Angular 2 で条件付き処理をマスター! Ternary Operator、カスタムディレクティブ、RxJS を駆使したテクニック
Angular 2 における条件付きパイプの使用
条件付きパイプの使用例
以下の例は、gender
プロパティに基づいてユーザーの名前を表示するパイプの例です。
<p>名前: {{ user.name | titleCase | genderedName }}</p>
この例では、以下のパイプを使用しています。
genderedName
: 性別に基づいて接尾辞を追加します。titleCase
: 名前を大文字に変換します。
genderedName
パイプはカスタムパイプであり、以下のロジックを実装しています。
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'genderedName'
})
export class GenderedNamePipe implements PipeTransform {
transform(value: string, gender: string): string {
if (gender === 'male') {
return value + '-さん';
} else if (gender === 'female') {
return value + '-様';
} else {
return value;
}
}
}
このパイプは、ユーザーの性別に応じて適切な接尾辞を名前に追加します。
NgIf ディレクティブと組み合わせての使用
条件付きパイプを NgIf
ディレクティブと組み合わせて使用することで、より複雑な条件ロジックを実現することができます。
以下の例は、ユーザーの年齢に基づいてメッセージを表示する例です。
<p *ngIf="user.age >= 18">
{{ user.name }} さんは成人です。
</p>
<p *ngIf="user.age < 18">
{{ user.name }} さんは未成年です。
</p>
この例では、NgIf
ディレクティブを使用して、ユーザーの年齢に基づいてメッセージを表示するかどうかを制御しています。
条件付きパイプは、さまざまなユースケースで使用できます。以下に、いくつかの例を紹介します。
- 複数の値を条件に応じて結合する
- 値を条件に応じて異なるフォーマットで表示する
- 特定の条件を満たす場合のみ値を表示する
条件付きパイプと NgIf
ディレクティブを組み合わせることで、Angular 2 テンプレートにおいて強力で柔軟なロジックを実現することができます。これらのツールを効果的に活用することで、より洗練されたかつユーザーフレンドリーなアプリケーションを開発することができます。
リソース
<p>名前: {{ user.name | titleCase | genderedName }}</p>
TypeScript
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'genderedName'
})
export class GenderedNamePipe implements PipeTransform {
transform(value: string, gender: string): string {
if (gender === 'male') {
return value + '-さん';
} else if (gender === 'female') {
return value + '-様';
} else {
return value;
}
}
}
<p *ngIf="user.age >= 18">
{{ user.name }} さんは成人です。
</p>
<p *ngIf="user.age < 18">
{{ user.name }} さんは未成年です。
</p>
以下のコードは、特定の条件を満たす場合のみ値を表示する例です。
<p *ngIf="user.isActive">
{{ user.name }} さんはアクティブです。
</p>
以下のコードは、値を条件に応じて異なるフォーマットで表示する例です。
<p>年齢: {{ user.age | number | (user.age >= 18 ? 'adult' : 'child') }}</p>
以下のコードは、複数の値を条件に応じて結合する例です。
<p>フルネーム: {{ user.firstName }} {{ user.lastName | uppercase }}</p>
Ternary Operator
条件付きパイプの代わりに、テンプレート内で Ternary Operator を使用することができます。
<p>名前: {{ user.name | titleCase }} {{ user.gender === 'male' ? '-さん' : '-様' }}</p>
この例では、Ternary Operator を使用して、ユーザーの性別に基づいて接尾辞を動的に追加しています。
Custom Directive
複雑な条件ロジックを実装する場合は、カスタムディレクティブを作成することができます。
import { Directive, Input, TemplateRef } from '@angular/core';
@Directive({
selector: '[userAge]'
})
export class UserAgeDirective {
@Input() userAge: number;
@Input() template: TemplateRef<any>;
constructor(private templateRef: TemplateRef<any>) {}
ngOnInit() {
if (this.userAge >= 18) {
this.templateRef.createEmbeddedView({});
}
}
}
<p *userAge="user.age">
{{ user.name }} さんは成人です。
</p>
RxJS Observable
非同期処理を扱う場合は、RxJS Observable を使用することができます。
import { Component, OnInit, Observable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
@Component({
selector: 'app-root',
template: `
<p>名前: {{ user$ | async | titleCase | genderedName }}</p>
`
})
export class AppComponent implements OnInit {
user$: Observable<User>;
constructor(private http: HttpClient) {}
ngOnInit() {
this.user$ = this.http.get('/api/user');
}
}
interface User {
name: string;
gender: string;
}
この例では、RxJS Observable を使用して API からユーザーデータを非同期に取得しています。
Angular 2 における条件付きパイプの使用方法は、状況に応じてさまざまな方法が考えられます。上記で紹介した方法はほんの一例であり、最適な方法はプロジェクトの要件によって異なります。
どの方法を選択する場合でも、以下の点に注意する必要があります。
- パフォーマンス
- 保守性
- コードの読みやすさ
angular conditional-statements angular-pipe