダイアログについて

2024-10-10

Angular 2.0 では、モーダルダイアログを実装する際に、主に次のアプローチが採用されます。

Bootstrap 4との連携

  • ng-bootstrap
    ng-bootstrapは、Bootstrap 4のコンポーネントをAngular 2.0に統合するためのサードパーティライブラリです。モーダルダイアログ、ツールチップ、ポップオーバーなどのコンポーネントが含まれています。
  • Angular Material
    Angular Materialは、Angular 2.0用の公式デザインシステムです。Bootstrap 4をベースとしており、モーダルダイアログを含むさまざまなコンポーネントを提供します。

手動実装

  • Component Approach
    Angular 2.0のコンポーネント機能を利用して、モーダルダイアログをカスタム実装します。ダイアログのテンプレートとコンポーネントクラスを作成し、適切なイベントハンドラーやサービスを使用してダイアログの表示や非表示を制御します。

Third-party Libraries

  • PrimeNG
    PrimeNGは、Angular 2.0用の豊富なUIコンポーネントを提供するサードパーティライブラリです。モーダルダイアログを含むさまざまなコンポーネントが含まれています。

具体的な実装例(Angular Materialの場合)

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { MatDialog } from '@angular/material/dialog';

@Component({
  selector: 'app-modal-dialog',
  templateUrl: './modal-dialog.component.html',
  style   Urls: ['./modal-dialog.component.css']
})
export class ModalDialogComponent implement   s OnInit {

  constructor(public dialogRef: MatDialogRef<ModalDialogComponent>,
              @Inject(MAT_DIALOG_DATA) public data: any) { }

     ngOnInit() {
  }

  onNoClick(): void {
    this.dialogRef.close();
  }
}
<button mat-raised-button color="primary" (click)="openDialog()">Open Dialog</button>

<ng-template #dialogTemplate>
  <h2 mat-dialog-title>Dialog Title</h2>
  <mat-dialog-content>
    </mat-dialog-content>
  <mat-dialog-actions>
    <button mat-button [mat-dialog-close]="false">Cancel</button>
    <button mat-button [mat-dialog-close]="tru   e">Save</button>
  </mat-dialog-actions>
</ng-template>

重要なポイント

  • アクセシビリティ
    モーダルダイアログは、キーボード操作やスクリーンリーダーに対応する必要があります。
  • レスポンシブデザイン
    モーダルダイアログは、画面サイズに合わせて適切に表示されるように設計する必要があります。
  • データの受け渡し
    MAT_DIALOG_DATAトークンを使用して、ダイアログを開く際にデータを渡すことができます。
  • ダイアログの表示と非表示
    MatDialogサービスを使用してダイアログを表示し、dialogRef.close()を使用してダイアログを閉じます。



Angular 2.0 でのモーダルダイアログ実装例(Angular Material)

HTMLファイル(modal-dialog.component.html

<button mat-raised-button color="primary" (click)="openDialog()">Open Dialog</button>

<ng-template #dialogTemplate>
  <h2 mat-dialog-title>Dialog Title</h2>
  <mat-dialog-content>
    </mat-dialog-content>
  <mat-dialog-actions>
    <button mat-button [mat-dialog-close]="false">Cancel</button>
    <button mat-button [mat-dialog-close]="tru   e">Save</button>
  </mat-dialog-actions>
</ng-template>

TypeScriptファイル(modal-dialog.component.ts

import { Component, OnInit, Inject } from '@angular/core';
import { MatDialog, MatDialogRef, MAT_DIALOG_DATA } from '@angular/material/dia   log';

@Component({
  selector: 'a   pp-modal-dialog',
  templateUrl: './modal-dialog.component.html',
  styleUrls: ['./modal-dialog.component.css']
})
export class ModalDialogComponent implement   s OnInit {

  constructor(public dialogRef: MatDialogRef<ModalDialogComponent>,
              @Inject(MAT_DIALOG_DATA) public data: any) { }

     ngOnInit() {
  }

  openDialog(): void {
    const dialogRef = this.dialog.open(ModalDialogComponent, {
      width: '250px',
      data: {name: 'John Doe'}
    });

    dialogRef.afterClosed().subscribe(result => {
      console.log(`Dialog result: ${result}`);
    });
  }
}

