テンプレート駆動フォーム vs Reactive Forms: それぞれのユースケース
Angular 2 テンプレート駆動フォームにおける ngForm へのアクセス方法
一方、Reactive Formsは、より複雑なフォームロジックを構築するのに適しており、コンポーネントのTypeScriptコードでフォームコントロールを定義します。
このチュートリアルでは、テンプレート駆動フォームにおいて、コンポーネントから ngForm インスタンスにアクセスする方法について解説します。
ngForm は、テンプレート駆動フォームを表すディレクティブです。このディレクティブは、フォームの値、ステータス、バリデーションエラーなどの情報にアクセスするためのプロパティとメソッドを提供します。
コンポーネントから ngForm インスタンスにアクセスするには、以下の2つの方法があります。
テンプレート参照変数を使用する
HTMLテンプレート内に、ngForm ディレクティブにテンプレート参照変数を割り当てることができます。このテンプレート参照変数を使用して、コンポーネントのTypeScriptコードから ngForm インスタンスにアクセスすることができます。
<form #myForm="ngForm">
</form>
上記の例では、myForm
というテンプレート参照変数が ngForm ディレクティブに割り当てられています。コンポーネントのTypeScriptコードでは、このテンプレート参照変数を使用して ngForm インスタンスにアクセスすることができます。
export class MyComponent {
@ViewChild('myForm') myForm: NgForm;
onSubmit() {
console.log(this.myForm.value); // フォームの値を取得
}
}
@angular/core の ViewChild デコレータを使用する
コンポーネントのTypeScriptコードで、@angular/core モジュールの ViewChild デコレータを使用して、ngForm インスタンスに直接アクセスすることができます。
export class MyComponent {
@ViewChild(NgForm) myForm: NgForm;
onSubmit() {
console.log(this.myForm.value); // フォームの値を取得
}
}
ngForm インスタンスを使用して、以下の操作を実行することができます。
- フォームの値を取得する
- フォームのステータスをチェックする
- フォームをリセットする
- フォームコントロールにアクセスする
- フォームバリデーションエラーを取得する
テンプレート駆動フォームにおいて、コンポーネントから ngForm インスタンスにアクセスすることは、フォームの値やステータスを操作したり、バリデーションエラーを処理したりする際に役立ちます。
上記で説明した2つの方法を使用して、コンポーネントから ngForm インスタンスにアクセスすることができます。ニーズに合わせて適切な方法を選択してください。
Angular 2 テンプレート駆動フォームにおける ngForm アクセス - サンプルコード
HTML テンプレート
<form #myForm="ngForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
<input type="text" [(ngModel)]="name" required #name="ngModel">
<input type="email" [(ngModel)]="email" required email #email="ngModel">
<button type="submit">送信</button>
</form>
上記のテンプレートでは、以下の要素があります。
#myForm
:ngForm ディレクティブに割り当てられたテンプレート参照変数[(ngModel)]="name"
:name プロパティと ngModel ディレクティブを双方向バインディングするrequired
:このフィールドは必須であることを示す#name="ngModel"
:name 入力フィールドに対するテンプレート参照変数email
:このフィールドがメールアドレスであることを示す(ngSubmit)="onSubmit()"
:フォーム送信時に onSubmit メソッドを呼び出す
コンポーネント
import { Component, ViewChild } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-my-form',
templateUrl: './my-form.component.html',
styleUrls: ['./my-form.component.css']
})
export class MyFormComponent {
@ViewChild('myForm') myForm: NgForm;
name: string = '';
email: string = '';
onSubmit() {
console.log(this.myForm.value); // フォームの値を取得
console.log(`名前: ${this.name}`);
console.log(`メールアドレス: ${this.email}`);
}
}
@ViewChild('myForm') myForm: NgForm;
:ViewChild デコレータを使用して、myForm テンプレート参照変数から ngForm インスタンスを取得name: string = '';
:name プロパティを初期化onSubmit()
:フォーム送信時に呼び出されるメソッドconsole.log(this.myForm.value);
:フォームの値をコンソールに出力console.log(
名前: ${this.name});
:name プロパティの値をコンソールに出力
動作
- ユーザーがフォームに入力し、送信ボタンをクリックします。
onSubmit()
メソッドが呼び出されます。
このコードを参考に、ご自身のアプリケーションで ngForm を活用してください。
Angular 2 テンプレート駆動フォームにおける ngForm アクセス - その他の方法
これらの方法に加えて、ngForm にアクセスするためのその他の方法もいくつかあります。
ngModel ディレクティブには、control
というプロパティがあります。このプロパティは、ngModel ディレクティブがバインドされているフォームコントロールへの参照を提供します。
<input type="text" [(ngModel)]="name" #name="ngModel" required>
上記の例では、name
入力フィールドの control
プロパティを使用して、ngForm インスタンスにアクセスすることができます。
export class MyComponent {
onSubmit() {
console.log(name.control.value); // フォームの値を取得
}
}
Template-driven forms with FormGroup - Angular | by Krishnakumar | Medium を参照する
このブログ記事では、テンプレート駆動フォームで FormGroup を使用する方法について説明しています。FormGroup は、フォームコントロールの階層構造を表現するために使用できるクラスです。
https://medium.com/@tanvishah1409/beginner-in-angular-template-driven-forms-in-angular-b610f2380fb8
Angular 2 Reactive Forms Tutorial - scotch.io を参照する
このチュートリアルでは、Reactive Forms を使用してフォームを作成する方法について説明しています。Reactive Forms は、より複雑なフォームロジックを構築するのに適しており、コンポーネントのTypeScriptコードでフォームコントロールを定義します。
- ニーズに合わせて適切な方法を選択してください。
- 上記で紹介した方法は、ほんの一例です。
- その他にも、さまざまな方法で ngForm にアクセスすることができます。
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