Next.js で特定のページでサーバーサイドレンダリングを無効にする:サンプルコード

2024-07-27

Next.js で特定のページでサーバーサイドレンダリングを無効にする方法

しかし、すべてのページでSSRが必要とは限りません。たとえば、ユーザーデータに依存する動的なページや、頻繁に変更されるページなどでは、SSR は非効率的になる可能性があります。このような場合は、特定のページでSSRを無効にすることが有効です。

Next.js でSSRを無効にするには、いくつかの方法があります。

getStaticProps を使用する

getStaticProps は、静的サイト生成に使用される関数です。この関数はビルド時に実行され、ページのHTMLを生成します。SSRを無効にするには、getStaticProps を返し、null を返します。

export async function getStaticProps() {
  // データフェッチなどの処理
  return {
    props: {
      // データ
    },
    revalidate: 1, // 再生成間隔(秒)
  }
}

export default function MyPage(props) {
  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
    </div>
  )
}

getServerSideProps と unstable_revalidate を使用する

getServerSideProps は、リクエストごとに実行される関数です。この関数は、ページのHTMLを生成するために使用できます。SSRを無効にするには、getServerSideProps を返し、false を返します。

export async function getServerSideProps(context) {
  // データフェッチなどの処理
  return {
    props: {
      // データ
    },
  }
}

export default function MyPage(props) {
  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
    </div>
  )
}

next.config.js を使用する

next.config.js ファイルを使用して、アプリケーション全体の構成をカスタマイズできます。SSRを無効にするには、target オプションを 'server' から 'client' に変更します。

module.exports = {
  target: 'client',
  // その他の構成
}

NoSSR コンポーネントを使用する

Next.js 13 では、NoSSR コンポーネントが導入されました。このコンポーネントでラップされたコンポーネントは、SSRされません。

import React from 'react';
import NoSSR from 'next/no-ssr';

const MyPage = () => {
  return (
    <NoSSR>
      <div>
        {/* コンテンツ */}
      </div>
    </NoSSR>
  )
}

export default MyPage;

注意点

  • SSRを無効にすることで、SEO に悪影響を与える可能性があります。
  • SSRを無効にするページは、JavaScriptが有効なブラウザでのみ機能します。
  • SSRを無効にする前に、その影響を慎重に検討してください。



// pages/my-page.js

export async function getStaticProps() {
  // データフェッチなどの処理

  // SSRを無効にする
  return {
    props: {
      // データ
    },
    revalidate: null, // 再生成を無効にする
  }
}

export default function MyPage(props) {
  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
    </div>
  )
}

この例では、getStaticProps を返し、revalidate プロパティを null に設定することで、SSRを無効にしています。

// pages/my-page.js

export async function getServerSideProps(context) {
  // データフェッチなどの処理

  // SSRを無効にする
  return {
    props: {
      // データ
    },
    unstable_revalidate: false, // 再生成を無効にする
  }
}

export default function MyPage(props) {
  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
    </div>
  )
}
// next.config.js

module.exports = {
  target: 'client', // SSRを無効にする
  // その他の構成
}

この例では、next.config.js ファイルで target オプションを 'client' に設定することで、アプリケーション全体のSSRを無効にしています。

// pages/my-page.js

import React from 'react';
import NoSSR from 'next/no-ssr';

const MyPage = () => {
  return (
    <NoSSR>
      <div>
        {/* コンテンツ */}
      </div>
    </NoSSR>
  )
}

export default MyPage;



useSWR フックは、API データをフェッチしてキャッシュするReactフックです。このフックを使用して、ページのデータをクライアント側でフェッチすることで、SSRを無効にすることができます。

import React from 'react';
import useSWR from 'swr';

const MyPage = () => {
  const { data, error } = useSWR('/api/data', fetcher);

  if (error) return <div>エラーが発生しました: {error.message}</div>;
  if (!data) return <div>データフェッチ中...</div>;

  return (
    <div>
      {/* データを表示 */}
    </div>
  )
}

export default MyPage;

next/dynamic コンポーネントを使用する

next/dynamic コンポーネントは、コンポーネントを動的にロードするコンポーネントです。このコンポーネントを使用して、必要なときにのみコンポーネントをロードすることで、SSRを無効にすることができます。

import React from 'react';
import dynamic from 'next/dynamic';

const MyComponent = dynamic(() => import('./MyComponent'), {
  ssr: false, // SSRを無効にする
});

const MyPage = () => {
  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
      <MyComponent />
    </div>
  )
}

export default MyPage;

Lazy コンポーネントは、コンポーネントのレンダリングを遅らせるReactコンポーネントです。このコンポーネントを使用して、必要なときにのみコンポーネントをレンダリングすることで、SSRを無効にすることができます。

import React, { useState, useEffect } from 'react';
import MyComponent from './MyComponent';

const MyPage = () => {
  const [showComponent, setShowComponent] = useState(false);

  useEffect(() => {
    // コンポーネントを表示するタイミングを制御するロジック
    setShowComponent(true);
  }, []);

  return (
    <div>
      {/* コンテンツ */}
      {showComponent && <MyComponent />}
    </div>
  )
}

export default MyPage;

これらの方法は、それぞれ異なるユースケースに適しています。状況に合わせて適切な方法を選択してください。

  • 上記以外にも、ライブラリやツールを使用してSSRを無効にする方法があります。

reactjs next.js server-side-rendering



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