【初心者向け】Angular 2 テンプレートで列挙型を使用する方法:サンプルコード付き

2024-06-27

Angular 2 テンプレートで列挙型を使用する方法

列挙型の定義

まず、TypeScript で列挙型を定義する必要があります。例:

enum Size {
  Small = 0,
  Medium = 1,
  Large = 2
}

この例では、Size という名前の列挙型を定義し、SmallMediumLarge という 3 つの定数を定義しています。

テンプレートで列挙型を使用する

列挙型をテンプレートで使用するには、次の構文を使用します。

{{ property | enum:enumType }}

ここで、

  • property は、列挙型の値を含むプロパティです。
  • enumType は、使用する列挙型の種類です。

例:

<select [(ngModel)]="selectedSize">
  <option *ngFor="let size of Size" value="{{ size }}">{{ size | enum:Size }}</option>
</select>

この例では、selectedSize プロパティを使用して、ドロップダウンリストから選択されたサイズを保持しています。ngFor ディレクティブを使用して、Size 列挙型のすべての値をループし、option 要素を生成します。enum パイプを使用して、各サイズの値をその表示名に変換します。

列挙型の利点

テンプレートで列挙型を使用する利点は次のとおりです。

  • 可読性の向上: テンプレートのコードがより読みやすくなり、理解しやすくなります。
  • 保守性の向上: 列挙型の値を変更する必要がある場合、テンプレートのコードを 1 か所で変更するだけです。
  • 型安全性の向上: コンパイラは、列挙型の値が有効な値であることを確認できます。これにより、実行時エラーを防ぐことができます。

列挙型を使用して、テンプレートで次の操作を実行することもできます。

  • ボタンの状態を表す
  • CSS クラスを適用する
  • データをフィルタリングする

Angular 2 テンプレートで列挙型を使用すると、テンプレートのコードをより読みやすく、保守しやすくすることができます。また、型安全性を向上させ、実行時エラーを防ぐのにも役立ちます。




app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';

enum Size {
  Small = 0,
  Medium = 1,
  Large = 2
}

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
  selectedSize: Size = Size.Medium;
  sizes = Size;
}
<select [(ngModel)]="selectedSize">
  <option *ngFor="let size of sizes" value="{{ size }}">{{ size | enum:sizes }}</option>
</select>

<p>選択されたサイズ: {{ selectedSize | enum:sizes }}</p>
/* styles */

このコードでは、次のことを行っています。

  1. Size という名前の列挙型を定義します。
  2. AppComponent コンポーネントを作成します。
  3. selectedSize プロパティを使用して、選択されたサイズを保持します。
  4. sizes プロパティを使用して、Size 列挙型のすべての値を保持します。
  5. テンプレートで、select 要素を使用してドロップダウンリストを生成します。
  6. option 要素を生成し、その値をサイズの値に設定します。
  7. enum パイプを使用して、各サイズの値をその表示名に変換します。
  8. p 要素を使用して、選択されたサイズを表示します。

このサンプルコードを拡張して、独自のニーズに合わせて列挙型を使用することができます。

このサンプルコードは、基本的な例です。実際のアプリケーションでは、より複雑な列挙型とテンプレートを使用する必要がある場合があります。

以下は、サンプルコードを拡張できるいくつかのアイデアです。

  • 複数の列挙型を定義する
  • 列挙型を使用して CSS クラスを適用する



Angular 2 テンプレートで列挙型を使用するその他の方法

ngSwitch ディレクティブを使用して、列挙型の値に基づいてテンプレートの一部を切り替えることができます。例:

<ng-container [ngSwitch]="selectedSize">
  <ng-container *ngSwitchCase="Size.Small">
    <p>選択されたサイズは小です。</p>
  </ng-container>
  <ng-container *ngSwitchCase="Size.Medium">
    <p>選択されたサイズは中です。</p>
  </ng-container>
  <ng-container *ngSwitchCase="Size.Large">
    <p>選択されたサイズは大きいです。</p>
  </ng-container>
</ng-container>

この例では、ngSwitch ディレクティブを使用して、selectedSize プロパティの値に基づいてテンプレートの一部を切り替えています。ngSwitchCase ディレクティブを使用して、各列挙型値に対応するテンプレート部分を定義します。

カスタムパイプを使用して、列挙型の値をその表示名に変換することができます。例:

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'enum'
})
export class EnumPipe implements PipeTransform {
  transform(value: number, enumType: any): string {
    return enumType[value];
  }
}
<p>選択されたサイズ: {{ selectedSize | enum:sizes }}</p>

この例では、EnumPipe という名前のカスタムパイプを作成しています。このパイプは、列挙型の値を受け取り、その表示名を返します。テンプレートで、enum パイプを使用して、selectedSize プロパティの値をその表示名に変換します。

バインディングを使用する

列挙型の値をテンプレートの要素に直接バインドすることができます。例:

<button [disabled]="selectedSize === Size.Small">小サイズを選択</button>

この例では、disabled プロパティを selectedSize プロパティにバインドしています。selectedSizeSize.Small の場合、ボタンは無効になります。

これらの方法は、Angular 2 テンプレートで列挙型を使用するほんの一例です。ニーズに応じて、さまざまな方法を組み合わせて使用することができます。

上記で紹介した方法は、列挙型をテンプレートで使用するための出発点として役立ちます。ニーズに応じて、さまざまな方法を組み合わせて使用することができます。


angular


Angular パイプ vs コンポーネント: それぞれの役割と使い分け

Angularには、いくつかの組み込みパイプが用意されています。例えば、currencyPipe は数値を通貨形式に変換し、datePipe は日付をフォーマットすることができます。以下は、パイプを使用するテンプレートの例です。この例では、price 変数は currencyPipe を使用して通貨形式に変換され、date 変数は datePipe を使用して長い日付形式に変換されます。...


