React Router の withRouter 解説

2024-10-16

React.js と React Router での withRouter の役割について

withRouter は、React Router でコンポーネントにルーティングに関する情報を提供する高階コンポーネントです。これにより、コンポーネントがルーティングに関するプロパティやメソッドにアクセスすることができ、動的なコンテンツやナビゲーションを実装することができます。

withRouter の主な機能

  • history オブジェクト
    ブラウザの履歴を操作するためのメソッド (push、replace、go、goBack、goForward など) を提供します。
  • location オブジェクト
    現在のブラウザの URL に関する情報 (パス、クエリパラメータ、ハッシュなど) を提供します。
  • match オブジェクト
    現在のルートに関する情報 (パス、URL パラメータ、クエリパラメータなど) を提供します。
import { withRouter } from 'react-router-dom';

function MyComponent(props) {
  const { match, location, history } = props;

  // ルーティング情報を使ってコンポーネントをレンダリングする
  return (
    <div>
      <p>現在のパス: {match.path}</p>
      <p>URL パラメータ: {match.params.id}</p>
      <button onClick={() => history.push('/new-page')}>新しいページに移動</button>
    </div>
  );
}

export default withRouter(MyComponent);
  • ルーティングの管理
    history オブジェクトを使ってプログラム的にルーティングを操作することができます。
  • 簡潔なコード
    コンポーネント内でルーティング情報を直接取得する代わりに、props から受け取ることでコードが読みやすくなります。
  • コンポーネントの汎用性
    withRouter を使うことで、コンポーネントをルーティングに依存せず、他のコンポーネントやアプリケーションでも再利用することができます。



import { withRouter } from 'react-router-dom';

function MyComponent(props) {
  const { match, location, history } = props;

  // ルーティング情報を使ってコンポーネントをレンダリングする
  return (
    <div>
      <p>現在のパス: {match.path}</p>
      <p>URL パラメータ: {match.params.id}</p>
      <button onClick={() => history.push('/new-page')}>新しいページに移動</button>
    </div>
  );
}

export default withRouter(MyComponent);
import { useLocation, useNavigate, useParams } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const location = useLocation();
  const navigate = useNavigate();
  const params = useParams();

  // ルーティング情報を使ってコンポーネントをレンダリングする
  return (
    <div>
      <p>現在のパス: {location.pathname}</p>
      <p>URL パラメータ: {params.id}</p>
      <button onClick={() => navigate('/new-page')}>新しいページに移動</button>
    </div>
  );
}

export default MyComponent;

コードの説明

  • useParams フック (v6)
    現在の URL パラメータを取得します。
  • useNavigate フック (v6)
    プログラム的にルーティングを操作するためのメソッドを提供します。
  • useLocation フック (v6)
    現在のブラウザの URL に関する情報を取得します。

コードの解説

  • navigate('/new-page') (v6)
    履歴に新しいエントリを追加し、/new-page にナビゲートします。
  • match.params.id (v5) / params.id (v6)
    URL パラメータ id の値を取得します。
  • location.pathname (v5/v6)
    現在のブラウザの URL のパスを取得します。
  • match.path (v5)
    現在のルートのパスを取得します。



useLocation

現在のブラウザの URL に関する情報を取得するフックです。

import { useLocation } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const location = useLocation();

  // 現在のパスを取得
  console.log(location.pathname);
}

useNavigate

プログラム的にルーティングを操作するためのフックです。

import { useNavigate } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const navigate = useNavigate();

  // 新しいページに移動
  const handleClick = () => {
    navigate('/new-page');
  };
}

useParams

現在の URL パラメータを取得するフックです。

import { useParams } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const { id } = useParams();

  // URL パラメータを取得
  console.log(id);
}

useRouteMatch

現在のルートに関する情報を取得するフックです。

import { useRouteMatch } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const match = useRouteMatch();

  // 現在のルートのパスを取得
  console.log(match.path);
}

useResolvedPath

相対的なパスを絶対的なパスに変換するフックです。

import { useResolvedPath } from 'react-router-dom';

function MyComponent() {
  const resolvedPath = useResolvedPath('/relative-path');

  // 相対的なパスを絶対的なパスに変換
  console.log(resolvedPath.pathname);
}

reactjs react-router



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