React 15.3.0以降で発生する「React - 'value' prop on 'input' should not be null」エラーの原因と解決方法を徹底解説!

2024-07-27

React で発生する "React - 'value' prop on 'input' should not be null" エラーと解決方法

制御された入力コンポーネントで value プロップが null に設定されている

  • しかし、value プロップに null 値を設定すると、React が警告メッセージを表示します。
  • value プロップは、入力コンポーネントに表示される初期値を設定するために使用されます。
  • 制御された入力コンポーネントは、React の状態管理によって値を管理します。

解決策

  • 入力コンポーネントがまだ初期化されていない場合は、value プロップを undefined に設定します。
  • value プロップに空文字 ("") を設定します。
  • 非制御入力コンポーネントは、DOM の value 属性によって値を管理します。
  • DOM の value 属性を設定します。
  • value プロップを削除します。

入力コンポーネントの値が null に変更される

  • 制御された入力コンポーネントで、onChange イベントハンドラーを使用して値を変更する場合、値を null に変更すると、React が警告メッセージを表示します。
  • 値を null に変更する代わりに、空文字 ("") に変更します。

第三者ライブラリが null 値を value プロップに設定している

  • これらのライブラリを更新するか、ライブラリが value プロップに null 値を設定しないようにする必要があります。
  • 一部の第三者ライブラリは、input コンポーネントの value プロップに null 値を設定することがあります。

エラーの確認方法

このエラーは、ブラウザの開発者ツールのコンソールに表示されます。以下のメッセージが表示されます。

Warning: `value` prop on `input` should not be null. Consider using an empty string to clear the component or `undefined` for uncontrolled components.
  • しかし、エラーメッセージを修正することで、コードの可読性と保守性を向上させることができます。
  • このエラーは警告メッセージであり、アプリケーションの動作には影響しません。
  • このエラーは、React 15.3.0 以降でのみ発生します。



// 制御された入力コンポーネントで `value` プロップが `null` に設定されている場合

const ControlledInput = () => {
  const [value, setValue] = useState("");

  return (
    <div>
      <input type="text" value={value} onChange={(e) => setValue(e.target.value)} />
      <button onClick={() => setValue(null)}>値を `null` に設定</button>
    </div>
  );
};

// 非制御入力コンポーネントで `value` プロップが `null` に設定されている場合

const UncontrolledInput = () => {
  return (
    <div>
      <input type="text" value={null} />
    </div>
  );
};

// 入力コンポーネントの値が `null` に変更される場合

const ChangingValueInput = () => {
  const [value, setValue] = useState("");

  return (
    <div>
      <input type="text" value={value} onChange={(e) => setValue(e.target.value)} />
      <button onClick={() => setValue(null)}>値を `null` に変更</button>
    </div>
  );
};

上記のコードスニペットのエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行します。

制御された入力コンポーネント

// 解決策

const ControlledInput = () => {
  const [value, setValue] = useState("");

  return (
    <div>
      <input type="text" value={value || ""} onChange={(e) => setValue(e.target.value)} />
      <button onClick={() => setValue(null)}>値を `null` に設定</button>
    </div>
  );
};
// 解決策

const UncontrolledInput = () => {
  return (
    <div>
      <input type="text" />
    </div>
  );
};

入力コンポーネントの値が変更される場合

// 解決策

const ChangingValueInput = () => {
  const [value, setValue] = useState("");

  return (
    <div>
      <input type="text" value={value} onChange={(e) => setValue(e.target.value)} />
      <button onClick={() => setValue("")}>値を空文字に設定</button>
    </div>
  );
};



TypeScript を使用すると、value プロップの型を指定できます。これにより、コンパイラが null 値が渡されないようにチェックし、エラーを早期に検出することができます。

interface InputProps {
  value: string | undefined;
}

const MyInput: React.FC<InputProps> = ({ value, ...props }) => {
  return <input type="text" value={value} {...props} />;
};

null チェックを行う

value プロップにアクセスする前に、それが null でないことを確認できます。

const MyInput = ({ value, ...props }) => {
  if (value === null) {
    value = "";
  }

  return <input type="text" value={value} {...props} />;
};

デフォルト値を設定する

value プロップにデフォルト値を設定できます。

const MyInput = ({ value = "", ...props }) => {
  return <input type="text" value={value} {...props} />;
};

カスタムフックを使用する

useState フックを使用して、value プロップを管理するカスタムフックを作成できます。

const useInput = (initialValue = "") => {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  return {
    value,
    onChange: (event) => setValue(event.target.value),
  };
};

const MyInput = () => {
  const { value, onChange } = useInput();

  return <input type="text" value={value} onChange={onChange} />;
};

サードパーティライブラリを使用する

react-input-autosizereact-use-form などのサードパーティライブラリを使用して、value プロップの管理を簡素化できます。


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