Angular での複雑な UI を構築する:ngFor と ng-content を組み合わせた高度なテクニック

2024-06-27

Angularでng-contentをngFor内で使用できるのか?

予期しない挙動

ngFor内でng-contentを使用すると、ループで生成された要素ごとにng-contentの内容が複製されてしまうため、意図しないHTML構造になってしまう可能性があります。

非効率的なコード

ngFor内でng-contentを使用すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。これは、ngForが各ループイテレーションでng-contentを解析する必要があるためです。

代替手段

ng-contentngFor内で使用したい場合は、以下の代替手段を検討してください。

ngTemplateとTemplateRefを使用する

  • ngTemplateを使用して、ng-contentで投影される内容を定義します。
  • TemplateRefを使用して、ngFor内でngTemplateをインスタンス化します。
  • この方法により、ループごとにng-contentの内容を制御することができます。

カスタム директиваを使用する

  • カスタム директиを作成して、ngForng-contentの機能を組み合わせます。
  • この方法により、より柔軟な制御が可能になりますが、コードが複雑になる可能性があります。

    補足

    • ngForは、配列やイテレータブルなオブジェクトをループ処理するための構造 директиです。
    • ng-contentは、コンポーネント内で投影されるコンテンツを定義するための構造 директиです。



    ngTemplateとTemplateRefを使用したサンプルコード

    HTML

    <app-my-component [items]="items">
      <ng-template #itemTemplate let-item>
        <h2>{{ item.name }}</h2>
        <p>{{ item.description }}</p>
      </ng-template>
    </app-my-component>
    

    コンポーネント

    import { Component, Input, TemplateRef } from '@angular/core';
    
    @Component({
      selector: 'app-my-component',
      template: `
        <ul>
          <li *ngFor="let item of items; templateRef: itemTemplate">
            </li>
        </ul>
      `,
    })
    export class MyComponent {
      @Input() items: any[];
    
      constructor(private templateRef: TemplateRef<any>) {}
    }
    

    説明

    • このコードでは、app-my-componentというコンポーネントを作成しています。
    • itemsという入力プロパティを使用して、コンポーネントにデータを渡します。
    • ng-templateを使用して、itemTemplateというテンプレートを定義します。
    • ngFor директиを使用して、items配列をループ処理します。
    • templateRefプロパティを使用して、ngFor директиにitemTemplateテンプレートを渡します。
    • ngFor директиは、各ループイテレーションでitemTemplateテンプレートをインスタンス化し、item変数に現在のアイテムを渡します。
    • itemTemplateテンプレートは、item変数を使用して、アイテムの名前と説明を表示します。

    この例のように、ngTemplateTemplateRefを使用すると、ngFor内でng-contentの内容を柔軟に制御することができます。

    カスタム директиを使用したサンプルコード

    <app-my-component [items]="items">
      </app-my-component>
    
    import { Component, Input, Directive, TemplateRef } from '@angular/core';
    
    @Component({
      selector: 'app-my-component',
      template: `
        <ul>
          <li *appMyFor="let item; templateRef: itemTemplate">
            </li>
        </ul>
      `,
    })
    export class MyComponent {
      @Input() items: any[];
    
      constructor(private templateRef: TemplateRef<any>) {}
    }
    
    @Directive({
      selector: '[appMyFor]',
    })
    export class MyForDirective {
      @Input() appMyFor: any[];
      @Input() templateRef: TemplateRef<any>;
    
      constructor(private viewContainerRef: ViewContainerRef) {}
    
      ngOnInit() {
        for (const item of this.appMyFor) {
          const template = this.templateRef.createEmbeddedView({ item });
          this.viewContainerRef.insertTemplate(template);
        }
      }
    }
    
    • このコードでは、appMyForというカスタム директиを作成しています。
    • appMyFor директиは、appMyForという入力プロパティを使用して、データを受け取ります。
    • templateRefという入力プロパティを使用して、テンプレートを受け取ります。
    • ngOnInitライフサイクルフックの中で、appMyForプロパティをループ処理します。
    • インスタンス化されたテンプレートをviewContainerRefを使用してビューコンテナに挿入します。

    ng-contentngFor内で使用することは推奨されていませんが、ngTemplateTemplateRef、またはカスタム директиを使用することで、ngFor内でng-contentの内容を制御することができます。

