Reactで「式には親要素が1つある必要があります」のエラーを回避!FragmentとReact.Fragmentの使い方

2024-06-29

React で「式には親要素が 1 つある必要があります」というエラーが発生する原因と解決策

React で JSX を使用する際に、「式には親要素が 1 つある必要があります」というエラーが発生することがあります。これは、JSX 要素が適切にラップされていないことを示しています。このエラーを解決するには、いくつかの方法があります。

原因

このエラーが発生する原因は、JSX 要素が直接親要素なしで返されていることです。React は、JSX 要素を DOM ツリーにレンダリングする必要がありますが、親要素がないとそれができません。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法で JSX 要素をラップする必要があります。

親要素でラップする

最も簡単な解決策は、JSX 要素を <div> などの親要素でラップすることです。以下に例を示します。

return (
  <div>
    <p>テキスト</p>
    <h2>見出し</h2>
  </div>
);

Fragment を使用すると、DOM に不要なノードを追加せずに JSX 要素をラップすることができます。以下に例を示します。

return (
  <>
    <p>テキスト</p>
    <h2>見出し</h2>
  </>
);

React.Fragment コンポーネントを使用して、JSX 要素をラップすることもできます。これは Fragment とほぼ同じですが、より明示的に使用することができます。以下に例を示します。

import React from 'react';

return (
  <React.Fragment>
    <p>テキスト</p>
    <h2>見出し</h2>
  </React.Fragment>
);

その他のヒント

  • エラーメッセージをよく読んで、どの JSX 要素が問題なのかを確認してください。
  • コードエディタの構文チェック機能を使用して、構文エラーがないかを確認してください。

以下の例では、MyComponent コンポーネントが「式には親要素が 1 つある必要があります」というエラーを発生させています。

function MyComponent() {
  return (
    <p>テキスト</p>
    <h2>見出し</h2>
  );
}
function MyComponent() {
  return (
    <div>
      <p>テキスト</p>
      <h2>見出し</h2>
    </div>
  );
}

Fragment を使用する

function MyComponent() {
  return (
    <>
      <p>テキスト</p>
      <h2>見出し</h2>
    </>
  );
}

React.Fragment コンポーネントを使用する

import React from 'react';

function MyComponent() {
  return (
    <React.Fragment>
      <p>テキスト</p>
      <h2>見出し</h2>
    </React.Fragment>
  );
}

これらの修正により、MyComponent コンポーネントは正しくレンダリングされるようになります。

「式には親要素が 1 つある必要があります」というエラーは、JSX 要素が適切にラップされていないことが原因で発生します。このエラーを解決するには、JSX 要素を親要素でラップするか、Fragment または React.Fragment コンポーネントを使用する必要があります。




App.js

import React from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route, Link } from 'react-router-dom';

const Home = () => {
  return (
    <div>
      <h1>ホーム</h1>
      <Link to="/about">詳細情報</Link>
    </div>
  );
};

const About = () => {
  return (
    <div>
      <h1>詳細情報</h1>
      <Link to="/">ホームへ戻る</Link>
    </div>
  );
};

const App = () => {
  return (
    <BrowserRouter>
      <div>
        <nav>
          <Link to="/">ホーム</Link>
          <Link to="/about">詳細情報</Link>
        </nav>

        <Routes>
          <Route path="/" element={<Home />} />
          <Route path="/about" element={<About />} />
        </Routes>
      </div>
    </BrowserRouter>
  );
};

export default App;

このコードは以下の内容を実行します。

  • BrowserRouter コンポーネントを使用して、React Router をセットアップします。
  • Routes コンポーネントを使用して、異なる URL パスに対応する異なるコンポーネントを定義します。
  • Link コンポーネントを使用して、異なる URL パスへのナビゲーションリンクを作成します。
  • Home コンポーネントは、ホーム画面を表示します。

