@angular/platform-browser モジュールを使用してベース href を動的に設定する方法

2024-04-02

Angular 2+ でベース href を動的に設定する方法

Location サービスは、現在の URL とブラウザ履歴を操作するために使用できます。このサービスを使用してベース href を動的に設定するには、以下のコードを使用します。

import { Location } from '@angular/common';

constructor(private location: Location) {}

setBaseHref(href: string) {
  this.location.go(href);
}

このコードは、href パラメータで指定された URL にベース href を設定します。

@angular/platform-browser モジュールには、DomSanitizer サービスが含まれています。このサービスを使用して、安全な HTML コードを生成することができます。

import { DomSanitizer } from '@angular/platform-browser';

constructor(private sanitizer: DomSanitizer) {}

setBaseHref(href: string) {
  const safeHref = this.sanitizer.bypassSecurityTrustUrl(href);
  document.head.querySelector('base').setAttribute('href', safeHref);
}

このコードは、href パラメータで指定された URL を DomSanitizer サービスを使用して安全な URL に変換し、それを base タグの href 属性に設定します。

どちらの方法を使用するかは、アプリケーションの要件によって異なります。

  • Location サービスを使用する方法は、シンプルで使いやすいです。
  • @angular/platform-browser モジュールを使用する方法は、より安全ですが、コードが少し複雑になります。

以下の点にも注意が必要です。

  • ベース href を変更すると、アプリケーションのすべての URL が変更されます。
  • ベース href を変更する前に、すべての URL が正しく設定されていることを確認する必要があります。



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>Angular 2+ - Set base href dynamically</title>
  <base href="/">
</head>
<body>
  <app-root></app-root>
</body>
</html>
// app.component.ts
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Location } from '@angular/common';

@Component({
  selector: 'app-root',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  constructor(private location: Location) {}

  ngOnInit() {
    this.location.go('/home');
  }

}

このコードを実行すると、ブラウザの URL は https://localhost:4200/home になります。

  • 上記のサンプルコードは、ベース href を /home に設定しています。必要に応じて、別の URL に設定することができます。
  • Location サービスを使用してベース href を設定すると、ブラウザの履歴が更新されます。
  • @angular/platform-browser モジュールを使用してベース href を設定する方法については、上記の解説を参照してください。



Angular 2+ でベース href を動的に設定するその他の方法

ルーターを使用する

Angular のルーターを使用すると、アプリケーション内のさまざまなページに移動することができます。ルーターを使用してベース href を動的に設定するには、以下のコードを使用します。

import { Router } from '@angular/router';

constructor(private router: Router) {}

setBaseHref(href: string) {
  this.router.navigateByUrl(href);
}

window.location オブジェクトを使用して、現在の URL を取得したり、変更したりすることができます。

setBaseHref(href: string) {
  window.location.href = href;
}

サーバーサイドでベース href を設定することもできます。これは、アプリケーションが最初にロードされるときにのみベース href を設定する場合に便利です。

  • window.location オブジェクトを使用する方法は、最も汎用性の高い方法です。
  • サーバーサイドで設定する方法は、パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

X 0 まとめ X

Angular 2+ でベース href を動的に設定するには、いくつかの方法があります。

  • Location サービスを使用する
  • @angular/platform-browser モジュールを使用する
  • サーバーサイドで設定する

angular


TypeScriptとAngularでデータ共有をマスターする:値渡しと参照渡しを超えて

TypeScriptとAngularは、どちらもJavaScriptベースの開発環境ですが、値渡しと参照渡しの概念は、ネイティブのJavaScriptと同様に適用されます。この概念を理解することは、コードの動作と、関数間でのデータ共有方法を理解する上で重要です。...


【Angular 2】catchAllルーティングとグローバルRoute Guard:404リダイレクトのベストプラクティス

方法主に以下の2つの方法があります。catchAll ルーティングを使用する app-routing. module. ts ファイルに、catchAll ルーティングを設定することで、存在しないパスに一致するリクエストを処理できます。 const routes: Routes = [ { path: 'heroes', component: HeroesComponent }, { path: '**', component: PageNotFoundComponent }, // catchAll route ]; この設定により、/heroes などの有効なパスに一致するリクエストは HeroesComponent コンポーネントにルーティングされ、それ以外のパスは PageNotFoundComponent コンポーネントにルーティングされます。...


Angular 2 で FormControl の updateOn プロパティを使用して非同期バリデーションを制御する

デバウンス時間を使用すると、非同期バリデーションが実行されるまでの時間を遅らせることができます。これは、フォームフィールドの値が一定時間変更されない場合にのみ、非同期バリデーションを実行することで、パフォーマンスを向上させることができます。...


【徹底解説】Angular、TypeScript、RxJSでObservableをsubscribeから返す方法

Angular、TypeScript、RxJSにおいて、Observableをsubscribeから返すことは、非同期処理を扱う上で便利なテクニックです。しかし、誤解を招きやすい部分もあるので、注意が必要です。本記事では、Observableをsubscribeから返す仕組みと、具体的な実装方法、注意点について詳しく解説します。...


エラー解説:Angular - Cannot destructure property 'country' of '(intermediate value)' as it is null

原因このエラーが発生する主な原因は次の 2 つです。country プロパティが存在しない: コンポーネントクラスまたはインターフェースに country プロパティが定義されていないcountry プロパティが存在しない:コンポーネントクラスまたはインターフェースに country プロパティが定義されていない...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Angular HTML バインディングを使いこなして、効率的な開発を実現

Angular バインディングは、{{ }} 構文を使用してテンプレートに挿入されます。この構文には、バインディングの種類とターゲットを指定する式が含まれます。バインディングの種類プロパティバインディング: コンポーネントのプロパティを HTML 属性にバインドします。


Angular 2 ルーターで発生する "No base href set" エラーの原因と解決方法

このエラーは、以下のいずれかの原因によって発生します。<base> 要素が存在しない<base> 要素の href 属性が正しく設定されていないAPP_BASE_HREF トークンが正しく設定されていないこのエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を試します。


Angularで動的なクラス名を生成する方法:テンプレートリテラル、Renderer2

例:この例では、isEnabled プロパティが true の場合、ボタン要素に active クラスが追加されます。その他の方法:三項演算子:オブジェクトリテラル:複数の条件:配列:ngClass と ngStyle の違い:ngClass はクラスの追加/削除に使用されます。


その他の解除方法: take(), takeUntil(), finalize(), refCount()

Subscription は、Observable からデータを受け取るためのオブジェクトです。subscribe() メソッドによって作成され、以下の処理を行います。Observable からデータを受け取り、next() メソッドで処理します。


BehaviorSubject/ReplaySubjectで@Input()値の変化を検知する

ここでは、以下の3つの方法について解説します。ngOnChangesライフサイクルフックを使用する@Input()デコレータにsetterを追加するBehaviorSubject/ReplaySubjectを使用するAngularは、コンポーネントの入力プロパティが変更された際にngOnChangesライフサイクルフックを呼び出します。このフック内で、previousValueとcurrentValueを比較することで、値の変化を検知できます。


Angular 6 開発で発生するエラー「Could not find module "@angular-devkit/build-angular"」の対処法

このエラーが発生する主な原因は2つあります。@angular-devkit/build-angularモジュールのインストール不足Angular 6では、@angular-devkit/build-angularモジュールが開発依存関係として新たに導入されました。このモジュールがインストールされていない場合は、このエラーが発生します。