Angular ngModel パイプ解説

2024-10-07

AngularでINPUT要素のngModelにパイプを使う

AngularにおけるINPUT要素のngModelパイプを使用することで、入力値の表示や検証をカスタマイズすることができます。パイプは、テンプレート内でデータを変換するための関数です。

基本的な使用法

<input type="text" [(ngModel)]="inputValue | myCustomPipe">
  • | myCustomPipe: myCustomPipeという名前のパイプを適用
  • [(ngModel)]="inputValue": 入力値をバインドする変数

パイプの作成

import { Pipe, PipeTransform } from '@angular/core';

@Pipe({
  name: 'myCustomPipe'
})
export class MyCustomPipe implements PipeTransform {
  transform(value: any, args?: any): any {
    //    パイプのロジックを実装
    return value.toUpperCase(); // 例: 大文字に変換
  }
}
  • transform(value: any, args?: any): any: パイプの変換ロジックを実装するメソッド
  • @Pipe({ name: 'myCustomPipe' }): パイプの名前を定義

パイプの使用例

大文字に変換

<input type="text" [(ngModel)]="inputValue | uppercase">

日付をフォーマット

<input type="text" [(ngModel)]="myDate | date:'yyyy-MM-dd'">
<input type="text" [(ngModel)]="myPrice | currency:'USD':'symbol':'1.2-2'">

複数のパイプの組み合わせ

<input type="text" [(ngModel)]="inputValue | uppercase | lowercase">

この場合、まず入力値を大文字に変換し、その後小文字に変換します。




例: 大文字に変換

<input type="text" [(ngModel)]="inputValue | uppercase">
  • | uppercase: uppercaseパイプを適用し、入力値を大文字に変換
<input type="text" [(ngModel)]="myDate | date:'yyyy-MM-dd'">
  • | date:'yyyy-MM-dd': dateパイプを適用し、myDateを指定されたフォーマットで表示
<input type="text" [(ngModel)]="myPrice | currency:'USD':'symbol':'1.2-2'">
  • | currency:'USD':'symbol':'1.2-2': currencyパイプを適用し、myPriceを指定された通貨単位(USD)で表示。symbolオプションは通貨記号を表示し、1.2-2は小数点以下の桁数を指定
<input type="text" [(ngModel)]="inputValue | uppercase | lowercase">
  • まずuppercaseパイプで入力値を大文字に変換し、その後lowercaseパイプで小文字に変換

Angular ngModel パイプ解説

AngularのngModelは、入力要素とモデル(アプリケーションのデータ)を双方向にバインドするためのディレクティブです。パイプは、テンプレート内でデータを変換するための関数です。

ngModelとパイプを組み合わせることで、入力値の表示や検証をカスタマイズすることができます。パイプは、入力値を受け取り、変換処理を行い、変換された結果をテンプレートに出力します。




ディレクティブの使用

  • ディレクティブをテンプレートに適用し、入力値を処理する。
  • カスタムディレクティブを作成し、入力値の変換や検証のロジックを実装する。
@Directive({
  selector: '[myCustomDirective]'
})
export class MyCustomDirective implements OnInit {
  @Input() myValue: any;
  @Output() myValueChange = new EventEmitter<any>();

  ngOnInit() {
    // ディレクティブの処理
    this.myValue = this.myValue.toUpperCase();
    this.myValueChange.emit(this.myValue);
  }
}

テンプレート関数

  • 関数の戻り値をngModelにバインドする。
  • テンプレート内で直接関数を使用して、入力値を処理する。
<input type="text" [(ngModel)]="transformValue(inputValue)">
transformValue(value: string): string {
  return value.toUpperCase();
}

