React エンティティ エスケープ ESLint 解説

2024-10-22

React/no-unescaped-entitie ESLint ルールの違反を修正する方法

React/no-unescaped-entitie ESLint ルールは、React コンポーネント内でエンティティをエスケープせずに使用することを禁止しています。これは、クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性を防ぐためです。

違反例:

import React from 'react';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <p>This is dangerous: <p>{userText}</p></p>
    </div>
  );
}

このコードでは、userText が直接レンダリングされているため、XSS のリスクがあります。もし userText に悪意のあるコードが含まれている場合、それは実行される可能性があります。

修正方法:

エンティティを適切にエスケープするために、以下のように dangerouslySetInnerHTML プロパティを使用します:

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [userText, setUserText] = useState('');

  const handleInputChange = (event) => {
    setUserText(event.target.value);
  };

  return (
    <div>
      <input type="t   ext" value={userText} onChange={handleInputChange} />
      <p dangerouslySetInnerHTML={{ __html: userText }}></p>
    </div>
  );
}

dangerouslySetInnerHTML は、レンダリングされる HTML を直接指定します。しかし、このプロパティは慎重に使用してください。XSS のリスクを理解し、適切な対策を講じてください。

要約

  • dangerouslySetInnerHTML は強力なツールですが、慎重に使用してください。
  • エスケープを適切に行うために、dangerouslySetInnerHTML プロパティを使用します。
  • react/no-unescaped-entitie ルールは、エンティティのエスケープを強制します。



import React from 'react';

function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <p>This is dangerous: <p>{userText}</p></p>
    </div>
  );
}
import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [userText, setUserText] = useState('');

  const handleInputChange = (event) => {
    setUserText(event.target.value);
  };

  return (
    <div>
      <input type="t   ext" value={userText} onChange={handleInputChange} />
      <p dangerouslySetInnerHTML={{ __html: userText }}></p>
    </div>
  );
}

React エンティティ エスケープ ESLint 解説

エンティティとは、HTML で特殊な文字を表すためのコードです。例えば、<> などの文字は、HTML のタグの開始や終了を表すため、そのまま使用するとタグとして解釈されます。これを防ぐために、<&lt;>&gt; などとエスケープします。

なぜエスケープが必要なのか?

  • HTML の構造の維持
    エスケープすることで、HTML の構造が正しく解釈されます。
  • XSS 攻撃の防止
    悪意のあるユーザーがエンティティをエスケープせずに直接入力すると、そのコードが実行される可能性があります。
  • エンティティの適切なエスケープ
    必要に応じて、エンティティを適切にエスケープしてください。
  • dangerouslySetInnerHTML プロパティの使用
    このプロパティを使用することで、レンダリングされる HTML を直接指定できます。ただし、慎重に使用してください。
  • エスケープを適切に行うために、dangerouslySetInnerHTML プロパティを使用するか、エンティティを直接エスケープしてください。



dangerouslySetInnerHTML プロパティの使用 (既出)

これは最も一般的な方法ですが、XSS のリスクを理解し、慎重に使用してください。

テンプレート文字列の活用

テンプレート文字列を使用することで、エンティティを直接エスケープすることができます。

import React from 'react';

function MyComponent() {
  const userText = 'This is <span>dangerous</span>';

  return (
    <div>
      <p>{`This is safe: ${userText}`}</p>
    </div>
  );
}

カスタムコンポーネントの作成

複雑なエンティティの処理が必要な場合は、カスタムコンポーネントを作成して、エンティティを適切にエスケープすることができます。

import React from 'react';

function SafeHtml({ html }) {
  return <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: html }} />;
}

function MyComponent() {
  const userText = 'This is <span>dangerous</span>';

  return (
    <div>
      <SafeHtml html={userText} />
    </div>
  );
}

ライブラリの利用

サードパーティのライブラリを使用して、エンティティのエスケープを自動化することができます。例えば、react-escape-html ライブラリを使用することができます。

import React, { useState } from 'react';
import escapeHtml from 'react-escape-html';

function MyComponent() {
  const [userText, setUserText] = useState('');

  const handleInputChange = (event) => {
    setUserText(event.target.value);
  };

  return (
    <div>
      <input type="t   ext" value={userText} onChange={handleInputChange} />
      <p>{escapeHtml(userText)}</p>
    </div>
  );
}

選択基準

  • パフォーマンス
    ライブラリを使用する場合、パフォーマンスへの影響を考慮してください。
  • セキュリティ
    XSS のリスクを十分に理解し、適切な対策を講じてください。
  • 複雑さ
    エンティティの処理が単純な場合は、テンプレート文字列やカスタムコンポーネントが適しています。複雑な場合は、ライブラリを使用することを検討してください。

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