Angular CLIのSASSオプションについて (日本語)

2024-10-09

Angular CLIは、Angularアプリケーションの開発を効率化するためのコマンドラインインターフェースです。その中で、SASS (Syntactically Awesome Stylesheets)のサポートも提供しています。

Angular CLIでのSASSのデフォルト設定

  • SASSのコンパイラ
    node-sass (または dart-sass)
  • SASSのローダー
    sass-loader
  • SCSSファイルの拡張子
    .scss

SASSオプションは、angular.jsonファイルのプロジェクト設定内で指定します。


{
  "projects": {
    "my-app": {
      "architect": {
        "build": {
          "options": {
            "styles": [
              "src/styles.scss"
            ],
            "sassOptions": {
              "includePaths": [
                "src/styles"
              ]
            }
          }
        }
      }
    }
  }
}

この例では、sassOptionsオブジェクトを使用して、SASSのコンパイラに渡すオプションを指定しています。

よく使われるSASSオプション

  • sourceMap
    ソースマップを生成するかどうかを指定します。
  • outputStyle
    CSSの出力スタイルを指定します (nested, expanded, compact, compressed)。
  • precision
    小数点以下の桁数を指定します。
  • includePaths
    SASSファイルからインポートするファイルのパスを指定します。
"sassOptions": {
  "includePaths": ["node_modules"],
  "precision": 8,
  "outputStyle": "expanded",
  "sourceMap": true
}

さらに詳しい情報

Angular CLIのドキュメントを参照すると、より詳細なSASSオプションと使い方を知ることができます。




angular.jsonファイルでのSASSオプションの設定

{
  "projects": {
    "my-app": {
      "architect": {
        "build": {
          "options": {
            "styles": [
              "src/styles.scss"
            ],
            "sassOptions": {
              "includePaths": [
                "src/styles"
              ],
              "precision": 8,
              "outputStyle": "expanded",
              "sourceMap": true
            }
          }
        }
      }
    }
  }
}
  • outputStyle
    CSSの出力スタイルをexpandedに設定します。
  • includePaths
    src/stylesディレクトリを指定することで、その中のSASSファイルからインポートできるようになります。

SASSファイルでのインポートと使用

// src/styles.scss
@import "variables";
@import "mixins";

body {
  background-color: $primary-color;
  @include rounded(10px);
}
  • @include rounded(10px);は、mixinsファイルで定義されたroundedミックスインを使用しています。
  • variablesmixinsは、他のSASSファイルで定義された変数やミックスインをインポートしています。

SASSファイルでの変数とミックスインの定義

// src/styles/variables.scss
$primary-color: #007bff;

// src/styles/mixins.scss
@mixin rounded($radius) {
  border-radius: $radius;
}
  • mixins.scssでミックスインを定義しています。
  • variables.scssで変数を定義しています。

Angularコンポーネントでのスタイルの適用

// src/app/app.component.scss
.app {
  font-family: Roboto, sans-serif;
}
  • コンポーネントのテンプレートファイルに関連するスタイルを定義します。



Webpackのカスタムローダー


  • // webpack.config.js
    module.exports = {
      module: {
        rules: [
          {
            test: /\.scss$/,
            use: [
              'style-loader',
              'css-loader',
              {
                loader: 'sass-loader',
                options: {
                  // SASSオプションを設定
                }
              }
            ]
          }
        ]
      }
    };
    
  • 方法
    Webpackのカスタムローダーを作成し、angular.jsonファイルで設定します。
  • 利点
    最も柔軟な方法でSASSを処理できます。

ng-cli-webpack


  • // angular.json
    "architect": {
      "build": {
        "builder": "@angular-devkit/build-angular:browser",
        "options": {
          // ...
          "webpackConfig": "./webpack.config.js"
        }
      }
    }
    
  • 方法
    ng-cli-webpackプラグインをインストールし、angular.jsonファイルで設定します。
  • 利点
    Angular CLIの機能を維持しながら、Webpackのカスタマイズが可能になります。

