Angular 5 CORS設定ガイド

2024-09-15

Angular 5でCORSリクエストをヘッダーに追加する方法

**CORS (Cross-Origin Resource Sharing)**は、異なるドメイン間でのリソースアクセスを許可するための仕組みです。Angular 5では、サーバー側で適切なCORS設定を行う必要があります。

サーバー側の設定

  1. Node.jsとExpressを使用する場合
    const express = require('express');
    const cors = require('cors');
    
    const app = express();
    
    app.use(cors());
    
    // ...
    
  2. JavaとSpring Bootを使用する場合
    @Configuration
    public class WebConfig implements WebMvcConfigurer {
    
        @Override
        public void addCorsMappings(CorsRegistry registry) {
            registry.addMapping("/**")
                    .allowedOrigins("http://example.com") // 許可するドメイン
                    .allowedMethods("GET", "POST", "PUT", "DELETE")
                    .allowedHeaders("Authorization", "Content-Type");
        }
    }
    

Angular 5側の設定

Angular 5では、通常、サーバー側のCORS設定が適切に行われている限り、特別な設定は必要ありません。ただし、特別な場合やクロスドメインリクエストの制御が必要な場合は、以下の方法を使用できます。




import { HttpClient, HttpHeaders } from '@angular/common/http';

const headers = new HttpHeaders({
  'Content-Type': 'application/json',
  'Authorizatio   n': 'Bearer your_token' // 必要に応じてトークンを設定
});

this.http.get('https://api.example.com/data', { headers })
  .subscribe(data => {
    // ...
  });

このコードでは、HttpHeadersクラスを使用してヘッダーを設定しています。Content-Typeヘッダーはリクエストのコンテンツタイプを指定し、Authorizationヘッダーは認証トークンを指定します。HttpClient.get()メソッドを使用してリクエストを送信し、レスポンスを処理します。

import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';

@Injectable()
export    class MyHttpInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    con   st authReq = req.clone({
      headers: req.headers.set('   Authorization', 'Bearer your_token')
    });
    return next.handle(authReq);
  }
}

このコードでは、HttpInterceptorを実装してリクエストをインターセプトしています。intercept()メソッド内で、Authorizationヘッダーを追加した新しいリクエストを作成し、next.handle()メソッドを使用してリクエストを処理します。

Angular 5 CORS設定ガイド

サーバー側の設定

サーバー側では、CORSリクエストを許可する設定を行う必要があります。Node.jsとExpressを使用する場合の例:

const express = require('express');
const cors = require('cors');

const app = express();

app.use(cors());

// ...

このコードでは、corsミドルウェアを使用してCORSリクエストを許可しています。

注意

  • 認証トークンは、セキュリティ上の理由から適切に管理する必要があります。
  • サーバー側のCORS設定は、サーバー側の環境や要件によって異なります。適切な設定を調整してください。



  1. Proxy configuration
    Angular CLIを使用して、ローカル開発環境でプロキシを設定することができます。これにより、CORS制限を回避することができます。

    // angular.json
    "serve": {
      "proxy": {
        "/api": {
          "target": "https://your-api-server.com",
          "changeOrigin": true,
          "secure": false
        }
      }
    }
    

    この設定により、/apiパスへのリクエストがプロキシサーバー経由で送信され、CORS制限を回避することができます。

  1. const express = require('express');
    const cors = require('cors');
    
    const app = express();
    
    app.use(cors({
      origin: 'http://localhost:4200' // 許可するドメイン
    }));
    
    // ...
    

    この設定により、指定されたドメインからのCORSリクエストを許可することができます。

  • 最善の方法は、サーバー側でCORSリクエストを適切に許可することです。
  • プロキシ設定やブラウザ拡張は、セキュリティ上のリスクがあるため、慎重に使用してください。

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