Reactでボタン無効化テスト

2024-10-14

React Testing Libraryでボタンの無効化を確認する

React Testing Libraryは、Reactアプリケーションのテストを支援するライブラリです。このライブラリを使用することで、ユーザーの視点に立ったテストを書くことができます。

ボタンの無効化を確認する

ボタンの無効化を確認するには、次の手順に従います。

  1. ボタンの要素を取得する
    getByRoleまたはgetByTestIdなどのメソッドを使用して、テスト対象のボタンの要素を取得します。
  2. disabled属性を確認する
    取得した要素のdisabled属性がtrueであることを確認します。

import { render, screen } from '@testing-library/react';
import ButtonComponent from './ButtonComponent';

test('Button is disabled', () => {
  render(<ButtonComponent disabled />);

  const buttonElement = screen.getByRole('button');
  expect(buttonElement).toHaveAttribute('disabled');
});

この例では、ButtonComponentというコンポーネントのボタンがdisabledプロパティによって無効化されていることをテストしています。

重要なポイント

  • テストケースの追加
    さまざまな条件下でボタンの無効化が適切に処理されていることを確認するために、複数のテストケースを追加することを検討してください。
  • ユーザーの視点
    React Testing Libraryは、ユーザーの視点に立ったテストを書くことを推奨しています。そのため、disabled属性ではなく、ボタンが実際にクリックできないことを確認することも重要です。



import { render, screen } from '@testing-library/react';
import ButtonComponent from './ButtonComponent';

test('Button is disabled', () => {
  render(<ButtonComponent disabled />);

  const buttonElement = screen.getByRole('button');
  expect(buttonElement).toHaveAttribute('disabled');
});



toBeDisabled() マッチャーを使用する

  • disabled 属性が設定されているか直接的に確認するシンプルな方法です。
  • jest-dom がインストールされている場合に利用できます。
expect(buttonElement).toBeDisabled();

closest() メソッドと toHaveAttribute('disabled') を組み合わせる

  • jsdom のバージョンに注意が必要です。
  • ボタンの親要素も含めてdisabled属性を確認したい場合に有効です。
expect(buttonElement.closest('button')).toHaveAttribute('disabled');

hasAttribute('disabled') を使用する

  • jestjasmine などの他のテストフレームワークで使用できます。
expect(buttonElement.closest('button').hasAttribute('disabled')).toBeTrue();

ロール属性を用いて確認する

  • role="button" 属性を持つ要素が aria-disabled="true" 属性を持っているか確認します。
  • アクセシビリティに重点を置いたテストを行う場合に有効です。
expect(screen.getByRole('button', { name: 'ボタンのテキスト' })).toHaveAttribute('aria-disabled', 'true');

どの方法を選ぶべきか?

  • アクセシビリティ
    ロール属性を用いた確認は、アクセシビリティに重点を置いたテストに適しています。
  • 親要素の確認
    closest() は親要素も含めて確認したい場合に有効です。
  • 特定の属性
    toHaveAttribute('disabled') は特定の属性を確認したい場合に便利です。
  • 簡潔さ
    toBeDisabled() が最も簡潔です。

選ぶ際のポイント

  • 読みやすさ
    テストコードの可読性も考慮しましょう。
  • プロジェクトのセットアップ
    利用可能なライブラリや設定によって使える方法が異なります。
  • テストの目的
    何を確認したいのかによって適切な方法を選びます。
  • カスタムマッチャー
    独自のロジックでボタンの無効化を確認したい場合は、カスタムマッチャーを作成することも可能です。
  • React Testing Libraryの哲学
    React Testing Libraryは、ユーザーの視点でテストを書くことを推奨しています。そのため、disabled 属性だけでなく、ボタンが実際にクリックできないことを確認するテストケースも追加することを検討しましょう。

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