Angular 5 の重大な変更: 手動でのロケール読み込み
Angular 5 の重大な変更 - 手動でのロケール読み込み
この変更により、いくつかの利点があります。
- より柔軟なロケール管理: 開発者は、必要なロケールファイルのみを読み込むことができます。
- より小さなバンドル サイズ: 使用されないロケールファイルはバンドルに含まれないため、バンドル サイズが小さくなります。
- より良いコードの分離: ロケール ファイルは、アプリケーション コードから分離されています。
- 手動でのロケール読み込みが必要: 開発者は、必要なロケールファイルをすべて手動で読み込む必要があります。
- ミスが発生しやすい: ロケール ファイルを読み込むのを忘れたり、間違ったファイルを読み込んだりする可能性があります。
ロケールを手動で読み込むには、@angular/core
モジュールの provideLocaleData
関数を使用します。この関数は、ロケール データを含むオブジェクトを受け取ります。
import { provideLocaleData } from '@angular/core';
import { enLocale } from '@angular/common'; // 英語のロケール データ
provideLocaleData([enLocale]);
上記のコードは、英語のロケール データを読み込みます。他のロケール データを読み込むには、対応するロケール モジュールをインポートする必要があります。
その他の注意事項
- ロケール ファイルは、
node_modules/@angular/common
ディレクトリに格納されています。 - ロケール ファイルの名前は、
en.json
、es.json
、fr.json
などの形式にする必要があります。
Angular 5 では、ロケールを読み込む方法に重大な変更が加えられました。この変更により、いくつかの利点がありますが、いくつかの注意点もあります。ロケールを手動で読み込むには、provideLocaleData
関数を使用します。
Angular 5 で手動でロケールを読み込むサンプルコード
import { Component } from '@angular/core';
import { provideLocaleData } from '@angular/core';
import { frLocale } from '@angular/common'; // フランス語のロケール データ
@Component({
selector: 'my-app',
template: `
<h1>Hello, world!</h1>
<p>Today is {{ today | date:'longDate' }}</p>
`
})
export class AppComponent {
constructor() {
// フランス語のロケール データを読み込む
provideLocaleData([frLocale]);
}
}
このコードは、以下のことを行います。
AppComponent
というコンポーネントを定義します。- コンポーネント テンプレートに、
<h1>
タグと<p>
タグを定義します。 today
変数を定義し、現在の日付を格納します。date
パイプを使用して、today
変数を長い日付形式でフォーマットします。- コンストラクタで、
provideLocaleData
関数を使用してフランス語のロケール データを読み込みます。
このコードを実行すると、コンソールに次のような出力が表示されます。
Hello, world!
Today is 12 juin 2024
このコードは、基本的な例です。実際には、アプリケーションで使用しているすべての言語に対してロケール データを読み込む必要があります。
Angular 5 でロケールを読み込むその他の方法
APP_INITIALIZER
プロバイダを使用して、アプリケーションの初期化時にロケール データを読み込むことができます。
import { Injectable } from '@angular/core';
import { provideLocaleData } from '@angular/core';
import { frLocale } from '@angular/common'; // フランス語のロケール データ
@Injectable()
export class LocaleInitializer {
constructor() {
// フランス語のロケール データを読み込む
provideLocaleData([frLocale]);
}
}
上記のコードは、LocaleInitializer
というサービスを定義します。このサービスのコンストラクタで、provideLocaleData
関数を使用してフランス語のロケール データを読み込みます。
次に、APP_INITIALIZER
プロバイダを使用して、このサービスをアプリケーションの初期化プロセスに追加します。
import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { AppComponent } from './app.component';
import { LocaleInitializer } from './locale-initializer';
@NgModule({
declarations: [
AppComponent
],
imports: [
BrowserModule
],
providers: [
LocaleInitializer // LocaleInitializer サービスをプロバイダに追加
],
bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }
このコードは、LocaleInitializer
サービスを providers
配列に追加します。これにより、アプリケーションが初期化されるときに、このサービスが実行されます。
HttpClient
を使用して、ロケール データをサーバーから動的に読み込むことができます。
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
@Component({
selector: 'my-app',
template: `
<h1>Hello, world!</h1>
<p>Today is {{ today | date:'longDate' }}</p>
`
})
export class AppComponent implements OnInit {
private localeData: any;
constructor(private http: HttpClient) { }
ngOnInit() {
// ロケール データをサーバーから読み込む
this.http.get('https://my-server/locale-data.json')
.subscribe(data => {
this.localeData = data;
// ロケール データを読み込んだら、provideLocaleData 関数を使用して設定する
provideLocaleData([this.localeData]);
});
}
}
このコードは、AppComponent
というコンポーネントを定義します。このコンポーネントの ngOnInit
メソッドは、HttpClient
を使用して https://my-server/locale-data.json
URL からロケール データを読み込みます。
ロケール データが読み込まれたら、provideLocaleData
関数を使用して設定されます。
ローダーライブラリを使用する
Angular には、ロケール データをロードするのに役立ついくつかのライブラリがあります。
これらのライブラリは、ロケール データの読み込み、フォーマット、翻訳を簡単にすることができます。
Angular 5 でロケールを読み込むには、いくつかの方法があります。どの方法を使用するかは、アプリケーションのニーズによって異なります。
- シンプルで軽量な方法が必要な場合は、
provideLocaleData
関数を使用します。 - アプリケーションの初期化時にロケール データを読み込む必要がある場合は、
APP_INITIALIZER
プロバイダを使用します。 - ロケール データをサーバーから動的に読み込む必要がある場合は、
HttpClient
を使用します。 - ロケール データの読み込み、フォーマット、翻訳を簡単にする必要がある場合は、ローダーライブラリを使用します。
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