React Navigation v3で発生する「Invariant Violation: The navigation prop is missing for this navigator」エラーを解決する方法

2024-06-08

React Navigation v3における「Invariant Violation: The navigation prop is missing for this navigator」エラーの解決方法

このエラーは、React Navigation v3において、ナビゲーションコンポーネントに navigation propが渡されていない場合に発生します。navigation propは、画面遷移やその他のナビゲーション操作を実行するために必要な重要なプロパティです。

原因

このエラーが発生する主な原因は以下の2つです。

createAppContainer関数を使用していない: React Navigation v3では、createAppContainer関数を使用して、ナビゲーションコンポーネントの階層をラッピングする必要があります。この関数は、navigation propを各コンポーネントに提供します。
ナビゲーションコンポーネントに誤ったpropをを渡している: 一部のナビゲーションコンポーネントは、navigation propではなく、screenProps や route などの別のpropを必要とします。

解決方法

以下の手順でエラーを解決できます。

まだ createAppContainer 関数を使用していない場合は、アプリケーションのルートコンポーネントで以下のように使用します。

import { createAppContainer } from 'react-navigation';
import { MyNavigator } from './MyNavigator'; // ナビゲーションコンポーネントをインポート

const App = createAppContainer(MyNavigator);

export default App;

正しいpropをナビゲーションコンポーネントに渡す

使用しているナビゲーションコンポーネントに必要なpropを確認してください。例えば、StackNavigator コンポーネントを使用している場合は、navigation propを各スクリーンコンポーネントに渡す必要があります。

import { StackNavigator } from 'react-navigation';

const MyNavigator = StackNavigator({
  Home: { screen: HomeScreen },
  Details: { screen: DetailsScreen },
});

export default MyNavigator;

その他の解決策

上記の方法で解決しない場合は、以下の点も確認してみてください。

使用している React Navigation のバージョンが最新であることを確認してください。

補足

このエラーは、開発環境でのみ発生します。本番環境では発生しません。
エラーメッセージには、問題が発生しているコンポーネントに関する詳細情報が含まれています。この情報を使用して、問題の箇所を特定することができます。

React Navigation v3 でのナビゲーションの基本例

必要なもの

React
React Native
React Navigation v3

手順

プロジェクトを作成する

npx create-react-native-app my-app

必要なライブラリをインストールする

yarn add react-navigation

App.js ファイルを編集する

import React from 'react';
import { createBottomTabNavigator } from 'react-navigation';
import { StyleSheet, Text, View } from 'react-native';

const HomeScreen = ({ navigation }) => (
  <View style={styles.container}>
    <Text>Home Screen</Text>
    <Button title="Go to Details" onPress={() => navigation.navigate('Details')} />
  </View>
);

const DetailsScreen = ({ navigation }) => (
  <View style={styles.container}>
    <Text>Details Screen</Text>
    <Button title="Go back" onPress={() => navigation.goBack()} />
  </View>
);

const TabNavigator = createBottomTabNavigator({
  Home: { screen: HomeScreen },
  Details: { screen: DetailsScreen },
});

const App = () => (
  <TabNavigator />
);

export default App;

const styles = StyleSheet.create({
  container: {
    flex: 1,
    alignItems: 'center',
    justifyContent: 'center',
  },
});

アプリを実行する

yarn start

このコードを実行すると、2つのタブを持つシンプルなアプリケーションが表示されます。最初のタブは "Home" というラベルが付いており、"Go to Details" ボタンをクリックすると "Details" タブに移動します。"Details" タブには "Go back" ボタンがあり、クリックすると "Home" タブに戻ります。