このサンプルコードを拡張して、より複雑なシングルページアプリケーションを作成することができます。

説明

このコードは以下の要素で構成されています。

  • BrowserRouter: React Router をセットアップするために必要なコンポーネントです。
  • Routes: 異なる URL パスに対応する異なるコンポーネントを定義するために使用されるコンポーネントです。
  • Home: ホーム画面を表示するコンポーネントです。

使用方法

このコードを使用するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. Node.js と npm をインストールします。
  2. 以下のコマンドを使用して、新しい React プロジェクトを作成します。
npx create-react-app my-app
  1. cd my-app コマンドを使用して、プロジェクトディレクトリに移動します。
  2. App.js ファイルを上記のサンプルコードで置き換えます。
  3. npm start コマンドを実行して、開発サーバーを起動します。
  4. ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスすると、シングルページアプリケーションが表示されます。



React Router で「式には親要素が 1 つある必要があります」というエラーを解決するその他の方法

動的コンポーネントを使用すると、JSX 要素を関数から返することができます。これは、条件付きで JSX 要素をレンダリングする必要がある場合に役立ちます。

import React from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route, Link } from 'react-router-dom';

const Home = () => {
  return (
    <div>
      <h1>ホーム</h1>
      <Link to="/about">詳細情報</Link>
    </div>
  );
};

const About = () => {
  return (
    <div>
      <h1>詳細情報</h1>
      <Link to="/">ホームへ戻る</Link>
    </div>
  );
};

const App = () => {
  const isAuthenticated = true;

  const getComponent = () => {
    if (isAuthenticated) {
      return <About />;
    } else {
      return <Login />; // ログインコンポーネント
    }
  };

  return (
    <BrowserRouter>
      <div>
        <nav>
          <Link to="/">ホーム</Link>
          <Link to="/about">詳細情報</Link>
        </nav>

        <Routes>
          <Route path="/" element={<Home />} />
          <Route path="/about" element={getComponent} />
        </Routes>
      </div>
    </BrowserRouter>
  );
};

export default App;

React.lazy を使用すると、コンポーネントのロードを非同期化することができます。これは、大きなコンポーネントをロードする必要がある場合や、パフォーマンスが重要な場合に役立ちます。

import React, { lazy } from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route, Link } from 'react-router-dom';

const Home = () => {
  return (
    <div>
      <h1>ホーム</h1>
      <Link to="/about">詳細情報</Link>
    </div>
  );
};

const About = lazy(() => import('./About')); // About コンポーネントを非同期的にロード

const App = () => {
  return (
    <BrowserRouter>
      <div>
        <nav>
          <Link to="/">ホーム</Link>
          <Link to="/about">詳細情報</Link>
        </nav>

        <Routes>
          <Route path="/" element={<Home />} />
          <Route path="/about" element={About} />
        </Routes>
      </div>
    </BrowserRouter>
  );
};

export default App;

サスペンスを使用すると、コンポーネントがロードされるのを待つ間に、ローディングインジケーターなどのプレースホルダーを表示することができます。

import React, { lazy, useState, Suspense } from 'react';
import { BrowserRouter, Routes, Route, Link } from 'react-router-dom';

const Home = () => {
  return (
    <div>
      <h1>ホーム</h1>
      <Link to="/about">詳細情報</Link>
    </div>
  );
};

const About = lazy(() => import('./About'));

const App = () => {
  const [data, setData] = useState(null);

  useEffect(() => {
    fetch('/data')
      .then((response) => response.json())
      .then((data) => setData(data));
  }, []);

  if (!data) {
    return <div>データを読み込んでいます...</div>;
  }

  return (
    <BrowserRouter>
      <div>
        <nav>
          <Link to="/">ホーム</Link>
          <Link to="/about">詳細情報</Link>
        </nav>

        <Routes>
          <Route path="/" element={<Home />} />
          <Route path="/about" element={<Suspense fallback={<div>読み込み中...</div>}>{About}</Suspense>} />
        </Routes>
      </div>
    </BrowserRouter>
  );
};

export default App;

これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。いずれの方法を選択する場合も、React Router のドキュメント


reactjs react-router


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