React: コンストラクタ vs デフォルトプロパティ vs その他 - 使い分け徹底ガイド

2024-07-27

React コンストラクタ: ES6 vs ES7

ES6 コンストラクタ

ES6 では、コンストラクタを使用してコンポーネントの状態とプロパティを初期化します。

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      count: 0
    };
  }

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

この例では、コンストラクタ内で this.state オブジェクトを定義し、初期状態として count プロパティに 0 を設定しています。

ES7 では、コンストラクタを使用せずに、クラス内に直接状態とプロパティを定義することができます。

class MyComponent extends React.Component {
  state = {
    count: 0
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

この例では、state プロパティを直接クラス内に定義し、初期状態として count プロパティに 0 を設定しています。

ES7 コンストラクタ初期化には、以下の利点があります。

  • 状態の初期化を明示的に記述できる
  • コンストラクタ内で実行する処理を減らすことができる
  • コードがより簡潔で読みやすくなる

ES6 コンストラクタと ES7 コンストラクタ初期化のどちらを使用するかは、個人の好みやプロジェクトの要件によって異なります。

  • React 公式ドキュメントでは、ES6 コンストラクタの使用が推奨されています。
  • ES7 コンストラクタ初期化は、まだ提案段階であり、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。



class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      count: 0
    };
  }

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}
class MyComponent extends React.Component {
  state = {
    count: 0
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

説明

上記のコード例は、MyComponent という React コンポーネントを定義しています。このコンポーネントは、ボタンをクリックするとカウント値を 1 ずつ増やす機能を提供します。

どちらを使用するか

  • ES7 コンストラクタ初期化 は、コードがより簡潔で読みやすくなり、コンストラクタ内で実行する処理を減らすことができます。
  • ES6 コンストラクタ は、従来の JavaScript の書き方に慣れている開発者にとって馴染みやすいです。



getInitialState() メソッドは、React 0.13 以前で使用されていた方法です。このメソッドは、コンポーネントの初期状態を返す関数です。

class MyComponent extends React.Component {
  getInitialState() {
    return {
      count: 0
    };
  }

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

デフォルトプロパティ

デフォルトプロパティを使用して、コンポーネントのプロパティにデフォルト値を設定することができます。

class MyComponent extends React.Component {
  static defaultProps = {
    count: 0
  };

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.props.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.props.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

この例では、defaultProps プロパティを使用して、count プロパティのデフォルト値を 0 に設定しています。

defaultProps と getDerivedStateFromProps()

defaultPropsgetDerivedStateFromProps() メソッドを組み合わせて、コンポーネントの状態を初期化することができます。

class MyComponent extends React.Component {
  static defaultProps = {
    count: 0
  };

  static getDerivedStateFromProps(nextProps, prevState) {
    if (nextProps.count !== prevState.count) {
      return {
        count: nextProps.count
      };
    }
    return null;
  }

  render() {
    return (
      <div>
        <p>カウント: {this.state.count}</p>
        <button onClick={() => this.setState({ count: this.state.count + 1 })}>
          カウントアップ
        </button>
      </div>
    );
  }
}

この例では、defaultProps プロパティを使用して、count プロパティのデフォルト値を 0 に設定しています。また、getDerivedStateFromProps() メソッドを使用して、count プロパティが変更された場合に状態を更新しています。


reactjs



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