ボタンクリックでデータフェッチする React-Query の使い方

2024-10-08

React-Queryでボタンクリック時にuseQueryを使う

React-Queryは、Reactアプリケーションでのデータフェッチングを管理するためのライブラリです。useQueryフックは、データのフェッチング、キャッシング、再フェッチングなどの機能を提供します。

ボタンクリックによるuseQueryの実行

import { useEffect, useState } from 'react';
import { useQuery } from 'react-query';

function MyComponent() {
  const [isButtonClicked, setIsButtonClicked] = useState(false);

  const { data, isFetching, error } = useQuery('myData', () => fetchData(), {
    enabled: isButtonClicked,
  });

  const handleClick = () => {
    setIsButtonClicked(true);
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={handleClick}>Fetch Data</button>
      {isFetching ? (
        <p>Loading...</p>
      ) : error ? (
        <p>Error: {error.message}</p>
      ) : (
        <p>Data: {data}</p>
      )}
    </div>
  );
}

コード解説

  1. useQueryフックの呼び出し

    • 'myData'はクエリキーです。同じキーで複数のuseQuery呼び出しがされると、キャッシュが共有されます。
    • fetchDataはデータを取得する関数です。
    • enabled: isButtonClickedは、useQueryが実行されるかどうかを制御します。isButtonClickedtrueの場合にのみ実行されます。
  2. ボタンクリック時の処理

    • handleClick関数は、ボタンがクリックされたときに呼び出されます。
    • setIsButtonClicked(true)により、useQueryが実行されるようになります。
  3. データの表示とエラー処理

    • isFetchingは、データがフェッチ中かどうかを示します。
    • errorは、フェッチ中にエラーが発生した場合のエラーオブジェクトです。
    • dataは、フェッチされたデータです。

要点

  • isFetchingerrorプロパティを使用して、ローディング状態やエラーの処理ができます。
  • ボタンクリックや他のイベントをトリガーとして使用することができます。
  • enabledオプションを使用して、useQueryのトリガーを制御できます。



ボタンクリックでデータフェッチする React-Query の使い方

import { useEffect, useState } from 'react';
import { useQuery } from 'react-query';

function MyComponent() {
  const [isButtonClicked, setIsButtonClicked] = useState(false);

  const { data, isFetching, error } = useQuery('myData', () => fetchData(), {
    enabled: isButtonClicked,
  });

  const handleClick = () => {
    setIsButtonClicked(true);
  };

  return (
    <div>
      <button onClick={handleClick}>Fetch Data</button>
      {isFetching ? (
        <p>Loading...</p>
      ) : error ? (
        <p>Error: {error.message}</p>
      ) : (
        <p>Data: {data}</p>
      )}
    </div>
  );
}

コードの各部分の説明

  • JSX
    • ボタン: onClick 属性で handleClick 関数を呼び出すように設定しています。
    • isFetching: データフェッチ中の場合に表示されるローディングメッセージです。
    • error: エラーが発生した場合にエラーメッセージを表示します。
    • data: フェッチされたデータを表示します。
  • handleClick
    ボタンがクリックされた際に呼び出される関数です。isButtonClickedtrue に設定することで、useQuery が実行されるようにします。
  • useQuery
    • 'myData': クエリのユニークな識別子です。同じキーのクエリが実行されると、キャッシュされたデータが使用されます。
    • () => fetchData(): データをフェッチする関数です。
    • enabled: isButtonClicked: このオプションが true の場合にのみ、クエリが実行されます。つまり、ボタンがクリックされた時のみデータフェッチが行われます。
  • useState
    ボタンがクリックされたかどうかを管理する状態変数 isButtonClicked を作成しています。

動作の仕組み

  1. 初期状態
    ボタンは未クリックの状態です。isButtonClickedfalse で、useQuery は実行されません。
  2. ボタンクリック
    ボタンがクリックされると、handleClick が呼び出され、isButtonClickedtrue に設定されます。
  3. useQuery 実行
    isButtonClickedtrue になったため、useQuery が実行され、fetchData 関数が呼び出されてデータがフェッチされます。
  4. データ表示
    フェッチされたデータが data に格納され、画面に表示されます。

