Angular 2 モデルクラス宣言
Angular 2 コンポーネントでTypeScriptを使用してモデルクラスを宣言する方法
Angular 2では、コンポーネント内でデータの構造やプロパティを定義するためにモデルクラスを使用します。これにより、データの管理や再利用が容易になります。
TypeScriptでのモデルクラスの宣言
TypeScriptでは、クラスを次のように宣言します。
class MyClass {
// プロパティ
property1: string;
property2: number;
// メソッド
method() {
// メソッドの処理
}
}
Angular 2コンポーネントでのモデルクラスの使用
-
モデルクラスのインポート
コンポーネントファイルのトップで、モデルクラスをインポートします。import { MyClass } from './my-class';
-
コンポーネントクラスの宣言
コンポーネントクラス内で、モデルクラスのプロパティを使用します。@Component({ // コンポーネントのメタデータ }) export class MyComponent { myClassInstance: MyClass; constructor() { this.myClassInstance = new MyClass(); this.myClassInstance.property1 = 'Hello'; this.myClassInstance.property2 = 123; } }
例
// models/product.ts
export class Product {
id: number;
name: string;
price: number;
}
// components/product-list.component.ts
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Product } from '../models/product';
@Component({
selector: 'app-product-list',
templateUrl: './product-list .component.html',
styleUrls: ['./product-list.component.css']
})
export class ProductListComponent implements OnInit {
products: Product[];
construct or() {
this.products = [
{ id: 1, name: 'Product A', price: 100 },
{ id: 2, name: 'Product B', price: 200 }
];
}
ngOnInit() {
}
}
この例では、Product
クラスが定義され、ProductListComponent
コンポーネントで使用されています。ProductListComponent
は、products
プロパティにProduct
型の配列を保持しています。
ポイント
- モデルクラスのプロパティをコンポーネントクラス内で使用できます。
- Angular 2コンポーネントでは、モデルクラスをインポートして使用します。
- TypeScriptでは、クラスをキーワード
class
を使用して宣言します。 - モデルクラスは、データの構造やプロパティを定義するためのクラスです。
モデルクラスの定義 (models/product.ts)
export class Product {
id: number;
name: string;
price: number;
}
id
,name
,price
の3つのプロパティを持ちます。Product
クラスは、製品に関する情報を保持するモデルクラスです。
コンポーネントでのモデルクラスの使用 (components/product-list.component.ts)
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Product } from '../models/product';
@Component({
selector: 'app-product-list',
templateUrl: './product-list .component.html',
styleUrls: ['./product-list.component.css']
})
export class ProductListComponent implements OnInit {
products: Product[];
construct or() {
this.products = [
{ id: 1, name: 'Product A', price: 100 },
{ id: 2, name: 'Product B', price: 200 }
];
}
ngOnInit() {
}
}
constructor
内で、products
配列にサンプルデータを設定しています。Product
クラスをインポートし、products
プロパティにProduct
型の配列を保持しています。ProductListComponent
コンポーネントは、製品の一覧を表示します。
HTMLテンプレート (product-list.component.html)
<ul>
<li *ngFor="let product of products">
{{ product.name }} - {{ product.price }}円
</li>
</ul>
- 各リスト要素に製品の名前と価格を表示しています。
*ngFor
ディレクティブを使用して、products
配列の各要素に対してリスト要素を繰り返し生成しています。
解説
- モデルクラスの定義
Product
クラスは、製品の情報を表す構造体です。- プロパティは、製品の属性に対応します。
- コンポーネントでのモデルクラスの使用
ProductListComponent
コンポーネントは、Product
クラスをインポートして使用しています。products
プロパティは、Product
型の配列を保持しています。constructor
内で、サンプルデータをproducts
配列に設定しています。
- HTMLテンプレート
- テンプレート内で、
product
オブジェクトのプロパティにアクセスして製品の名前と価格を表示しています。
- テンプレート内で、
インターフェースの使用
インターフェースは、クラスの型を定義するための抽象的な型です。モデルクラスの型を定義するために、インターフェースを使用することもできます。
interface IProduct {
id: number;
name: string;
price: number;
}
class Product implements IProduct {
// プロパティの実装
}
この方法では、クラスがインターフェースを実装する必要があるため、クラスの構造が明確になります。
型エイリアスを使用
型エイリアスは、既存の型に新しい名前を付けるためのものです。モデルクラスの型を定義するために、型エイリアスを使用することもできます。
type Product = {
id: number;
name: string;
price: number;
};
class ProductClass implements Product {
// プロパティの定義
}
この方法では、型エイリアスを使用してクラスの型を定義し、クラスがその型を実装する必要があります。
オブジェクトリテラルを使用
直接オブジェクトリテラルを使用して、モデルクラスのインスタンスを作成することもできます。
const product: { id: number; name: string; price: number; } = {
id: 1,
name: 'Product A',
price: 100
};
この方法では、クラスを宣言せずに直接オブジェクトを作成することができますが、クラスの構造が明確でない場合があります。
RxJSのBehaviorSubjectを使用
RxJSのBehaviorSubject
を使用して、モデルクラスのインスタンスを管理することもできます。
import { BehaviorSubject } from 'rxjs';
class ProductService {
private productSubject = new BehaviorSubject<Product>({
id: 0,
name: '',
price: 0
});
product$ = this.productSubject.asObservable();
setProduct(product: Product) {
this.productSubject.next(product);
}
}
この方法では、モデルクラスのインスタンスをBehaviorSubject
で管理し、コンポーネントからproduct$
オブザーバブルを使用してその値を取得することができます。
適切な方法の選択
class typescript angular