Next.js SSR無効化解説

2024-10-23

React.js, Next.js, サーバーサイドレンダリングに関する「特定のページでのサーバーサイドレンダリングの無効化」の解説

日本語での解説

Next.jsでは、デフォルトでサーバーサイドレンダリング(SSR)が有効になっています。これは、ページをサーバー上でレンダリングし、HTMLとしてクライアントに送信することで、SEOの改善や初回読み込みの高速化を実現します。

しかし、特定のページにおいては、クライアントサイドレンダリング(CSR)の方が適している場合があります。例えば、動的なデータや複雑なインタラクションを多く含むページでは、CSRの方がパフォーマンスや開発効率の観点から有利になることがあります。

Next.jsで特定のページのサーバーサイドレンダリングを無効化する方法

  1. getInitialProps メソッドの返り値を null にする

    import { NextPage } from 'next';
    
    const MyPage: NextPage = () => {
      // ...
    };
    
    MyPage.getInitialProps = () => null;
    
    export default MyPage;
    

    getInitialProps メソッドは、ページコンポーネントの初期化時にサーバー上で実行される関数です。このメソッドの返り値を null にすることで、サーバーサイドレンダリングがスキップされます。

  2. next/dynamic コンポーネントを使用する

    import dynamic from 'next/dynamic';
    
    const MyDynamicPage = dynamic(() => import('./my-dynamic-page'), {
      ssr: false,
    });
    
    export default MyDynamicPage;
    

    next/dynamic コンポーネントを使用することで、特定のコンポーネントをクライアントサイドのみでレンダリングすることができます。ssr: false オプションを指定することで、サーバーサイドレンダリングを無効化します。

サーバーサイドレンダリングを無効化する際の注意点

  • 開発効率
    CSRのページは、開発時にブラウザで直接確認できるため、開発効率が向上する可能性があります。
  • 初回読み込み
    CSRのページは、初回読み込み時にクライアント側でレンダリングされるため、サーバーサイドレンダリングのページよりも遅くなる可能性があります。
  • SEO
    CSRのページは、検索エンジンが直接レンダリングできないため、SEO対策が必要になる場合があります。



import { NextPage } from 'next';

const MyPage: NextPage = () => {
  // ...
};

MyPage.getInitialProps = () => null;

export default MyPage;
  • このメソッドの返り値を null にすることで、サーバーサイドレンダリングがスキップされます。
  • getInitialProps メソッドは、ページコンポーネントの初期化時にサーバー上で実行される関数です。
import dynamic from 'next/dynamic';

const MyDynamicPage = dynamic(() => import('./my-dynamic-page'), {
  ssr: false,
});

export default MyDynamicPage;
  • ssr: false オプションを指定することで、サーバーサイドレンダリングを無効化します。
  • next/dynamic コンポーネントを使用することで、特定のコンポーネントをクライアントサイドのみでレンダリングすることができます。

next/router を使ってコンポーネントを動的に読み込む

import { useRouter } from 'next/router';

const MyPage = () => {
  const router = useRouter();
  const { page } = router.query;

  if (page === 'my-dynamic-page') {
    return <MyDynamicPage />;
  }

  return <div>他のページ</div>;
};

export default MyPage;
  • page パラメータに応じて、サーバーサイドレンダリングを無効化したいコンポーネントをレンダリングします。
  • next/router を使用して、ルーティング情報を取得し、条件に基づいてコンポーネントを動的に読み込むことができます。



next/link を使用してクライアントサイド遷移をトリガーする

import Link from 'next/link';

const MyPage = () => {
  return (
    <div>
      <Link href="/my-dynamic-page">
        <a>クライアントサイドで遷移</a>
      </Link>
    </div>
  );
};

export default MyPage;
  • この方法を使用すると、サーバーサイドレンダリングをスキップして、直接クライアントサイドでページをレンダリングすることができます。
  • next/link コンポーネントを使用して、クライアントサイドでページ遷移をトリガーすることができます。

next/router を使用してプログラム的に遷移する

import { useRouter } from 'next/router';

const MyPage = () => {
  const router = useRouter();

  const handleClick = () => {
    router.push('/my-dynamic-page');
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={handleClick}>クライアントサイドで遷移</button>
    </div>
  );
};

export default MyPage;
  • next/router を使用して、プログラム的にページ遷移をトリガーすることができます。
import Image from 'next/image';

const MyPage = () => {
  return (
    <div>
      <Image
        src="/my-image.jpg"
        alt="My Image"
        width={500}
        height={300}
        layout="responsive"
      />
    </div>
  );
};

export default MyPage;
  • このコンポーネントは、サーバーサイドレンダリングをスキップして、クライアントサイドで画像を読み込みます。
  • next/image コンポーネントを使用すると、画像を効率的に読み込むことができます。

reactjs next.js server-side-rendering



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