【トラブルシューティング】Angular CLIでng serveの自動リロードがうまくいかないときの対処法
Angular CLI で ng serve の自動リロードを無効化する方法
Angular CLI の ng serve
コマンドは、開発中にアプリケーションを自動的にリロードする機能を提供します。しかし、デバッグやテスト中に自動リロードが意図しない動作を引き起こす場合があるため、無効化したい場合があります。
方法
ng serve
コマンドに --no-live-reload
オプションを追加することで、自動リロードを無効化できます。
ng serve --no-live-reload
詳細
--no-live-reload
オプションは、以下の動作を行います。
- ファイル変更を検出しても、アプリケーションを自動的にリロードしない。
- ブラウザの再読み込みが必要な場合は、コンソールにメッセージが表示される。
例
以下のコマンドは、自動リロードを無効化して ng serve
を実行します。
ng serve --no-live-reload --port 4200
このコマンドは、ポート 4200 でアプリケーションを起動し、ファイル変更を検出しても自動的にリロードしません。ブラウザの再読み込みが必要な場合は、コンソールにメッセージが表示されます。
補足
自動リロードを一時的に無効化したい場合は、ブラウザで Ctrl
+ R
(Windows) または Cmd
+ R
(Mac) を押すこともできます。
Angular CLI で ng serve の自動リロードを無効化するためのサンプルコード
以下のコードは、app.component.html
ファイルと app.component.ts
ファイルを含むシンプルな Angular アプリケーションを作成します。このアプリケーションは、自動リロードを無効化して ng serve
を実行します。
app.component.html
<div class="container">
<h1>Hello, Angular!</h1>
<p>This is a simple Angular application.</p>
</div>
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
title = 'Angular App';
}
package.json
{
"name": "angular-app",
"version": "0.0.1",
"scripts": {
"ng": "ng",
"start": "ng serve --no-live-reload"
},
"dependencies": {
"@angular/cli": "^13.0.0",
"@angular/core": "^13.0.0",
"rxjs": "^6.6.3",
"tslib": "^2.3.1",
"typescript": "~4.6.2"
},
"devDependencies": {
"@angular/compiler-cli": "^13.0.0",
"@angular/devkit-build-angular": "^13.0.0",
"@angular/router": "^13.0.0",
"@types/jasmine": "^3.8.0",
"@types/node": "^16.14.4",
"jasmine": "^4.0.0",
"jasmine-core": "~4.1.1",
"karma": "^7.0.1",
"karma-chrome-launcher": "^3.1.0",
"karma-jasmine": "^4.0.1",
"karma-spec-reporter": "^5.0.0",
"ts-node": "^10.0.0"
}
}
使用方法
- このコードをコンピューターにダウンロードします。
- ターミナルを開き、ダウンロードしたディレクトリに移動します。
- 以下のコマンドを実行して、アプリケーションをビルドします。
npm install
ng build
npm start
このコードはあくまでも例であり、必要に応じて変更することができます。たとえば、異なるポートでアプリケーションを起動したり、追加のモジュールをインストールしたりできます。
Angular CLI で ng serve の自動リロードを無効化する方法:その他の方法
環境変数を使用する
以下の環境変数を設定することで、自動リロードを無効化できます。
NG_LIVE_RELOAD=false
この環境変数を設定するには、以下のコマンドを実行します。
NG_LIVE_RELOAD=false ng serve
Webpack 設定ファイルを変更する
webpack.config.js
ファイルが存在する場合、以下の設定を追加することで自動リロードを無効化できます。
devServer: {
hot: false,
liveReload: false
}
ブラウザ拡張機能を使用する
LiveReload を無効化するブラウザ拡張機能を使用することもできます。
手動でブラウザを再読み込みする
- シンプルで使いやすい方法:
--no-live-reload
オプションを使用する - プロジェクト全体で自動リロードを無効化したい場合: 環境変数を使用する
- Webpack の設定をカスタマイズしたい場合: Webpack 設定ファイルを変更する
- 特定のブラウザでだけ自動リロードを無効化したい場合: ブラウザ拡張機能を使用する
- 一時的に自動リロードを無効化したい場合: 手動でブラウザを再読み込みする
自動リロードは、開発中に便利な機能ですが、デバッグやテスト中に意図しない動作を引き起こす場合があります。上記で紹介した方法を使用して、必要に応じて自動リロードを無効化することができます。
angular angular-cli