Angular 2 で "View not updating after model changes" 問題を解決する

原因変更検知: Angular はデフォルトで自動的に変更検知を行いますが、いくつかのケースでは手動でトリガーする必要があります。データバインディング: データバインディング式が正しく設定されていない場合、ビューはモデルの変更を反映しません。...


AngularでngForリピートを特定の数のアイテムに制限する方法

方法sliceパイプを使用するsliceパイプを使用して、配列の最初のn個のアイテムのみを表示できます。上記の例では、items配列の最初のn個のアイテムのみがループ処理されます。ngIfを使用するngIfを使用して、特定の条件を満たすアイテムのみを表示できます。...


Angular CLIでCSSからSCSSへ移行する方法

新しいプロジェクトを作成する--style オプションで scss を指定すると、SCSS ファイルがデフォルトで作成されます。既存のプロジェクトを移行するには、以下の手順を実行します。angular-cli. json ファイルを開き、styles プロパティの値を...


Angular 2 で setTimeout 内で 'this' を使用する

この問題を解決するには、以下の2つの方法があります。ES6 のアロー関数を使用すると、this の参照を現在のコンテキストに固定することができます。以下の例のように、setTimeout 内で this を使用する場合、アロー関数を使用する必要があります。...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



ngModelとformControlNameを使ってinput type="file"をリセットする方法

ngModelとformControlNameを使うこの方法では、ngModelとformControlNameを使ってファイル入力をバインドします。resetForm()関数で、selectedFileをnullに設定し、form. get('file').reset()を使ってフォームコントロールをリセットします。


Custom Elements を使って jQuery プラグインを Angular コンポーネントとしてラップ

jQuery は、DOM 操作やイベント処理を簡潔に記述できる JavaScript ライブラリです。一方、Angular は、シングルページアプリケーション (SPA) 開発に特化した JavaScript フレームワークです。Angular で jQuery を使うには、いくつかの方法があります。


Angular HTML バインディングを使いこなして、効率的な開発を実現

Angular バインディングは、{{ }} 構文を使用してテンプレートに挿入されます。この構文には、バインディングの種類とターゲットを指定する式が含まれます。バインディングの種類プロパティバインディング: コンポーネントのプロパティを HTML 属性にバインドします。


Angular の Router サービスでルート変更を検知する方法

Router サービスは、Angular アプリケーションのルーティングを管理するサービスです。このサービスには、ルート変更を検知するためのいくつかのイベントがあります。NavigationStart イベントは、ルート変更が開始されたときに発生します。このイベントには、遷移先の URL などの情報が含まれます。


Angularでパイプを使いこなして開発を効率化!サービスとコンポーネントでの応用例

サービスでパイプを使用するには、次の手順を実行します。パイプをサービスにインポートする。サービスのメソッドでパイプを呼び出す。パイプの出力結果をテンプレートで表示する。例:この例では、UpperCasePipeというパイプを作成し、stringを大文字に変換する機能を提供しています。


Angularで動的なクラス名を生成する方法:テンプレートリテラル、Renderer2

例:この例では、isEnabled プロパティが true の場合、ボタン要素に active クラスが追加されます。その他の方法:三項演算子:オブジェクトリテラル:複数の条件:配列:ngClass と ngStyle の違い:ngClass はクラスの追加/削除に使用されます。


その他の解除方法: take(), takeUntil(), finalize(), refCount()

Subscription は、Observable からデータを受け取るためのオブジェクトです。subscribe() メソッドによって作成され、以下の処理を行います。Observable からデータを受け取り、next() メソッドで処理します。


BehaviorSubject/ReplaySubjectで@Input()値の変化を検知する

ここでは、以下の3つの方法について解説します。ngOnChangesライフサイクルフックを使用する@Input()デコレータにsetterを追加するBehaviorSubject/ReplaySubjectを使用するAngularは、コンポーネントの入力プロパティが変更された際にngOnChangesライフサイクルフックを呼び出します。このフック内で、previousValueとcurrentValueを比較することで、値の変化を検知できます。


Angular テンプレートでワンランク上の表現! *ngIf else とその他の方法を比較

上記のように、*ngIf ディレクティブに条件式を記述し、else 構文でテンプレートを指定します。条件式には、変数や演算子を使用することができます。複数の条件を組み合わせるために、ネストされた *ngIf を使用することができます。*ngIf と ngSwitch を組み合わせて、より複雑な条件分岐を実現することができます。


Angular 6 開発で発生するエラー「Could not find module "@angular-devkit/build-angular"」の対処法

このエラーが発生する主な原因は2つあります。@angular-devkit/build-angularモジュールのインストール不足Angular 6では、@angular-devkit/build-angularモジュールが開発依存関係として新たに導入されました。このモジュールがインストールされていない場合は、このエラーが発生します。