Next.jsでURLパスを取得する

2024-09-23

例:

import { useRouter } from 'next/router';

function MyComponent() {
  const router = useRouter();
  const pathname = router.pathname;

  return (
    <div>
      <h1>Current Path: {pathname}</h1>
    </div>
  );
}

どのように機能するか:

  1. useRouterフックのインポート
    • next/routerモジュールからuseRouterフックをインポートします。
  2. useRouterフックの呼び出し
  3. pathnameプロパティの取得
  4. パスの使用

具体的な例:

  • クエリパラメータの取得と使用
    const { id } = router.query;
    // idを使用してデータを取得したり、条件分岐を行う
    
  • 特定のパスに基づいてコンポーネントをレンダリング
    if (pathname === '/about') {
      return <AboutPage />;
    } else if (pathname === '/contact') {
      return <ContactPage />;
    } else {
      return <HomePage />;
    }
    

注意

  • useRouterフックはサーバーサイドレンダリング(SSR)でも動作します。
  • pathnameは現在のURLのパスのみを返します。クエリパラメータを取得するには、router.queryを使用します。



Next.jsでURLパスを取得するコード例の詳細解説

コード例1:基本的な使い方

import { useRouter } from 'next/router';

function MyComponent() {
  const router = useRouter();
  const pathname = router.pathname;

  return (
    <div>
      <h1>現在のパス: {pathname}</h1>
    </div>
  );
}
  • JSXでの表示
  • pathnameプロパティ
  • routerオブジェクト
    • useRouterを呼び出すと、このオブジェクトが返されます。
    • 現在のルーティングに関する様々なプロパティやメソッドを持っています。
  • useRouterフック
    • next/routerからインポートするフックです。
    • 現在のルートに関する情報(パス、クエリパラメータなど)にアクセスするための手段を提供します。

コード例2:特定のパスに基づいたレンダリング

if (pathname === '/about') {
  return <AboutPage />;
} else if (pathname === '/contact') {
  return <ContactPage />;
} else {
  return <HomePage />;
}
  • 条件分岐
    • pathnameの値によって、異なるコンポーネントをレンダリングします。
    • 例えば、/aboutにアクセスした場合にはAboutPageコンポーネントを表示し、/contactにアクセスした場合にはContactPageコンポーネントを表示します。

コード例3:クエリパラメータの取得と使用

const { id } = router.query;
// idを使用してデータを取得したり、条件分岐を行う
  • データの取得や条件分岐
  • router.query
    • URLのクエリパラメータ(?id=123のような部分)にアクセスするためのオブジェクトです。
    • オブジェクトのプロパティ名として、クエリパラメータの名前が使用されます。
  • 取得した情報を元に、動的なページや条件分岐を実装できます。
  • router.queryでクエリパラメータを取得できます。
  • pathnameプロパティで現在のパスを取得できます。
  • useRouterフックは、Next.jsでURLに関する情報を取得するための強力なツールです。
  • localeプロパティ
    • マルチリンガルサイトで、現在のロケールを取得できます。
  • asPathプロパティ

応用例

  • データフェッチ
  • SEO
  • 認証
  • 動的なルーティング

注意点

  • Next.jsのバージョンによっては、一部の機能やAPIが異なる場合があります。
  • サーバーサイドレンダリング(SSR)でも使用できます。

さらに詳しく知りたい方へ

  • Next.js公式ドキュメント
    • useRouterフックに関する詳細な情報が記載されています。

この解説が、Next.jsでのURLパス取得の理解に役立てば幸いです。

  • 「取得したURLパスを使って、外部APIからデータを取得したいのですが、どのように実装すれば良いでしょうか?」
  • 「特定の条件下でだけURLパスを取得したいのですが、どのようにすれば良いでしょうか?」



contextオブジェクトを利用する方法 (getServerSideProps、getStaticProps)

  • デメリット
    クライアントサイドレンダリングには適さない。
  • メリット
    サーバーサイドレンダリング時に、リクエストオブジェクトから直接パスを取得できる。
// getServerSideProps.js
export async function getServerSideProps(context) {
  const { pathname } = context.resolvedUrl;
  // ...
}

この方法は、サーバーサイドでパスが必要な場合に便利です。例えば、サーバーサイドで動的なコンテンツを生成したり、特定のパスにアクセスしたユーザーを識別したりする場合などです。

window.location.pathnameを利用する方法 (クライアントサイドのみ)

  • デメリット
    サーバーサイドレンダリングでは使用できない。
  • メリット
    シンプルで、ブラウザの組み込みオブジェクトを使用するため、特別なライブラリは不要。
// クライアントサイドのコンポーネント
useEffect(() => {
  const pathname = window.location.pathname;
  // ...
}, []);

この方法は、クライアントサイドでしか使用できないため、SSRが必要な場合は注意が必要です。

next/navigationを利用する方法 (Next.js 13以降)

  • デメリット
    Next.js 13以降で導入された新しいAPIであるため、古いバージョンとの互換性がない。
  • メリット
    usePathnameフックで、動的なルートのパラメータも簡単に取得できる。
import { usePathname } from 'next/navigation';

function MyComponent() {
  const pathname = usePathname();
  // ...
}

この方法は、Next.js 13以降で導入された新しいAPIであり、useRouterよりもシンプルにパスを取得できます。特に、動的なルートのパラメータを取得する際に便利です。

各方法の比較


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