【Angular】FormGroup 内の入力 FormControl の valueChanges を購読する方法
Angular FormGroup 内の入力 FormControl の valueChanges を購読する方法
valueChanges メソッドは、Observable を返します。この Observable に購読すると、コントロールの値が変更されたたびにイベントが発行されます。イベントには、新しい値を含むオブジェクトが渡されます。
valueChanges メソッドを使用するには、以下の手順に従います。
FormGroupまたはFormControlインスタンスを取得します。valueChangesメソッドを呼び出し、Observable を取得します。- Observable に購読し、値変更イベントを処理するコールバック関数を定義します。
以下は、valueChanges メソッドを使用する簡単な例です。
import { FormGroup, FormControl } from '@angular/forms';
const myForm = new FormGroup({
name: new FormControl(''),
email: new FormControl(''),
});
myForm.get('name').valueChanges.subscribe((value) => {
console.log('名前が変更されました:', value);
});
この例では、name コントロールの値が変更されたときにコンソールにログが出力されます。
valueChanges メソッドは、さまざまな目的に使用できます。以下は、いくつかの例です。
- フォーム入力の検証: コントロールの値が変更されたときに、その値を検証できます。
- エラーメッセージの表示: コントロールにエラーがある場合は、エラーメッセージを表示できます。
- 他のコンポーネントの更新: コントロールの値が変更されたときに、他のコンポーネントを更新できます。
valueChanges メソッドの詳細については、以下のリソースを参照してください。
フォームの作成
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { FormGroup, FormControl } from '@angular/forms';
@Component({
selector: 'app-my-form',
templateUrl: './my-form.component.html',
styleUrls: ['./my-form.component.css']
})
export class MyFormComponent implements OnInit {
myForm: FormGroup;
constructor() { }
ngOnInit(): void {
this.myForm = new FormGroup({
name: new FormControl(''),
email: new FormControl(''),
});
}
}
valueChanges メソッドの購読
<input type="text" formControlName="name" (ngModelChange)="onNameChange($event)">
onNameChange(value: string) {
console.log('名前が変更されました:', value);
// ここで value を使って検証、エラーメッセージの表示、他のコンポーネントの更新、フォームデータの保存などを行う
}
検証
onNameChange(value: string) {
console.log('名前が変更されました:', value);
if (value.length < 3) {
this.myForm.get('name').setErrors({
minlength: true
});
} else {
this.myForm.get('name').setErrors(null);
}
}
エラーメッセージの表示
<div *ngIf="myForm.get('name').hasError('minlength')">
名前は3文字以上入力する必要があります。
</div>
他のコンポーネントの更新
import { Component, Input } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-other-component',
templateUrl: './other-component.html',
styleUrls: ['./other-component.css']
})
export class OtherComponent {
@Input() name: string;
}
<app-other-component [name]="myForm.get('name').value"></app-other-component>
フォームデータの保存
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
onNameChange(value: string) {
console.log('名前が変更されました:', value);
// フォームデータを保存する
this.http.post('/api/save-form-data', {
name: value
}).subscribe();
}
このサンプルコードは、あくまでも基本的な例です。実際のアプリケーションでは、もっと複雑な処理が必要になる場合もあります。
Angular FormGroup 内の入力 FormControl の valueChanges を購読するその他の方法
async パイプを使用すると、Observable をテンプレート内で直接使用できます。これは、valueChanges メソッドを使用するよりも簡潔な方法です。
<input type="text" formControlName="name" [(ngModel)]="name">
<p>名前: {{ name | async }}</p>
FormArray と FormControls を使用すると、個々のコントロールの valueChanges を購読できます。
import { FormGroup, FormControl, FormArray, FormControls } from '@angular/forms';
const myForm = new FormGroup({
names: new FormArray([
new FormControl(''),
new FormControl(''),
]),
});
const namesArray = myForm.get('names') as FormArray;
namesArray.controls.forEach((control) => {
control.valueChanges.subscribe((value) => {
console.log('名前が変更されました:', value);
});
});
この例では、names コントロール内の各コントロールの valueChanges を購読しています。
Reactive Forms 拡張ライブラリ
いくつかの Reactive Forms 拡張ライブラリは、valueChanges メソッドをより使いやすくするための追加機能を提供しています。
これらのライブラリは、distinctUntilChanged や debounceTime などのオペレーターを使用して、valueChanges イベントを処理する機能を提供しています。
適切な方法を選択する
- シンプルで直感的な方法が必要な場合:
asyncパイプを使用するのがおすすめです。 - 個々のコントロールの valueChanges を購読する必要がある場合:
FormArrayとFormControlsを使用するのがおすすめです。 - valueChanges メソッドをより使いやすくしたい場合: Reactive Forms 拡張ライブラリを使用するのがおすすめです。
どの方法を選択する場合でも、コードが読みやすく、理解しやすいことを確認してください。
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