SASSのプレプロセッサ


  • # package.json
    "scripts": {
      "build": "sass src/styles.scss dist/styles.css"
    }
    
  • 方法
    SASSのプレプロセッサ(Dart Sass、node-sass)を直接使用し、ビルドスクリプトで設定します。
  • 利点
    SASSの機能を拡張できます。

CSS Modules


  • // src/app/app.component.scss
    :local(.app) {
      // コンポーネント固有のスタイル
    }
    
  • 方法
    Angular CLIのCSS Modules機能を使用し、コンポーネントのスタイルファイルでモジュールを有効にします。
  • 利点
    CSSのスコープを限定し、名前衝突を防止できます。

angular sass angular-cli



Angular バージョン確認方法

AngularJSのバージョンは、通常はHTMLファイルの<script>タグで参照されているAngularJSのライブラリファイルの名前から確認できます。例えば、以下のように参照されている場合は、AngularJS 1.8.2を使用しています。...


Sass変数とcalc()関数の連携

SassはCSSの拡張言語であり、変数を定義し、再利用することができます。この機能は、CSSの計算式であるcalc()関数と組み合わせて、より柔軟なレイアウトやスタイルを作成するために使用することができます。まず、Sassで変数を定義します。変数名はドル記号($)で始まり、その後に変数の名前を指定します。例えば、$base-font-sizeという変数を定義して、基本的なフォントサイズを格納することができます。...


Angular ファイル入力リセット方法

Angularにおいて、<input type="file">要素をリセットする方法は、主に2つあります。この方法では、<input type="file">要素の参照を取得し、そのvalueプロパティを空文字列に設定することでリセットします。IEの互換性のために、Renderer2を使ってvalueプロパティを設定しています。...


Android Studio adb エラー 解決

エラーの意味 このエラーは、Android StudioがAndroid SDK(Software Development Kit)内のAndroid Debug Bridge(adb)というツールを見つけることができないことを示しています。adbは、Androidデバイスとコンピュータの間で通信するための重要なツールです。...


node-sass 再インストール問題和訳

node. js、sass、gulpを使用するプログラミングにおいて、「Try reinstalling node-sass on node 0.12」というメッセージは、通常、node-sassモジュールがnode 0.12環境と互換性がないか、または正しくインストールされていないことを示しています。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



SCSSとSassの違いについて(日本語)

SCSSとSassは、どちらもCSSを拡張するプログラミング言語です。どちらもCSSの構文を拡張し、より効率的で読みやすいスタイルシートを作成するための機能を提供します。Sass CSSの構文を拡張したもので、SCSSと同じ機能をサポートしています。ただし、Sassは独自の構文を使用しており、インデントによってブロックを定義します。Sassのファイル拡張子は


SCSSでCSSインポート ## (Importing CSS in SCSS)

SCSSはCSSの拡張版であり、さまざまな機能を提供します。そのうちのひとつに、他のCSSファイルをインポートする機能があります。これにより、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。"path/to/your/css/file


Sassの--watchオプションと自動minifyについて

SassはCSSの拡張言語で、より柔軟で強力なスタイルシートを作成することができます。その中でも、--watchオプションは、Sassファイルの変更を監視し、自動的にコンパイルしてくれる便利な機能です。minifyとは、CSSファイルのサイズを縮小する処理のことです。不要な空白やコメントを削除することで、ファイルサイズを小さくし、ページの読み込み速度を向上させることができます。


Sass擬似要素セレクタ解説

:after と :before は、Sass(およびCSS)において、要素のコンテンツの前後(それぞれ)に生成される擬似要素です。これらを使用することで、要素のコンテンツに影響を与えることなく、スタイルを適用することができます。content:擬似要素に挿入するコンテンツを指定します。


Sassで背景色の透明度調整

Sassを使用すると、CSSの背景色を設定する際に透明度を簡単に指定することができます。これは、ヘックスコードをRGBA形式に変換することで実現されます。RGBA形式 赤、緑、青の各色を0から255の値で指定し、最後にアルファ値(透明度)を0から1の範囲で指定します。例えば、rgba(255