ポイント

  • キャッシュ
    useQuery は、一度フェッチしたデータをキャッシュするため、同じクエリが再度実行された場合、キャッシュされたデータが返されます。
  • エラー処理
    error プロパティを使用して、エラーが発生した場合の処理を行うことができます。
  • 状態管理
    useState を使用して、ボタンのクリック状態を管理しています。
  • enabled オプション
    useQuery の実行タイミングを制御する上で重要なオプションです。

このコード例は、React-Query を使用して、ボタンをクリックした際にのみデータフェッチを行い、その結果を画面に表示する方法を示しています。enabled オプションを活用することで、ユーザーの操作に合わせて柔軟にデータフェッチのタイミングを制御することができます。

  • 依存性
    クエリの実行結果が他のデータに依存している場合は、staleTimecacheTime オプションを使用することで、キャッシュの有効期限を設定できます。
  • 並列クエリ
    複数のクエリを並行して実行することも可能です。
  • データの更新
    データを更新したい場合は、refetch 関数を使用します。

より詳細な解説

より詳細な解説については、React-Query の公式ドキュメントを参照してください。

このドキュメントでは、useQuery の様々なオプションや使い方について詳しく説明されています。

  • React-Query は、React アプリケーションにおけるデータフェッチを効率的に管理するための強力なツールです。
  • 上記のコードは、簡略化された例です。実際のアプリケーションでは、エラー処理やローディング状態の表示などをより詳細に実装する必要があります。



refetch 関数を利用する

  • デメリット
    useQuery の初期設定が完了している必要があるため、初回レンダリング時はデータが取得されません。
  • メリット
    useQuery の再実行をより細かく制御できます。
import { useQuery } from 'react-query';

function MyComponent() {
  const { data, isFetching, error, refetch } = useQuery('myData', () => fetchData());

  const handleClick = () => {
    refetch();
  };

  // ...
}

カスタムフックを作成する

  • デメリット
    コード量が増える可能性があります。
  • メリット
    複雑なロジックをカプセル化し、コードの再利用性を高めます。
import { useQuery } from 'react-query';
import { useState } from 'react';

function useFetchOnButtonClick(queryKey, queryFn) {
  const [isButtonClicked, setIsButtonClicked] = useState(false);
  const { data, isFetching, error } = useQuery(queryKey, queryFn, {
    enabled: isButtonClicked,
  });

  const handleClick = () => {
    setIsButtonClicked(true);
  };

  return { data, isFetching, error, handleClick };
}

function MyComponent() {
  const { data, isFetching, error, handleClick } = useFetchOnButtonClick('myData', () => fetchData());

  // ...
}

Context API を利用する

  • デメリット
    過度に複雑な状態管理になる可能性があります。
  • メリット
    グローバルな状態管理に適しています。
import { createContext, useContext, useState } from 'react';
import { useQuery } from 'react-query';

const FetchDataContext = createContext();

function FetchDataProvider({ children }) {
  const [isButtonClicked, setIsButtonClicked] = useState(false);
  const { data, isFetching, error } = useQuery('myData', () => fetchData(), {
    enabled: isButtonClicked,
  });

  const value = { data, isFetching, error, handleClick: () => setIsButtonClicked(true) };

  return <FetchDataContext.Provider value={value}>{children}</FetchDataContext.Provider>;
}

function MyComponent() {
  const { data, isFetching, error, handleClick } = useContext(FetchDataContext);

  // ...
}
  • Zustand
    Zustand は、シンプルで軽量な状態管理ライブラリです。Redux のような複雑な仕組みを必要としない場合に適しています。
  • Redux
    Redux を利用してグローバルな状態を管理し、データフェッチをトリガーすることもできます。

選択のポイント

  • プロジェクトの規模や複雑さ
    プロジェクトの規模や複雑さによって、適切な方法が異なります。
  • 状態管理
    Context API や Redux は、グローバルな状態管理が必要な場合に適しています。
  • コードの再利用性
    カスタムフックは、複数のコンポーネントで共通のロジックを再利用したい場合に便利です。
  • 制御の細かさ
    refetch 関数は、useQuery の実行を細かく制御したい場合に適しています。

どの方法を選ぶかは、プロジェクトの要件や開発者の好みによって異なります。 各方法のメリットとデメリットを比較し、最適な方法を選択してください。

  • 上記の例では、fetchData 関数でデータのフェッチ処理を実装する必要があります。

reactjs react-native react-query



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