Next.jsでURLパスを取得する
例:
import { useRouter } from 'next/router';
function MyComponent() {
const router = useRouter();
const pathname = router.pathname;
return (
<div>
<h1>Current Path: {pathname}</h1>
</div>
);
}
どのように機能するか:
- useRouterフックのインポート
next/router
モジュールからuseRouter
フックをインポートします。
- useRouterフックの呼び出し
- pathnameプロパティの取得
- パスの使用
具体的な例:
- クエリパラメータの取得と使用
const { id } = router.query; // idを使用してデータを取得したり、条件分岐を行う
- 特定のパスに基づいてコンポーネントをレンダリング
if (pathname === '/about') { return <AboutPage />; } else if (pathname === '/contact') { return <ContactPage />; } else { return <HomePage />; }
注意
useRouter
フックはサーバーサイドレンダリング(SSR)でも動作します。pathname
は現在のURLのパスのみを返します。クエリパラメータを取得するには、router.query
を使用します。
Next.jsでURLパスを取得するコード例の詳細解説
コード例1:基本的な使い方
import { useRouter } from 'next/router';
function MyComponent() {
const router = useRouter();
const pathname = router.pathname;
return (
<div>
<h1>現在のパス: {pathname}</h1>
</div>
);
}
- JSXでの表示
- pathnameプロパティ
- routerオブジェクト
useRouter
を呼び出すと、このオブジェクトが返されます。- 現在のルーティングに関する様々なプロパティやメソッドを持っています。
- useRouterフック
next/router
からインポートするフックです。- 現在のルートに関する情報(パス、クエリパラメータなど)にアクセスするための手段を提供します。
コード例2:特定のパスに基づいたレンダリング
if (pathname === '/about') {
return <AboutPage />;
} else if (pathname === '/contact') {
return <ContactPage />;
} else {
return <HomePage />;
}
- 条件分岐
pathname
の値によって、異なるコンポーネントをレンダリングします。- 例えば、
/about
にアクセスした場合にはAboutPage
コンポーネントを表示し、/contact
にアクセスした場合にはContactPage
コンポーネントを表示します。
コード例3:クエリパラメータの取得と使用
const { id } = router.query;
// idを使用してデータを取得したり、条件分岐を行う
- データの取得や条件分岐
- router.query
- URLのクエリパラメータ(
?id=123
のような部分)にアクセスするためのオブジェクトです。 - オブジェクトのプロパティ名として、クエリパラメータの名前が使用されます。
- URLのクエリパラメータ(
- 取得した情報を元に、動的なページや条件分岐を実装できます。
router.query
でクエリパラメータを取得できます。pathname
プロパティで現在のパスを取得できます。useRouter
フックは、Next.jsでURLに関する情報を取得するための強力なツールです。
- localeプロパティ
- マルチリンガルサイトで、現在のロケールを取得できます。
- asPathプロパティ
応用例
- データフェッチ
- SEO
- 認証
- 動的なルーティング
注意点
- Next.jsのバージョンによっては、一部の機能やAPIが異なる場合があります。
- サーバーサイドレンダリング(SSR)でも使用できます。
さらに詳しく知りたい方へ
- Next.js公式ドキュメント
- useRouterフックに関する詳細な情報が記載されています。
この解説が、Next.jsでのURLパス取得の理解に役立てば幸いです。
- 「取得したURLパスを使って、外部APIからデータを取得したいのですが、どのように実装すれば良いでしょうか?」
- 「特定の条件下でだけURLパスを取得したいのですが、どのようにすれば良いでしょうか?」
contextオブジェクトを利用する方法 (getServerSideProps、getStaticProps)
- デメリット
クライアントサイドレンダリングには適さない。 - メリット
サーバーサイドレンダリング時に、リクエストオブジェクトから直接パスを取得できる。
// getServerSideProps.js
export async function getServerSideProps(context) {
const { pathname } = context.resolvedUrl;
// ...
}
この方法は、サーバーサイドでパスが必要な場合に便利です。例えば、サーバーサイドで動的なコンテンツを生成したり、特定のパスにアクセスしたユーザーを識別したりする場合などです。
window.location.pathnameを利用する方法 (クライアントサイドのみ)
- デメリット
サーバーサイドレンダリングでは使用できない。 - メリット
シンプルで、ブラウザの組み込みオブジェクトを使用するため、特別なライブラリは不要。
// クライアントサイドのコンポーネント
useEffect(() => {
const pathname = window.location.pathname;
// ...
}, []);
この方法は、クライアントサイドでしか使用できないため、SSRが必要な場合は注意が必要です。
next/navigationを利用する方法 (Next.js 13以降)
- デメリット
Next.js 13以降で導入された新しいAPIであるため、古いバージョンとの互換性がない。 - メリット
usePathname
フックで、動的なルートのパラメータも簡単に取得できる。
import { usePathname } from 'next/navigation';
function MyComponent() {
const pathname = usePathname();
// ...
}
この方法は、Next.js 13以降で導入された新しいAPIであり、useRouter
よりもシンプルにパスを取得できます。特に、動的なルートのパラメータを取得する際に便利です。
各方法の比較
reactjs next.js