TypeScript で Fetch API をマスターしよう!

2024-04-22

TypeScript で Fetch API を使う方法

このチュートリアルでは、TypeScript で Fetch API を使用する方法を説明します。 Fetch API は、JavaScript で非同期的に HTTP リクエストを行うための標準的な API です。 TypeScript を使用すると、Fetch API の型を定義し、コードをより安全で保守しやすくなります。

前提知識

このチュートリアルを理解するには、以下の知識が必要です。

  • TypeScript の基本的な知識
  • 非同期プログラミングの概念
  • Promise の基本的な知識

Fetch API は、fetch() 関数を使用して HTTP リクエストを行います。 この関数は、Promise を返します。 Promise は、非同期操作の結果を処理するためのオブジェクトです。

TypeScript で Fetch API を使用するには、まず型定義をインストールする必要があります。 次のコマンドを使用して、@types/node-fetch パッケージをインストールできます。

npm install @types/node-fetch

型定義がインストールされたら、次のコードのように fetch() 関数を使用できます。

fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1')
  .then(response => response.json())
  .then(data => console.log(data))
  .catch(error => console.error(error));

このコードは、次のことを行います。

  1. https://jsonplaceholder.typicode.com/posts/1 に対する GET リクエストを送信します。
  2. レスポンスが成功したら、JSON として解析します。
  3. JSON データをコンソールに出力します。
  4. エラーが発生した場合は、コンソールにエラーを出力します。

Promise との連携

Fetch API は、Promise を使用して非同期操作を処理します。 Promise には、then()catch() という 2 つのメソッドがあります。

  • then() メソッドは、非同期操作が成功したときに呼び出されます。

上記の例では、then() メソッドを使用して JSON データを処理し、catch() メソッドを使用してエラーを処理しています。

型定義

TypeScript で Fetch API を使用するときは、型定義を使用してコードをより安全で保守しやすくなります。 型定義により、次のようなことができます。

  • 関数と変数の型を定義する
  • エラーを検出する
  • コードをより読みやすくする

上記の例では、@types/node-fetch パッケージの型定義を使用しています。 この型定義により、fetch() 関数の型と Response オブジェクトの型を定義できます。

Fetch API は、さまざまな目的に使用できます。 次に、いくつかの例を示します。

  • API からデータをフェッチする
  • ファイルをダウンロードする
  • フォームデータを送信する

TypeScript で Fetch API を使用すると、非同期 HTTP リクエストを安全かつ効率的に実行できます。 Promise と型定義を使用して、コードをより読みやすく、保守しやすくすることができます。




TypeScript で Fetch API を使用するサンプルコード

interface Post {
  userId: number;
  id: number;
  title: string;
  body: string;
}

async function fetchPosts(): Promise<Post[]> {
  const response = await fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts');
  const data = await response.json();
  return data;
}

(async () => {
  const posts = await fetchPosts();
  console.log(posts);
})();
  1. Post インターフェースを定義します。 このインターフェースは、JSONPlaceholder API から取得される投稿データの構造を定義します。
  2. fetchPosts() 関数を作成します。 この関数は、JSONPlaceholder API から投稿データをフェッチし、Promise として返します。
  3. 非同期 IIFE (Immediately Invoked Function Expression) を使用して、fetchPosts() 関数を呼び出し、結果をコンソールに出力します。

このコードの説明

  • interface Post は、userIdidtitlebody というプロパティを持つオブジェクトを定義します。 これらのプロパティは、JSONPlaceholder API から取得される投稿データのフィールドに対応しています。
  • async function fetchPosts(): Promise<Post[]> は、非同期関数であることを示す async キーワードで始まり、Post 型の配列を返すことを示す Promise<Post[]> 型を返します。
  • const response = await fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts'); は、https://jsonplaceholder.typicode.com/posts に対する GET リクエストを送信し、レスポンスを response 変数に格納します。
  • const data = await response.json(); は、レスポンスを JSON として解析し、結果を data 変数に格納します。
  • return data; は、data 変数を返します。
  • (async () => { ... })(); は、非同期 IIFE です。 この IIFE は、fetchPosts() 関数を呼び出し、結果をコンソールに出力します。
  • 特定の ID の投稿をフェッチする
  • 投稿を作成する

以下のコードは、Fetch API を使用してファイルを取得する方法を示しています。

async function downloadFile(url: string, filename: string): Promise<void> {
  const response = await fetch(url);
  const data = await response.blob();
  const file = new File([data], filename, { type: response.headers.get('Content-Type') });
  await saveAs(file);
}
  1. downloadFile() 関数を作成します。 この関数は、URL とファイル名を受け取り、ファイルをダウンロードします。
  2. const response = await fetch(url); は、URL に対する GET リクエストを送信し、レスポンスを response 変数に格納します。
  3. const file = new File([data], filename, { type: response.headers.get('Content-Type') }); は、datafilename、および Content-Type ヘッダーを使用して新しい File オブジェクトを作成します。
  4. await saveAs(file); は、ファイルを保存します。
  • ダウンロード進捗状況を追跡する
  • ダウンロードが完了したらコールバック関数を呼び出す



TypeScript で Fetch API を使用するその他の方法

TypeScript 3.8 以降では、非同期ジェネレータを使用して Fetch API を使用できます。 非同期ジェネレータを使用すると、コードをより簡潔に記述できます。

async function* fetchPosts(): AsyncIterableIterator<Post> {
  const response = yield fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts');
  const data = yield response.json();
  for (const post of data) {
    yield post;
  }
}

(async () => {
  for await (const post of fetchPosts()) {
    console.log(post);
  }
})();

このコードは、上記のサンプルコードとほぼ同じことを行いますが、非同期ジェネレータを使用しているため、コードがより簡潔になっています。

カスタム HTTP クライアントを使用する

Fetch API は、基本的な HTTP リクエストを行うためのシンプルな API です。 より複雑な HTTP リクエストを行う必要がある場合は、Axios などのカスタム HTTP クライアントを使用できます。

import axios from 'axios';

async function fetchPosts(): Promise<Post[]> {
  const response = await axios.get('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts');
  return response.data;
}

(async () => {
  const posts = await fetchPosts();
  console.log(posts);
})();

このコードは、Axios ライブラリを使用して JSONPlaceholder API から投稿データをフェッチします。 Axios は、Fetch API よりも多くの機能を提供します。 たとえば、ヘッダーのカスタマイズ、認証の追加、データの送信などができます。

Fetch API は、TypeScript で非同期 HTTP リクエストを行うための強力なツールです。 上記の例は、Fetch API を使用するいくつかの方法を示しています。 自分に合った方法を選択してください。


typescript promise fetch-api


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