React setState コールバック解説

2024-09-22

React HooksでsetStateのコールバックを使用する

setStateのコールバックは、setStateの更新が完了した後に実行される関数です。これにより、更新後の状態に基づいて処理を実行したり、他の状態を更新したりすることができます。

基本的な使い方

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1   );
    console.log('count:', count); // これは更新前の値を表示します
    setCount(count + 1);
    console.log('count:', count); // これは更新後の値を表示します
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}

この例では、handleClick関数内でsetCountを2回呼び出しています。最初の呼び出しでは、更新前の値がコンソールに出力されます。2回目の呼び出しでは、setStateのコールバックが実行され、更新後の値がコンソールに出力されます。

コールバックを使った処理

import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);
  const [message, setMessage] = useState('');

  useEffect(() => {
    if (count > 5) {
      setMessage('Count is greater than 5!');
    }
  }, [count]);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1);
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <p>{message}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}

この例では、useEffectフックを使用して、countが5を超えたときにメッセージを表示しています。setCountのコールバックは、更新後のcountの値に基づいてuseEffectがトリガーされ、メッセージが更新されます。

複数の更新をバッチ処理する

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [user, setUser] = useState({ name: '', age: 0 });

  const handleUpdate = () => {
    setUser((prevUser) => ({
      ...prevUser,
      name: 'John Doe',
      age: 30,
    }));
  };

  return (
    <div>
      <p>Name: {user.name}</p>
      <p>Age: {user.age}</p>
      <button onClick={handleUpdate}>Update User</button>
    </div>
  );
}

この例では、setUserのコールバックを使用して、ユーザー情報を更新しています。コールバック内でprevUserを受け取ることができるため、現在の状態に基づいて新しい状態を構築することができます。これにより、複数の更新を効率的にバッチ処理することができます。




import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1   );
    console.log('count:', count); // これは更新前の値を表示します
    setCount(count + 1);
    console.log('count:', count); // これは更新後の値を表示します
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}
import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);
  const [message, setMessage] = useState('');

  useEffect(() => {
    if (count > 5) {
      setMessage('Count is greater than 5!');
    }
  }, [count]);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1);
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <p>{message}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}
import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [user, setUser] = useState({ name: '', age: 0 });

  const handleUpdate = () => {
    setUser((prevUser) => ({
      ...prevUser,
      name: 'John Doe',
      age: 30,
    }));
  };

  return (
    <div>
      <p>Name: {user.name}</p>
      <p>Age: {user.age}</p>
      <button onClick={handleUpdate}>Update User</button>
    </div>
  );
}



useEffectフックを使用する

useEffectフックは、コンポーネントのレンダリング後に副作用を実行するための方法です。setStateのコールバックの代わりに、useEffectフックを使用して、更新後の状態に基づいて処理を実行することができます。

import React, { useState, useEffect } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  useEffect(() => {
    if (count > 5) {
      console.log('Count is greater than 5!');
    }
  }, [count]);

  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1);
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}

この例では、useEffectフックを使用して、countが5を超えたときにメッセージをコンソールに出力しています。countが更新されると、useEffectフックがトリガーされ、処理が実行されます。

useCallbackフックを使用する

useCallbackフックは、関数をメモ化し、再レンダリング時に再作成されないようにします。これにより、パフォーマンスを向上させることができます。setStateのコールバックをメモ化したい場合は、useCallbackフックを使用することができます。

import React, { useState, useCallback } from 'react';

function MyComponent() {
  const [count, setCount] = useState(0);

  const handleUpdate = useCallback(() => {
    setCount(count + 1);
  }, [count]);

  return (
    <div>
      <p>Count: {count}</p>
      <button onClick={handleUpdate}>Increment</button>
    </div>
  );
}

この例では、handleUpdate関数をuseCallbackフックを使用してメモ化しています。これにより、handleUpdate関数が再レンダリング時に再作成されることが防止され、パフォーマンスが向上します。

useReducerフックを使用する

useReducerフックは、複雑な状態管理を行うための方法です。useReducerフックを使用すると、setStateのコールバックの代わりに、dispatch関数を使用して状態を更新することができます。

import React, { useReducer } from 'react';

const initialState = { count: 0 };

const reducer = (state, action) => {
  switch (action.type) {
    case 'INCREMENT':
      retu   rn { ...state, count: state.count + 1 };
    default:
      return state;
  }
};

funct   ion MyComponent() {
  const [state, dispatch] = useReducer(reducer, initialState);

  const handleClick = () => {
    dispatch({ type: 'INCREMENT' });
  };

  return (
    <div>
      <p>Count: {state.count}</p>
      <button onClick={handleClick}>Increment</button>
    </div>
  );
}

この例では、useReducerフックを使用して、状態を管理しています。dispatch関数を使用して、状態を更新することができます。


reactjs react-hooks use-state



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