    上記の情報が、ng-contentngForを理解し、プロジェクトでそれらを効果的に使用するための参考になれば




    ngFor内でng-contentを使用する代替方法

    これは最も一般的な代替手段です。この方法では、以下の手順を実行します。

      この方法の利点は、以下の通りです。

      • 比較的シンプルなコードで実現できます。
      • 冗長なテンプレートが必要になる場合があります。
      • ネストされたテンプレートが複雑になり、コードを読みづらくする可能性があります。

      <app-my-component [items]="items">
        <ng-template #itemTemplate let-item>
          <h2>{{ item.name }}</h2>
          <p>{{ item.description }}</p>
        </ng-template>
      </app-my-component>
      
      import { Component, Input, TemplateRef } from '@angular/core';
      
      @Component({
        selector: 'app-my-component',
        template: `
          <ul>
            <li *ngFor="let item of items; templateRef: itemTemplate">
            </li>
          </ul>
        `,
      })
      export class MyComponent {
        @Input() items: any[];
      
        constructor(private templateRef: TemplateRef<any>) {}
      }
      
      • 柔軟性に優れています。
      • 複雑な要件にも対応できます。
      • コードが複雑になる可能性があります。
      <app-my-component [items]="items">
      </app-my-component>
      
      import { Component, Input, Directive, TemplateRef } from '@angular/core';
      
      @Component({
        selector: 'app-my-component',
        template: `
          <ul>
            <li *appMyFor="let item; templateRef: itemTemplate">
            </li>
          </ul>
        `,
      })
      export class MyComponent {
        @Input() items: any[];
      
        constructor(private templateRef: TemplateRef<any>) {}
      }
      
      @Directive({
        selector: '[appMyFor]',
      })
      export class MyForDirective {
        @Input() appMyFor: any[];
        @Input() templateRef: TemplateRef<any>;
      
        constructor(private viewContainerRef: ViewContainerRef) {}
      
        ngOnInit() {
          for (const item of this.appMyFor) {
            const template = this.templateRef.createEmbeddedView({ item });
            this.viewContainerRef.insertTemplate(template);
          }
        }
      }
      

      ngForOfを使用する

      ngForOf директиは、オブジェクトのプロパティをループ処理するために使用できます。この方法を使用すると、各プロパティの値をng-contentに投影することができます。

      • オブジェクトのプロパティをループ処理するのに適しています。
      • 配列をループ処理するのには適していません。
      • オブジェクトのプロパティにアクセスする必要があるため、柔軟性に欠けます。
      <app-my-component [items]="items">
        <ng-content select="[itemProp]"></ng-content>
      </app-my-component>
      
      import { Component, Input } from '@angular/core';
      
      @Component({
        selector: 'app-my-component',
        template: `
          <ul>
            <li *ngFor="let item of items">
              <ng-content select="[itemProp]"></ng-content>
            </li>
          </ul>
        `,
      })
      export class MyComponent {
        @Input() items: any
      

      angular


      Angular 2 Number パイプ: パラメータ、使い方、サンプルコード、代替方法

      Number パイプを使用するには、テンプレートの中で以下の構文を使用します。number: フォーマットする数値format: オプションのパラメータ。数値の書式設定を指定します。Number パイプには、以下のパラメータを指定することができます。...


      Angular 2 単体テストで「Cannot find name 'describe'」エラーが発生!原因と解決方法

      Angular 2 で単体テストを実行しようとすると、「Cannot find name 'describe'」というエラーが発生する可能性があります。このエラーは、テストコード内に Jasmine の describe 関数が定義されていないことが原因です。...


      package.json ファイルに Angular CLI と特定のバージョンの Angular の依存関係を指定する

      Angular アプリケーションを開発するには、Angular CLI が必要です。Angular CLI は、新しい Angular プロジェクトの作成、コンポーネントの生成、コードのビルド、テスト、デプロイなど、さまざまなタスクを実行するためのコマンドラインツールです。...


      【初心者でも安心】Angular 4 ユニットテスト「TypeError: ctor is not a constructor」の解決策を画像付きで徹底解説

      Angular 4 でユニットテストを実行中に TypeError: ctor is not a constructor エラーが発生することがあります。これは、モックされたプロバイダの useClass オプションが誤って設定されていることが原因で発生します。...


