useStateとpropsの再読み込み

2024-10-20

React.useStateでpropsから状態を再読み込みしない理由の日本語解説

React.useStateは、コンポーネント内の状態を管理するためのフックです。このフックは、コンポーネントのレンダリングのたびに再評価されます。つまり、コンポーネントが再レンダリングされるたびに、useStateのコールバック関数が実行され、新しい状態が設定されます。

しかし、useStateはpropsから状態を自動的に再読み込みしません。

その理由は以下の通りです:

  1. 状態の独立性
    useStateはコンポーネントのローカルな状態を管理します。これは、コンポーネントの内部で設定された状態が、外部のpropsやコンテキストから独立していることを意味します。
  2. パフォーマンスの最適化
    useStateがpropsから状態を自動的に再読み込みすると、不必要なレンダリングが発生する可能性があります。例えば、propsが変更された場合でも、状態が変更されていない場合は、コンポーネントを再レンダリングする必要はありません。
  3. 開発者の制御
    useStateを使用することで、開発者はコンポーネントの状態をどのように更新するかを完全に制御できます。これにより、複雑な状態管理ロジックを実装することができます。

propsから状態を更新する方法:

もしpropsから状態を更新したい場合は、以下のような方法を使用できます:

  1. useEffectフック
    useEffectフックを使用して、propsが変更されたときに状態を更新します。
  2. カスタムフック
    カスタムフックを作成して、propsから状態を更新するロジックをカプセル化します。


import { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  return <div>{value}</div>;
}

この例では、useEffectフックを使用して、initialValueが変更されたときにvalueの状態を更新しています。




React.useStateでpropsから状態を再読み込みしない例と、useStateとpropsの再読み込みに関する解説

例: propsから状態を更新しない場合

import { useState } from 'react';

function MyComponent({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  return <div>{value}</div>;
}

この例では、initialValueがpropsとして渡されていますが、valueの状態は直接initialValueに依存していません。そのため、initialValueが変更されても、valueの状態は更新されません。

例: useEffectフックを使用してpropsから状態を更新する場合

import { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  return <div>{value}</div>;
}

この例では、useEffectフックを使用して、initialValueが変更されたときにvalueの状態を更新しています。useEffectの依存配列にinitialValueを含めることで、initialValueが変更されたときにのみ効果関数が実行され、valueが更新されます。

useStateとpropsの再読み込みに関する解説

  • useStateとpropsの関係
    useStateはコンポーネントのローカルな状態を管理します。これは、コンポーネントの内部で設定された状態が、外部のpropsやコンテキストから独立していることを意味します。そのため、propsが変更されても、useStateで管理されている状態は自動的に更新されません。
  • propsの再読み込み
    propsはコンポーネントの親から子コンポーネントに渡される値です。親コンポーネントが再レンダリングされると、子コンポーネントのpropsも再読み込みされます。



代替手法:

useEffectフック:

  • 依存配列にpropsを含めることで、propsが変更されたときにのみ効果関数が実行されます。
import { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent({ initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  return <div>{value}</div>;
}

カスタムフック:

  • カスタムフックを複数のコンポーネントで再利用することができます。
import { useState, useEffect } from 'react';

function useValueFromProps(initialValue) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  useEffect(() => {
    setValue(initialValue);
  }, [initialValue]);

  return value;
}

function MyComponent({ initialValue }) {
  const value = useValueFromProps(initialValue);

  return <div>{value}</div>;
}

コンテキストAPI:

  • 親コンポーネントでコンテキストプロバイダーを作成し、子コンポーネントでコンテキストコンシューマーを使用して状態にアクセスします。
  • コンポーネントツリー全体で状態を共有する必要がある場合は、コンテキストAPIを使用します。
import { createContext, useContext, useState } from 'react';

const MyContext = createContext();

function MyProvider({ children, initialValue }) {
  const [value, setValue] = useState(initialValue);

  return (
    <MyContext.Provider value={{ value, setValue }}>
      {children}
    </MyContext.Provider>
  );
}

function MyComponent() {
  const { value } = useContext(MyContext);

  return <div>{value}</div>;
}

reactjs react-hooks



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