コード解説

  1. HTMLファイル

    • <button>タグでダイアログを開くためのボタンを作成します。
    • <ng-template>タグを使用してダイアログのテンプレートを定義します。
    • mat-dialog-titlemat-dialog-contentmat-dialog-actionsはAngular Materialのダイアログコンポーネントの要素です。
  2. TypeScriptファイル

    • MatDialogサービスを使用してダイアログを表示します。
    • open()メソッドでダイアログを開き、widthプロパティを使用してダイアログの幅を設定し、dataプロパティを使用してダイアログにデータを渡します。
    • afterClosed()メソッドを使用して、ダイアログが閉じられたときに実行される処理を定義します。

動作

  1. ボタンをクリックすると、openDialog()メソッドが呼び出されます。
  2. MatDialogサービスのopen()メソッドを使用してダイアログが表示されます。
  3. ダイアログが閉じられたときに、afterClosed()メソッドのコールバックが実行され、ダイアログの結果がコンソールにログされます。



コンポーネントベースのアプローチ

  • ダイアログの表示
    適切なタイミングでダイアログサービスを呼び出し、ダイアログコンポーネントを表示します。
  • ダイアログサービス
    ダイアログの表示、非表示、データの受け渡しを管理するサービスを作成します。
  • ダイアログコンポーネントの作成
    ダイアログのコンテンツとスタイルを定義するコンポーネントを作成します。

テンプレートリファレンスとビューコンテナー

  • ダイアログの表示
    適切なタイミングでビューコンテナーのメソッドを呼び出し、ダイアログテンプレートを表示または非表示にします。
  • ビューコンテナー
    ダイアログの表示や非表示を制御するためにビューコンテナーを使用します。
  • テンプレートリファレンス
    ダイアログのテンプレート要素にテンプレートリファレンスを割り当てます。

カスタムディレクティブ

  • ダイアログの表示
    要素にカスタムディレクティブを適用することで、ダイアログを表示または非表示にします。
  • カスタムディレクティブの作成
    ダイアログの表示や非表示を制御するためのカスタムディレクティブを作成します。

具体的な実装例(コンポーネントベースのアプローチ)

// dialog.component.ts
import { Component, Input, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'app-dialog',
  templateUrl: './dialog.component.html',
  styleUrls: ['./dialog.componen   t.css']
})
export class DialogComponent {
  @Input() title: string;
  @   Input() message: string;
  @Output() closed = new EventEmitter<boolean>();

  close(result: boolean) {
    this.closed.emit(result);
  }
}
// dialog.service.ts
import { Injectable } from '@angular/core';
import { ComponentRef, ApplicationRef, Injector } from '@angular/core';

@Injectable()
export class DialogService {
  constructor(private appRef: ApplicationRef, private injector: Injector) {}

  open(component: any, title: string, message: string): ComponentRef<any> {
    const componentRef = this.appRef.bootstrap(component, injector);
    componentRef.instance.title = title;
    componentRef.instance.message = message;
    return componentRef;
  }
}
// app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';
import { DialogService } from './dialog.service';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class    AppComponent {
  constructor(priva   te dialogService: DialogService) {}

  openDialog() {
    const dialogRef = this.dialogService.open(DialogComponent, 'Dialog Title', 'This is a dialog message.');

    dialogRef.instance.closed.subscribe(result => {
      console.log('Dialog closed:', result);
    });
  }
}
  • ビューコンテナー
    ビューコンテナーを使用する場合には、適切なタイミングでテンプレートを表示または非表示にする必要があります。
  • イベントバインディング
    コンポーネント間の通信には、イベントバインディングを使用します。
  • サービスの利用
    ダイアログの表示や非表示を管理するサービスを作成することで、コードのモジュール化とテスト性を高めます。
  • コンポーネントの分離
    ダイアログのコンテンツとロジックをコンポーネントに分割することで、コードの再利用性と保守性を向上させます。

modal-dialog angular



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