React Router Switch エラー 解決

2024-08-26

ReactJSにおける「Attempted import error: 'Switch' is not exported from 'react-router-dom'」エラーの日本語解説

エラーの意味

このエラーは、ReactJSのルーティングライブラリである「react-router-dom」から「Switch」コンポーネントをインポートしようとしたときに発生します。しかし、実際のところ、「Switch」コンポーネントは「react-router-dom」からエクスポートされていないため、このエラーが発生します。

原因と解決方法

このエラーの主な原因は、以下のいずれかです。

  1. インポートパスが間違っている

    • 「react-router-dom」のインポートパスが正しくない場合、このエラーが発生します。正しいパスを確認してください。
    import { Switch } from 'react-router-dom'; // 正しいインポートパス
    
  2. 「Switch」コンポーネントが非推奨になっている

    • React Router v6以降では、「Switch」コンポーネントは非推奨となりました。代わりに、「Routes」コンポーネントを使用する必要があります。
    import { Routes } from 'react-router-dom';
    
    // 以前のコード
    // <Switch>
    //   {/* ... */}
    // </Switch>
    
    // 新しいコード
    <Routes>
      {/* ... */}
    </Routes>
    



React Router Switch エラー 解決の例

エラー発生例:

import React from 'react';
import { Route, Switch } from 'react-router-dom';

function App() {
  return (
    <div>
      <Switch>
        <Route path="/" exact component={Home} />
        <Route path="/about" component={About} />
      </Switch>
    </div>
  );
}

このコードでは、Switchコンポーネントをインポートしていますが、実際にはSwitchは非推奨となっています。そのため、エラーが発生します。

解決方法:

Switchコンポーネントの代わりに、Routesコンポーネントを使用します。

import React from 'react';
import { Route, Routes } from 'react-router-dom';

function App() {
  return (
    <div>
      <Routes>
        <Route path="/" exact element={<Home />} />
        <Route path="/about" element={<About />} />
      </Routes>
    </div>
  );
}

注意
 

  • Routeコンポーネントのcomponentプロパティは、elementプロパティに置き換えられました。
  • Routesコンポーネントは、Switchコンポーネントと同様に、ネストされたルートをレンダリングする際に、最初のマッチするルートのみを表示します。

さらに詳しい例:

import React from 'react';
import { BrowserRouter as Router, Route, Routes } from 'react-router-dom';

function Home() {
  return <h1>Home Page</h1>;
}

function About() {
  return <h1>About Page</h1>;
}

function App() {
  return (
    <Router>
      <   Routes>
        <Route path="/" exact element={<Home />} />
        <Route path="/about" element={<About />} />
        <Route path="/contact" elemen   t={<h1>Contact Page</h1>} />
      </Routes>
    </Router>
  );
}



Routesコンポーネントの使用

import { Routes } from 'react-router-dom';

<Routes>
  {/* ... */}
</Routes>

ネストされたルートの使用

ネストされたルートを使用することで、複数のルートを管理できます。

import { Route, Routes } from 'react-router-dom';

<Routes>
  <Route path="/" element={<Layout />}>
    <Route path="/" exact element={<Home />} />
    <Route path="/about" element={<About />} />
  </Route>
</Routes>

カスタムルーティングソリューションの使用

より高度なルーティング要件がある場合は、カスタムルーティングソリューションを使用することができます。例えば、Redux Toolkit RouterやReact Router v4のmatchPath関数などを活用できます。

Redux Toolkit Router

import { createRouter, createMemoryHistory } from '@reduxjs/toolkit/query/routing';

const history = createMemoryHistory();
const router = createRouter({ history });

// ...

React Router v4のmatchPath関数

import { matchPath } from 'react-router-dom';

// ...
const match = matchPath(pathname, routes);

カスタムフックの使用

カスタムフックを作成して、ルーティングロジックを抽象化することができます。

import { useLocation } from 'react-router-dom';

function useCurrentPath() {
  const location = useLocation();
  return location.pathname;
}

reactjs



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