Sass ミックスインを使用して Angular Material カスタムテーマを作成する
Angularでカスタムテーマパレットを使用する方法
手順:
-
パレットの定義:
scss
ファイルを作成し、使用する色の変数を定義します。一般的には、一次色、二次色、アクセント色などを定義します。- 例:
$primary: #007bff; // 青 $accent: #ff4081; // ピンク $warn: #dc3545; // 赤
-
テーマの作成:
@angular/material
パッケージに用意されているtheme
関数を使用して、カスタムテーマを作成します。- この関数には、パレット変数、フォントファミリ、その他の設定を渡します。
@import '~@angular/material/theming'; $myTheme = mat-create-theme($primary, $accent, $warn);
-
- アプリの
global.scss
ファイルに、作成したテーマをインポートします。 mat-theme
ミックスインを使用して、テーマをアプリケーションコンポーネントに適用します。
@import 'your-theme-file.scss'; // カスタムテーマファイルをインポート $body: mat-typography-body-1; mat-theme($myTheme) { body { font: $body; } }
- アプリの
補足:
- Angular Materialは、ライトテーマとダークテーマの2つのデフォルトテーマを提供しています。これらのテーマをベースに、独自のカスタマイズを行うこともできます。
- より複雑なテーマを作成するには、
mat-palette
関数を使用して、色相、彩度、明度に基づいてカスタムパレットを生成することができます。
例:
この例では、Angular Material でシンプルなカスタムテーマを作成する方法を示します。
my-theme.scss ファイルを作成し、次の内容を追加します。
$primary: #007bff;
$accent: #ff4081;
$warn: #dc3545;
$myTheme = mat-create-theme($primary, $accent, $warn);
global.scss ファイルに my-theme.scss ファイルをインポートし、テーマを適用します。
@import 'my-theme.scss';
body {
background-color: mat-color($myTheme, 'primary');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
このコードを実行すると、アプリケーション全体に青色の背景と黒色のテキストが適用されます。
この例はほんの一例です。カスタムテーマパレットを使用して、独自の外観と動作を備えたアプリケーションを作成することができます。
サンプルコード:Angular Materialでカスタムテーマパレットを使用する
$primary: #007bff; // 青
$accent: #ff4081; // ピンク
$warn: #dc3545; // 赤
$myTheme = mat-create-theme($primary, $accent, $warn);
このコードは、以下のことを行います。
$primary
、$accent
、$warn
変数を使用して、テーマの色を定義します。mat-create-theme
関数を使用して、これらの色変数に基づいて$myTheme
カスタムテーマを作成します。
@import 'my-theme.scss';
body {
background-color: mat-color($myTheme, 'primary');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
body
セレクタを使用して、アプリケーションのbody
要素にスタイルを適用します。mat-color
関数を使用して、$myTheme
テーマからprimary
とtext
の色を取得します。background-color
プロパティを使用して、body
要素の背景色をprimary
色に設定します。color
プロパティを使用して、body
要素のテキストの色をtext
色に設定します。
- この例では、基本的な色の設定のみを示しています。より複雑なテーマを作成するには、
mat-palette
関数を使用してカスタムパレットを作成したり、mat-theme
ミックスインを使用してテーマの他の側面をカスタマイズしたりすることができます。
このサンプルコードを参考に、独自のニーズに合わせてカスタムテーマを作成することができます。
Angular Material でカスタムテーマパレットを使用するその他的方法
Sass ミックスインを使用して、カスタムテーマをより簡単に作成および管理することができます。ミックスインは、テーマの色、フォント、その他のスタイルをカプセル化し、再利用可能なコンポーネントとして定義することができます。
@import '~@angular/material/theming';
$my-theme = mat-create-theme($primary, $accent, $warn);
@mixin my-theme-mixins {
@include mat-theme($myTheme);
body {
background-color: mat-color($myTheme, 'primary');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
.mat-button {
background-color: mat-color($myTheme, 'accent');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
}
この例では、my-theme-mixins
ミックスインを作成し、body
要素と mat-button
コンポーネントのスタイルを定義しています。このミックスインを他のコンポーネントで使用して、簡単にテーマを適用することができます。
CSS 変数をを使用する
CSS 変数は、テーマの色やその他の値を定義するもう 1 つの方法です。CSS 変数は、SASS ミックスインよりも簡潔で、テーマの構成をよりわかりやすくすることができます。
:root {
--primary: #007bff;
--accent: #ff4081;
--warn: #dc3545;
}
body {
background-color: var(--primary);
color: var(--text);
}
.mat-button {
background-color: var(--accent);
color: var(--text);
}
この例では、CSS 変数を使用してテーマの色を定義し、body
要素と mat-button
コンポーネントのスタイルに適用しています。
プリプロセッサを使用する
Angular Material は、Sass、Less、Stylus などのプリプロセッサと互換性があります。プリプロセッサを使用して、テーマをより動的にしたり、複雑なロジックを実装したりすることができます。
// Sass を使用して、テーマの色を暗闇に応じて動的に調整する
@import '~@angular/material/theming';
$primary: #007bff;
$accent: #ff4081;
$warn: #dc3545;
$myTheme = mat-create-theme($primary, $accent, $warn);
@include mat-theme($myTheme);
body {
background-color: mat-color($myTheme, 'primary');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
.mat-button {
background-color: mat-color($myTheme, 'accent');
color: mat-color($myTheme, 'text');
}
// 暗闇を検出した場合、テーマの色を暗くする
@media (prefers-color-scheme: dark) {
$darkPrimary = mix($primary, black, 20%);
$darkAccent = mix($accent, black, 30%);
$darkWarn = mix($warn, black, 40%);
$myDarkTheme = mat-create-theme($darkPrimary, $darkAccent, $darkWarn);
@include mat-theme($myDarkTheme);
}
この例では、Sass を使用して、テーマの色を暗闇に応じて動的に調整します。@media
クエリを使用して、ダークモードを検出し、その場合にテーマの色を暗くするカスタムテーマを作成します。
どの方法を選択するかは、プロジェクトの要件と好みによって異なります。 基本的なテーマを作成する場合は、基本的な方法で十分です。より複雑なテーマや動的なテーマを作成する場合は、ミックスイン、CSS 変数、またはプリプロセッサを使用するとよいでしょう。
これらの方法は、Angular Material でカスタムテーマパレットを使用する出発点に過ぎません。創造性を発揮して、独自のニーズに合わせてテーマをカスタマイズしてください。
angular sass material-design