Reactでサクッと画像表示!publicフォルダとsrcフォルダの違いと使い分けを図解
ReactJS での画像資産の保存場所: public フォルダ vs src フォルダ
ReactJS で画像ファイルを扱う際、public フォルダ と src フォルダ のどちらに保存するのが適切か迷うことがあります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、状況に応じて最適な保存場所を選択することが重要です。
public フォルダ
メリット
- 静的ファイル (画像、CSS、JavaScript など) を直接参照できるため、開発が簡単
- デプロイ時に自動的にコピーされるため、設定不要
- キャッシュ有効期限を設定できるため、パフォーマンス向上に役立つ
- バージョン管理が難しい
- ソースコードと混同しやすい
- セキュリティ上のリスクがある
src フォルダ
- ソースコードと明確に区別できる
- Webpack などを使用してビルド時に処理できるため、最適化が可能
- 開発時に直接参照できないため、設定が必要
- デプロイ時に手動でコピーする必要がある場合がある
- パフォーマンスが低下する場合がある
一般的に、以下の状況に応じて保存場所を選択することをおすすめします。
- 頻繁に変更しない画像: public フォルダ
- バージョン管理が必要な画像: src フォルダ
補足
- 上記は一般的なガイドラインであり、状況によって最適な選択は異なる場合があります。
- 複雑なプロジェクトでは、より詳細な設定が必要になる場合があります。
- 最新の情報については、ReactJS の公式ドキュメントを参照してください。
上記以外にも、画像を保存する方法はいくつかあります。例えば、CDN (Content Delivery Network) を利用したり、ベース64 エンコードしてソースコードに埋め込んだりするなどがあります。
注意事項
- 上記の情報は、あくまでも参考情報であり、専門的な知識や経験を保証するものではありません。
- 具体的な実装方法やトラブルシューティングについては、専門家に相談することをおすすめします。
サンプルコード: ReactJS で画像ファイルを扱う
import React from 'react';
const MyComponent = () => {
return (
<img src="/public/image.jpg" alt="Image description" />
);
};
export default MyComponent;
import React from 'react';
import { useStaticAsset } from 'react-use-static-asset';
const MyComponent = () => {
const image = useStaticAsset('/src/images/image.jpg');
return (
<img src={image} alt="Image description" />
);
};
export default MyComponent;
説明
import React from 'react';
で React をインポートします。const MyComponent = () => {
でコンポーネントを定義します。<img src="/public/image.jpg" alt="Image description" />
で画像要素をレンダリングします。/public/image.jpg
は、public フォルダにあるimage.jpg
ファイルへのパスです。alt="Image description"
は、画像が表示されない場合に表示される代替テキストです。};
でコンポーネントを終了します。export default MyComponent;
でコンポーネントをデフォルトエクスポートします。
import { useStaticAsset } from 'react-use-static-asset';
でuseStaticAsset
フックをインポートします。const image = useStaticAsset('/src/images/image.jpg');
でuseStaticAsset
フックを使用して、画像ファイルのパスを取得します。{image}
は、useStaticAsset
フックによって取得された画像ファイルのパスです。
- 上記はあくまでサンプルコードであり、実際のプロジェクトでは状況に応じて変更する必要があります。
useStaticAsset
フックは、react-use-static-asset
パッケージを使用する必要があります。- 画像ファイルのパスは、プロジェクトの構造に応じて変更する必要があります。
ReactJS で画像ファイルを扱うその他の方法
CDN は、世界中にサーバーを配置し、画像などの静的ファイルを高速かつ効率的に配信するサービスです。ReactJS で CDN を利用すると、以下のメリットがあります。
- パフォーマンス向上: CDN は、ユーザーに近いサーバーから画像を配信するため、読み込み速度が向上します。
- スケーラビリティ: CDN は、トラフィックの増加に対応できるよう、自動的にスケーリングできます。
- コスト削減: CDN は、帯域幅のコストを削減できます。
CDN を利用するには、以下の手順が必要です。
- CDN プロバイダーを選択する (例: CloudFlare, Amazon CloudFront)
- CDN アカウントを作成する
- 画像ファイルを CDN にアップロードする
- CDN ドメイン名を取得する
- ReactJS アプリケーションで CDN ドメイン名を使用する
例
import React from 'react';
const MyComponent = () => {
return (
<img src="https://cdn.example.com/image.jpg" alt="Image description" />
);
};
export default MyComponent;
Base64 エンコードしてソースコードに埋め込む
小さな画像の場合は、Base64 エンコードしてソースコードに埋め込む方法もあります。この方法のメリットは、CDN を利用する必要がないことです。デメリットは、ファイルサイズが大きくなることと、コードが読みづらくなることです。
import React from 'react';
const imageData = 'data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAAEAAAABCAQAAAC1HAwCAAAAC0lEQVR42mNkYAAAAAYAAjCB0C9AAAAASUVORK5CYII=';
const MyComponent = () => {
return (
<img src={imageData} alt="Image description" />
);
};
export default MyComponent;
Webpack などのビルドツールを使用して、画像ファイルを処理することもできます。例えば、以下のことができます。
- 画像ファイルを圧縮する
- 画像ファイルのハッシュ値を生成する
ビルド時に画像ファイルを処理すると、以下のメリットがあります。
- ファイルサイズを削減できる
- キャッシュを有効にできる
- コードをクリーンに保てる
- ビルドツールを使用するには、設定が必要になります。
上記以外にも、ReactJS で画像ファイルを扱う方法はいくつかあります。例えば、GraphQL やサーバーサイドレンダリングを利用するなどがあります。
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