Reactで「confirm」エラーを回避! 代替手段とカスタムダイアログでスマートな開発

2024-07-27

React.jsにおける「予期せぬ 'confirm' の使用」エラー:詳細解説

React.jsアプリケーションで、confirm 関数を使用すると、no-restricted-globals ルールによって「予期せぬ 'confirm' の使用」というエラーが発生することがあります。これは、eslint などの静的コード解析ツールが、グローバル変数の confirm の使用を制限しているためです。

エラーの原因

confirm 関数は、ブラウザのポップアップウィンドウを表示して、ユーザーに確認を求めるために使用されます。しかし、この関数はユーザー体験を妨害したり、予期しない動作を引き起こしたりする可能性があるため、多くの場合、Reactアプリケーションでは好ましくありません。

解決策

このエラーを解決するには、以下の2つの方法があります。

window.confirm を使用する

confirm 関数はグローバル変数なので、window.confirm のように明示的にプレフィックスを付けることで使用できます。

// eslint-disable-next-line no-restricted-globals
if (window.confirm("この操作を実行しますか?")) {
  // ...
}

代替手段を使用する

confirm 関数の代わりに、以下の代替手段を使用することができます。

  • カスタムダイアログコンポーネントを作成する
  • react-bootstrap などのライブラリからモーダルコンポーネントを使用する
  • useReducer フックを使用して、独自のステート管理ロジックを実装する

予防策

  • .eslintrc ファイルに no-restricted-globals ルールの例外を追加する
  • eslint-plugin-react などのプラグインを使用して、Reactアプリケーションに特化したルールを適用する
  • コードレビューを通じて、confirm 関数の不要な使用を検出する
  • no-restricted-globals ルールは、プロジェクトのコーディング規範に合わせて設定する必要があります。
  • confirm 関数は、ユーザーとの対話を必要とする場合にのみ使用することをお勧めします。
  • 代替手段を使用することで、より良いユーザー体験とコードの保守性を確保することができます。



function deleteItem(id) {
  if (confirm("このアイテムを削除しますか?")) {
    // 削除処理
  }
}

以下の2つの方法でエラーを解決できます。

function deleteItem(id) {
  if (window.confirm("このアイテムを削除しますか?")) {
    // 削除処理
  }
}
import React, { useState } from 'react';

function DeleteDialog({ id, onConfirm }) {
  const [show, setShow] = useState(false);

  const handleClose = () => setShow(false);
  const handleConfirm = () => {
    onConfirm(id);
    setShow(false);
  };

  return (
    <>
      <button onClick={() => setShow(true)}>削除</button>
      {show && (
        <div className="dialog">
          <p>このアイテムを削除しますか?</p>
          <button onClick={handleClose}>キャンセル</button>
          <button onClick={handleConfirm}>削除</button>
        </div>
      )}
    </>
  );
}

function App() {
  const [items, setItems] = useState([1, 2, 3]);

  const handleDelete = (id) => {
    setItems(items.filter((item) => item !== id));
  };

  return (
    <>
      {items.map((item) => (
        <div key={item}>
          <p>{item}</p>
          <DeleteDialog id={item} onConfirm={handleDelete} />
        </div>
      ))}
    </>
  );
}

説明

handleDelete 関数は、削除するアイテムのIDを受け取り、items ステートからそのアイテムを削除します。

App コンポーネントは、items ステートを使用してアイテムリストをレンダリングします。各アイテムには、DeleteDialog コンポーネントが埋め込まれています。このコンポーネントは、handleDelete 関数にアイテムのIDを渡して、削除処理を実行します。

利点

  • カスタムダイアログコンポーネントを使用することで、ユーザー体験をより洗練させることができます。
  • コードのモジュール化と再利用性を向上させることができます。
  • テストが容易になります。



react-bootstrap の Modal コンポーネントを使用する

react-bootstrap は、ReactアプリケーションでBootstrapコンポーネントを使用するためのライブラリです。このライブラリには、モーダルダイアログを表示するための Modal コンポーネントが含まれています。

import React, { useState } from 'react';
import Modal from 'react-bootstrap/Modal';

function DeleteDialog({ id, onConfirm }) {
  const [show, setShow] = useState(false);

  const handleClose = () => setShow(false);
  const handleConfirm = () => {
    onConfirm(id);
    setShow(false);
  };

  return (
    <>
      <Button onClick={() => setShow(true)}>削除</Button>
      <Modal show={show} onHide={handleClose}>
        <Modal.Header closeButton>
          <Modal.Title>アイテム削除</Modal.Title>
        </Modal.Header>
        <Modal.Body>このアイテムを削除しますか?</Modal.Body>
        <Modal.Footer>
          <Button variant="secondary" onClick={handleClose}>
            キャンセル
          </Button>
          <Button variant="primary" onClick={handleConfirm}>
            削除
          </Button>
        </Modal.Footer>
      </Modal>
    </>
  );
}

// ... (Appコンポーネントは前回と同じ)

useReducer フックを使用して、独自のステート管理ロジックを実装することで、confirm 関数を使用せずに削除確認ダイアログを制御できます。

import React, { useState, useReducer } from 'react';

const initialState = {
  showDeleteDialog: false,
  itemId: null,
};

const reducer = (state, action) => {
  switch (action.type) {
    case 'SHOW_DELETE_DIALOG':
      return {
        ...state,
        showDeleteDialog: true,
        itemId: action.payload,
      };
    case 'HIDE_DELETE_DIALOG':
      return {
        ...state,
        showDeleteDialog: false,
        itemId: null,
      };
    case 'CONFIRM_DELETE':
      // 削除処理
      return {
        ...state,
        showDeleteDialog: false,
        itemId: null,
      };
    default:
      return state;
  }
};

function DeleteDialog({ onConfirm }) {
  const [dispatch] = useReducer(reducer, initialState);
  const { showDeleteDialog, itemId } = useReducer(reducer, initialState);

  const handleClose = () => dispatch({ type: 'HIDE_DELETE_DIALOG' });
  const handleConfirm = () => {
    onConfirm(itemId);
    dispatch({ type: 'CONFIRM_DELETE' });
  };

  return (
    <>
      {showDeleteDialog && itemId && (
        <div className="dialog">
          <p>このアイテムを削除しますか?</p>
          <button onClick={handleClose}>キャンセル</button>
          <button onClick={handleConfirm}>削除</button>
        </div>
      )}
    </>
  );
}

function App() {
  const [items, setItems] = useState([1, 2, 3]);
  const [dispatch] = useReducer(reducer, initialState);

  const handleDelete = (id) => {
    dispatch({ type: 'SHOW_DELETE_DIALOG', payload: id });
  };

  return (
    <>
      {items.map((item) => (
        <div key={item}>
          <p>{item}</p>
          <button onClick={() => handleDelete(item)}>削除</button>
        </div>
      ))}
      <DeleteDialog onConfirm={handleDelete} />
    </>
  );
}
  • アプリケーションのステート管理をより詳細に制御できます。
  • 使用するライブラリやフレームワークによって、`confirm

reactjs



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