Angular 5 CORS設定ガイド
Angular 5でCORSリクエストをヘッダーに追加する方法
**CORS (Cross-Origin Resource Sharing)**は、異なるドメイン間でのリソースアクセスを許可するための仕組みです。Angular 5では、サーバー側で適切なCORS設定を行う必要があります。
サーバー側の設定
- Node.jsとExpressを使用する場合
const express = require('express'); const cors = require('cors'); const app = express(); app.use(cors()); // ...
- JavaとSpring Bootを使用する場合
@Configuration public class WebConfig implements WebMvcConfigurer { @Override public void addCorsMappings(CorsRegistry registry) { registry.addMapping("/**") .allowedOrigins("http://example.com") // 許可するドメイン .allowedMethods("GET", "POST", "PUT", "DELETE") .allowedHeaders("Authorization", "Content-Type"); } }
Angular 5側の設定
Angular 5では、通常、サーバー側のCORS設定が適切に行われている限り、特別な設定は必要ありません。ただし、特別な場合やクロスドメインリクエストの制御が必要な場合は、以下の方法を使用できます。
import { HttpClient, HttpHeaders } from '@angular/common/http';
const headers = new HttpHeaders({
'Content-Type': 'application/json',
'Authorizatio n': 'Bearer your_token' // 必要に応じてトークンを設定
});
this.http.get('https://api.example.com/data', { headers })
.subscribe(data => {
// ...
});
このコードでは、HttpHeaders
クラスを使用してヘッダーを設定しています。Content-Type
ヘッダーはリクエストのコンテンツタイプを指定し、Authorization
ヘッダーは認証トークンを指定します。HttpClient.get()
メソッドを使用してリクエストを送信し、レスポンスを処理します。
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';
@Injectable()
export class MyHttpInterceptor implements HttpInterceptor {
intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
con st authReq = req.clone({
headers: req.headers.set(' Authorization', 'Bearer your_token')
});
return next.handle(authReq);
}
}
このコードでは、HttpInterceptor
を実装してリクエストをインターセプトしています。intercept()
メソッド内で、Authorization
ヘッダーを追加した新しいリクエストを作成し、next.handle()
メソッドを使用してリクエストを処理します。
Angular 5 CORS設定ガイド
サーバー側の設定
サーバー側では、CORSリクエストを許可する設定を行う必要があります。Node.jsとExpressを使用する場合の例:
const express = require('express');
const cors = require('cors');
const app = express();
app.use(cors());
// ...
このコードでは、cors
ミドルウェアを使用してCORSリクエストを許可しています。
注意
- 認証トークンは、セキュリティ上の理由から適切に管理する必要があります。
- サーバー側のCORS設定は、サーバー側の環境や要件によって異なります。適切な設定を調整してください。
Proxy configuration
Angular CLIを使用して、ローカル開発環境でプロキシを設定することができます。これにより、CORS制限を回避することができます。// angular.json "serve": { "proxy": { "/api": { "target": "https://your-api-server.com", "changeOrigin": true, "secure": false } } }
この設定により、
/api
パスへのリクエストがプロキシサーバー経由で送信され、CORS制限を回避することができます。
const express = require('express'); const cors = require('cors'); const app = express(); app.use(cors({ origin: 'http://localhost:4200' // 許可するドメイン })); // ...
この設定により、指定されたドメインからのCORSリクエストを許可することができます。
- 最善の方法は、サーバー側でCORSリクエストを適切に許可することです。
- プロキシ設定やブラウザ拡張は、セキュリティ上のリスクがあるため、慎重に使用してください。
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