Node.jsでタイムゾーンをマスターして国際的な開発を楽々こなす
Node.jsでデフォルトタイムゾーンを設定する方法
方法1:環境変数を使う
最も簡単な方法は、TZ
環境変数を設定することです。これは、OS全体でデフォルトタイムゾーンを設定する最も一般的な方法でもあります。
例:
# コマンドライン
export TZ="Asia/Tokyo"
# Windows
set TZ="Asia/Tokyo"
# Node.js
console.log(new Date().toLocaleString()); // "2024年4月11日午後3時56分"
方法2:process.envを使う
Node.jsでは、process.env
オブジェクトを使用して環境変数を取得・設定することができます。
process.env.TZ = "Asia/Tokyo";
console.log(new Date().toLocaleString()); // "2024年4月11日午後3時56分"
方法3:momentライブラリを使う
moment
ライブラリは、タイムゾーンの処理を簡単にする便利なライブラリです。
const moment = require("moment");
moment.tz.setDefault("Asia/Tokyo");
console.log(moment().format()); // "2024-04-11T15:56:00+09:00"
方法4:Intlモジュールを使う
Node.js 14以降では、Intl
モジュールを使用してタイムゾーンを指定することができます。
const date = new Date();
const options = {
timeZone: "Asia/Tokyo",
};
console.log(date.toLocaleString(options)); // "2024年4月11日午後3時56分"
- 環境全体でデフォルトタイムゾーンを設定したい場合は、
TZ
環境変数を設定するのが最も簡単です。 - 特定のNode.jsアプリケーションのみでタイムゾーンを設定したい場合は、
process.env
オブジェクトまたはmoment
ライブラリを使うのが良いでしょう。 - 国際化された日付時刻の書式設定が必要な場合は、
Intl
モジュールを使うのが良いでしょう。
// コマンドライン
export TZ="Asia/Tokyo"
// Node.js
console.log(new Date().toLocaleString()); // "2024年4月11日午後3時56分"
process.env.TZ = "Asia/Tokyo";
console.log(new Date().toLocaleString()); // "2024年4月11日午後3時56分"
const moment = require("moment");
moment.tz.setDefault("Asia/Tokyo");
console.log(moment().format()); // "2024-04-11T15:56:00+09:00"
const date = new Date();
const options = {
timeZone: "Asia/Tokyo",
};
console.log(date.toLocaleString(options)); // "2024年4月11日午後3時56分"
これらのコードは、Node.jsでデフォルトタイムゾーンを設定する方法を理解するのに役立ちます。
注意:
- これらのコードを実行する前に、Node.jsがインストールされていることを確認してください。
moment
ライブラリとIntl
モジュールを使用する場合は、事前にインストールする必要があります。
Node.jsでデフォルトタイムゾーンを設定するその他の方法
--use-strictフラグを使う
Node.js v10.17以降では、--use-strict
フラグを使用して、デフォルトタイムゾーンをUTC
に設定することができます。
node --use-strict server.js
Intl.DateTimeFormatコンストラクタを使う
Node.js v12以降では、Intl.DateTimeFormat
コンストラクタを使用して、デフォルトタイムゾーンを指定することができます。
const dateTimeFormat = new Intl.DateTimeFormat("ja-JP", {
timeZone: "Asia/Tokyo",
});
console.log(dateTimeFormat.format(new Date())); // "2024年4月11日午後3時56分"
タイムゾーンライブラリを使う
date-fns
やluxon
などのタイムゾーンライブラリを使用して、デフォルトタイムゾーンを設定することができます。
const dateFns = require("date-fns");
const date = dateFns.setTZ(new Date(), "Asia/Tokyo");
console.log(date.toLocaleString()); // "2024年4月11日午後3時56分"
これらの方法は、上記の方法でうまくいかない場合や、より詳細な制御が必要な場合に役立ちます。
node.js timezone