React Testing Library でアンカーの href 属性をテストする方法:初心者から上級者向けガイド

2024-05-23

React Testing Library は、React コンポーネントをテストするためのライブラリです。このライブラリを使用して、アンカー要素 (<a>) の href 属性値をテストできます。

方法

以下の手順で、React Testing Library を使用してアンカーの href 属性をテストできます。

  1. アンカー要素を取得する

    screen.getByRole() ヘルパーを使用して、アンカー要素を取得します。このヘルパーは、aria-role 属性を使用して要素を取得します。

    const anchor = screen.getByRole('link', { name: 'Click Me' });
    
  2. href 属性を確認する

    expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
    

以下の例は、About ページへのリンクを含むコンポーネントをテストする方法を示しています。

import React from 'react';
import { render, screen } from '@testing-library/react';

const AboutLink = () => {
  return (
    <a href="/about">About</a>
  );
};

test('AboutLink component renders correctly', () => {
  render(<AboutLink />);

  const anchor = screen.getByRole('link', { name: 'Click Me' });
  expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
});

補足

  • テスト対象のアンカー要素に aria-role="link" 属性が設定されていることを確認してください。
  • href 属性値を直接比較する代わりに、toMatchInlineSnapshot() マッチャーを使用して、スナップショットを作成することもできます。
    • 上記以外にも、fireEvent() ヘルパーを使用してアンカーをクリックし、遷移先のページをテストすることもできます。
    • テスト対象のコンポーネントが複雑な場合は、data-testid 属性を使用して要素を特定することをお勧めします。



    import React from 'react';
    import { render, screen } from '@testing-library/react';
    
    const AboutLink = () => {
      return (
        <a href="/about">About</a>
      );
    };
    
    test('AboutLink component renders correctly', () => {
      render(<AboutLink />);
    
      const anchor = screen.getByRole('link', { name: 'Click Me' });
      expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
    });
    

    解説

    このコードは、以下のことを行っています。

    1. AboutLink コンポーネントを render 関数を使用してレンダリングします。
    2. screen.getByRole() ヘルパーを使用して、aria-role 属性が link である要素を取得します。
    3. name プロパティが Click Me である要素が取得されていることを確認します。
    4. toHaveAttribute() マッチャーを使用して、取得した要素の href 属性値が /about であることを確認します。
    • このコードは、Jest と React Testing Library を使用してテストされています。
    • テスト対象のコンポーネントは、AboutLink という名前のコンポーネントです。
    • テスト対象のコンポーネントは、href="/about" のアンカー要素を含むコンポーネントです。
    • テストは、アンカー要素の href 属性値が /about であることを確認します。

    このサンプルコードをどのように使用できますか?

    このサンプルコードを、独自のテストケースで使用できます。サンプルコードをコピーして、テスト対象のコンポーネントと一致するように変更する必要があります。

    import React from 'react';
    import { render, screen } from '@testing-library/react';
    
    const HomeLink = () => {
      return (
        <a href="/">Home</a>
      );
    };
    
    test('HomeLink component renders correctly', () => {
      render(<HomeLink />);
    
      const anchor = screen.getByRole('link', { name: 'Home' });
      expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/');
    });
    



      React Testing Library でアンカーの href 属性をテストするその他の方法

      getByText() ヘルパーを使用して、アンカー要素内のテキストコンテンツに基づいて要素を取得できます。その後、getAttribute() メソッドを使用して、href 属性値を取得できます。

      const anchor = screen.getByText('About');
      expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
      

      queryByText() ヘルパーは、getByText() ヘルパーと似ていますが、要素が存在しない場合でも null を返します。これは、要素が存在するかどうかをテストする場合に役立ちます。

      const anchor = screen.queryByText('About');
      if (anchor) {
        expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
      }
      

      findByRole() ヘルパーは、非同期的に要素を検索します。これは、要素がレンダリングされるまでに時間がかかる場合に役立ちます。

      const anchor = await screen.findByRole('link', { name: 'Click Me' });
      expect(anchor).toHaveAttribute('href', '/about');
      

      カスタム matcher を使用する

      独自の matcher を作成して、href 属性値をテストすることもできます。これにより、より複雑なテストを作成することができます。

      expect(anchor).toHaveCustomMatcher((element) => {
        return element.getAttribute('href') === '/about';
      });
      

      使用する方法は、テストのニーズによって異なります。

      • シンプルでわかりやすいテストの場合は、getByRole() ヘルパーを使用するのがおすすめです。
      • 要素がレンダリングされるまでに時間がかかる場合は、findByRole() ヘルパーを使用するのがおすすめです。
      • より複雑なテストを作成する場合は、カスタム matcher を使用するのがおすすめです。
        • テストは簡潔でわかりやすく記述するように心がけましょう。
        • テストを頻繁に実行して、コードの変更による影響を確認しましょう。

        reactjs jestjs anchor


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