React ルート変更検知 解説
React.js でのルート変更検知 (react-router-v4)
React.js のルーティングライブラリである react-router を使用すると、ルートの変更を検知することが可能です。これにより、特定のルートに遷移した際に実行したい処理を実装することができます。
react-router-v4 でのルート変更検知
react-router-v4 では、useEffect
フックと useLocation
フックを組み合わせてルート変更を検知します。
import { useEffect, useLocation } from 'react-router-dom';
function MyComponent() {
const location = useLocation();
useEffect(() => {
// ルート変更時に実行する処理
console.log('ルートが変更されました:', location.pathname);
}, [location]);
// コンポーネントのレンダリング
return (
<div>
{/* コンポーネントのコンテンツ */}
</div>
);
}
このコードでは、以下の手順でルート変更を検知します。
- useLocation フック
現在の URL の情報を取得します。 - useEffect フック
依存関係配列にlocation
を指定することで、location
が変更されたときに効果関数を実行します。 - 効果関数
ルート変更時に実行したい処理を記述します。この例では、コンソールに現在のパスを出力しています。
具体的な使用例
- すべてのルート変更時の処理
useEffect(() => { // すべてのルート変更時の処理 }, [location]);
- 特定のルートに遷移したときの処理
useEffect(() => { if (location.pathname === '/my-route') { // ルート '/my-route' に遷移した場合の処理 } }, [location]);
注意点
- パフォーマンス
頻繁に実行される処理を効果関数内に記述するとパフォーマンスに影響を与える可能性があります。必要に応じて最適化を検討してください。
React ルート変更検知 解説
ルート変更検知の例
import { useEffect, useLocation } from 'react-router-dom';
function MyComponent() {
const location = useLocation();
useEffect(() => {
// ルート変更時に実行する処理
console.log('ルートが変更されました:', location.pathname);
}, [location]);
// コンポーネントのレンダリング
return (
<div>
{/* コンポーネントのコンテンツ */}
</div>
);
}
コード解説
URL パラメータの変更を直接監視
- window.addEventListener('popstate')
ブラウザの履歴ボタンがクリックされたときにイベントをリスンすることで、ルート変更を検知できます。 - window.location オブジェクト
ブラウザの URL を直接操作することで、ルート変更を検知できます。
import { useEffect } from 'react';
function MyComponent() {
useEffect(() => {
const handlePopState = () => {
// ルート変更時の処理
};
window.addEventListener('popstate', handlePopState);
return () => {
window.removeEventListener('popstate', handlePopState);
};
}, []);
// コンポーネントのレンダリング
return (
<div>
{/* コンポーネントのコンテンツ */}
</div>
);
}
カスタムルーティングライブラリを使用
- History API
history
ライブラリを使用することで、ブラウザの履歴を直接操作し、ルート変更を検知できます。 - React Router Dom
react-router-dom
の代わりに、他のルーティングライブラリを使用することもできます。
import { createBrowserHistory } from 'history';
import { useEffect } from 'react';
const history = createBrowserHistory();
function MyComponent() {
useEffect(() => {
const handleLocationChange = () => {
// ルート変更時の処理
};
history.listen(handleLocationChange);
return () => {
history.off(handleLocationChange);
};
}, []);
// コンポーネントのレンダリング
return (
<div>
{/* コンポーネントのコンテンツ */}
</div>
);
}
サーバーサイドレンダリング (SSR) を活用
- クライアントサイドでの検知は不要
サーバーサイドで処理されるため、クライアントサイドでのルート変更検知は不要になります。 - サーバーサイドでルート変更を処理
SSR を使用することで、サーバー側でルート変更を処理し、クライアント側にレンダリングされた HTML を送信できます。
選択基準
- 開発チームのスキル
既存のチームメンバーのスキルや経験に基づいて選択することもできます。 - パフォーマンス要件
SSR を使用すると、初回読み込みの速度が向上する可能性があります。 - プロジェクトの規模と複雑さ
大規模なプロジェクトでは、react-router
やカスタムルーティングライブラリを使用する方が管理しやすい場合があります。
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