【初心者向け】Angular 2 テンプレートで列挙型を使用する方法:サンプルコード付き
Angular 2 テンプレートで列挙型を使用する方法
列挙型の定義
まず、TypeScript で列挙型を定義する必要があります。例:
enum Size {
Small = 0,
Medium = 1,
Large = 2
}
この例では、Size
という名前の列挙型を定義し、Small
、Medium
、Large
という 3 つの定数を定義しています。
テンプレートで列挙型を使用する
列挙型をテンプレートで使用するには、次の構文を使用します。
{{ property | enum:enumType }}
ここで、
property
は、列挙型の値を含むプロパティです。enumType
は、使用する列挙型の種類です。
例:
<select [(ngModel)]="selectedSize">
<option *ngFor="let size of Size" value="{{ size }}">{{ size | enum:Size }}</option>
</select>
この例では、selectedSize
プロパティを使用して、ドロップダウンリストから選択されたサイズを保持しています。ngFor
ディレクティブを使用して、Size
列挙型のすべての値をループし、option
要素を生成します。enum
パイプを使用して、各サイズの値をその表示名に変換します。
列挙型の利点
テンプレートで列挙型を使用する利点は次のとおりです。
- 可読性の向上: テンプレートのコードがより読みやすくなり、理解しやすくなります。
- 保守性の向上: 列挙型の値を変更する必要がある場合、テンプレートのコードを 1 か所で変更するだけです。
- 型安全性の向上: コンパイラは、列挙型の値が有効な値であることを確認できます。これにより、実行時エラーを防ぐことができます。
列挙型を使用して、テンプレートで次の操作を実行することもできます。
- ボタンの状態を表す
- CSS クラスを適用する
- データをフィルタリングする
Angular 2 テンプレートで列挙型を使用すると、テンプレートのコードをより読みやすく、保守しやすくすることができます。また、型安全性を向上させ、実行時エラーを防ぐのにも役立ちます。
app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';
enum Size {
Small = 0,
Medium = 1,
Large = 2
}
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
selectedSize: Size = Size.Medium;
sizes = Size;
}
<select [(ngModel)]="selectedSize">
<option *ngFor="let size of sizes" value="{{ size }}">{{ size | enum:sizes }}</option>
</select>
<p>選択されたサイズ: {{ selectedSize | enum:sizes }}</p>
/* styles */
このコードでは、次のことを行っています。
Size
という名前の列挙型を定義します。AppComponent
コンポーネントを作成します。selectedSize
プロパティを使用して、選択されたサイズを保持します。sizes
プロパティを使用して、Size
列挙型のすべての値を保持します。- テンプレートで、
select
要素を使用してドロップダウンリストを生成します。 option
要素を生成し、その値をサイズの値に設定します。enum
パイプを使用して、各サイズの値をその表示名に変換します。p
要素を使用して、選択されたサイズを表示します。
このサンプルコードを拡張して、独自のニーズに合わせて列挙型を使用することができます。
このサンプルコードは、基本的な例です。実際のアプリケーションでは、より複雑な列挙型とテンプレートを使用する必要がある場合があります。
以下は、サンプルコードを拡張できるいくつかのアイデアです。
- 複数の列挙型を定義する
- 列挙型を使用して CSS クラスを適用する
Angular 2 テンプレートで列挙型を使用するその他の方法
ngSwitch
ディレクティブを使用して、列挙型の値に基づいてテンプレートの一部を切り替えることができます。例:
<ng-container [ngSwitch]="selectedSize">
<ng-container *ngSwitchCase="Size.Small">
<p>選択されたサイズは小です。</p>
</ng-container>
<ng-container *ngSwitchCase="Size.Medium">
<p>選択されたサイズは中です。</p>
</ng-container>
<ng-container *ngSwitchCase="Size.Large">
<p>選択されたサイズは大きいです。</p>
</ng-container>
</ng-container>
この例では、ngSwitch
ディレクティブを使用して、selectedSize
プロパティの値に基づいてテンプレートの一部を切り替えています。ngSwitchCase
ディレクティブを使用して、各列挙型値に対応するテンプレート部分を定義します。
カスタムパイプを使用して、列挙型の値をその表示名に変換することができます。例:
import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';
@Pipe({
name: 'enum'
})
export class EnumPipe implements PipeTransform {
transform(value: number, enumType: any): string {
return enumType[value];
}
}
<p>選択されたサイズ: {{ selectedSize | enum:sizes }}</p>
この例では、EnumPipe
という名前のカスタムパイプを作成しています。このパイプは、列挙型の値を受け取り、その表示名を返します。テンプレートで、enum
パイプを使用して、selectedSize
プロパティの値をその表示名に変換します。
バインディングを使用する
列挙型の値をテンプレートの要素に直接バインドすることができます。例:
<button [disabled]="selectedSize === Size.Small">小サイズを選択</button>
この例では、disabled
プロパティを selectedSize
プロパティにバインドしています。selectedSize
が Size.Small
の場合、ボタンは無効になります。
これらの方法は、Angular 2 テンプレートで列挙型を使用するほんの一例です。ニーズに応じて、さまざまな方法を組み合わせて使用することができます。
上記で紹介した方法は、列挙型をテンプレートで使用するための出発点として役立ちます。ニーズに応じて、さまざまな方法を組み合わせて使用することができます。
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