フォームコントロールのバリデーション

  • バリデーションエラーメッセージを表示するためのテンプレートを定義する。
  • フォームコントロールのバリデーション機能を使用して、入力値の検証を行う。
<form [formGroup]="myForm">
  <input type="text" formControlName="myInput">
  <div *ngIf="myForm.controls.myInput.errors?.required">入力は必須です</div>
</form>

ngModelとパイプを組み合わせることで、入力値の表示や検証をカスタマイズすることができます。

パイプの代替方法として、以下の選択肢があります

  • フォームコントロールのバリデーション
    入力値の検証とエラーメッセージの表示を統合的に管理できます。
  • テンプレート関数
    シンプルな変換や計算を行う場合に便利です。
  • ディレクティブ
    より複雑な処理やカスタムロジックが必要な場合に適しています。

angular pipe html-input



JavaScriptでテキスト入力値を取得する

JavaScriptでは、テキスト入力フィールドの値を取得するために、value プロパティを使用します。このプロパティは、ユーザーが入力したテキストの内容を返します。要素の取得 document. getElementById("myInput") は、IDが "myInput" の要素を取得します。この場合、テキスト入力フィールドです。...


入力欄に日付を設定する方法

**HTMLの入力型「date」**は、ユーザーが日付を選択できる入力フィールドを提供します。デフォルト値を設定することで、初期表示時に特定の日付が選択されているようにできます。value属性を使用するvalue属性に、希望するデフォルトの日付をYYYY-MM-DDの形式で指定します。<input type="date" name="mydate" value="2024-09-08"> この例では、デフォルト値として2024年9月8日が設定されます。...


Angular バージョン確認方法

AngularJSのバージョンは、通常はHTMLファイルの<script>タグで参照されているAngularJSのライブラリファイルの名前から確認できます。例えば、以下のように参照されている場合は、AngularJS 1.8.2を使用しています。...


Angular ファイル入力リセット方法

Angularにおいて、<input type="file">要素をリセットする方法は、主に2つあります。この方法では、<input type="file">要素の参照を取得し、そのvalueプロパティを空文字列に設定することでリセットします。IEの互換性のために、Renderer2を使ってvalueプロパティを設定しています。...


Android Studio adb エラー 解決

エラーの意味 このエラーは、Android StudioがAndroid SDK(Software Development Kit)内のAndroid Debug Bridge(adb)というツールを見つけることができないことを示しています。adbは、Androidデバイスとコンピュータの間で通信するための重要なツールです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



jQuery イベントハンドラー削除方法

jQueryでは、.off()メソッドを使ってイベントハンドラーを削除することができます。このメソッドは、特定のイベントタイプ、セレクター、およびオプションのイベントデータに基づいて、要素からイベントハンドラーを解除します。handler オプションのイベントハンドラー関数。


jQueryで入力欄を操作する

jQueryを使ってHTMLの入力欄(input要素)を無効化・有効化する方法について説明します。入力欄を無効化するには、jQueryのprop()メソッドを使ってdisabled属性をtrueに設定します。selectorの部分には、対象の入力欄を選択するためのセレクタを指定します。例えば、IDが"myInput"の入力欄の場合は#myInputとなります。


jQueryで入力フィールドのタイプ変更

JavaScriptやjQueryを用いて、HTMLの入力フィールドのタイプを動的に変更することができます。これは、ユーザーの入力に基づいてフィールドの表示や入力方法を調整するのに便利です。HTML要素の選択jQueryのセレクターを使用して、変更したい入力フィールドの要素を取得します。var inputField = $('#input-field');


テキスト入力の非編集化方法

HTML、CSS、HTML-inputにおいて、テキスト入力フィールドを非編集可能にする方法を日本語で説明します。HTMLでテキスト入力フィールドを非編集可能にする最も直接的な方法は、<input>要素のdisabled属性を使用することです。


HTML input 属性の違い

HTML の <input> 要素は、ユーザーからの入力を受け取るための基本的なフォーム要素です。この要素には、name 属性と id 属性があります。これらは、異なる目的で使用されます。使用方法 <input> 要素の属性として指定します。 同じ名前を持つ複数の <input> 要素をグループ化できます。