      JavaScript、Angular、Nginx の専門家が語る:Angular キャッシュクリアの秘訣

      Angular アプリケーションをデプロイした後、キャッシュをクリアする必要がある場合があります。これは、新しいバージョンが正しく表示されるようにするため、およびパフォーマンスを向上させるためです。キャッシュクリアの必要性Angular は、パフォーマンスを向上させるために、テンプレート、コンポーネント、スタイルシートなどの静的ファイルをキャッシュします。しかし、新しいバージョンをデプロイした場合、キャッシュされたファイルは古いバージョンのままとなり、新しい機能や修正が反映されない可能性があります。...


      SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



      Angular テンプレートで ngIf と ngFor を安全に使用する方法

      エラーの原因*ngIf は、条件に基づいて要素を表示または非表示を切り替えるディレクティブです。一方、*ngFor は、ループを使用してリスト内の各項目に対してテンプレートを繰り返しレンダリングするディレクティブです。同じ要素に両方のディレクティブを同時に使用すると、以下のいずれかのエラーが発生する可能性があります。


      Angular 2 で @ViewChild アノテーションが undefined を返す原因と解決策

      Angular 2 の @ViewChild アノテーションを使用すると、コンポーネント内のテンプレート要素への参照を取得できます。しかし、場合によっては、アノテーションが undefined を返すことがあります。原因この問題は、以下のいずれかの原因によって発生する可能性があります。


      ngFor の index 変数でループ処理をパワーアップ!

      このディレクティブには、index という特別な変数があり、ループ内の現在のアイテムのインデックスを表します。この変数は、テンプレート内の任意の場所でアクセスできます。index 変数は、属性値として使用することもできます。これは、ループ内のアイテムに個別の属性を設定する場合に役立ちます。


      Angular テンプレートでオブジェクトのキーと値をループする 3 つの方法

      キーと値を個別にループするキーと値をオブジェクトとしてループするこの解説では、それぞれの方法を例を用いて説明します。この方法は、オブジェクトのキーと値を個別にループしたい場合に適しています。この例では、object というオブジェクトをループし、key と value というプロパティにアクセスしています。


      クエリパラメータ、パスカルパラメータ、状態オブジェクト:Angular ルーティングでデータを渡す3つの方法

      URLにデータを含めて渡す方法です。親コンポーネントのテンプレートで、routerLink ディレクティブにqueryParams オプションを指定します。渡したいデータは、オブジェクト形式で指定します。子コンポーネントでは、ActivatedRoute サービスの queryParams プロパティからデータを取得できます。


      BehaviorSubject/ReplaySubjectで@Input()値の変化を検知する

      ここでは、以下の3つの方法について解説します。ngOnChangesライフサイクルフックを使用する@Input()デコレータにsetterを追加するBehaviorSubject/ReplaySubjectを使用するAngularは、コンポーネントの入力プロパティが変更された際にngOnChangesライフサイクルフックを呼び出します。このフック内で、previousValueとcurrentValueを比較することで、値の変化を検知できます。


      Angular CLIでコンポーネントを作成して特定のモジュールに追加する方法

      Angular CLIがインストールされていることターミナルまたはコマンドプロンプトを使用できることターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、プロジェクトディレクトリに移動します。以下のコマンドを実行して、コンポーネントを生成します。<component-name> はコンポーネント名に置き換えます。


      Angular テンプレートでワンランク上の表現! *ngIf else とその他の方法を比較

      上記のように、*ngIf ディレクティブに条件式を記述し、else 構文でテンプレートを指定します。条件式には、変数や演算子を使用することができます。複数の条件を組み合わせるために、ネストされた *ngIf を使用することができます。*ngIf と ngSwitch を組み合わせて、より複雑な条件分岐を実現することができます。


      【徹底解説】Angular 2 で ngFor と ng-template を組み合わせる際のレンダリング問題を解決する方法

      Angular 2 において、ngFor ディレクティブと ng-template を組み合わせる場合、特定の条件下でテンプレートが出力されない問題が発生することがあります。原因この問題は、いくつかの要因が複合的に作用することで発生します。