Node.js Base64デコード方法

2024-09-18

Node.jsでBase64エンコードされた文字列をバイナリに戻す方法

Node.jsでは、Bufferオブジェクトを使用してBase64エンコードされた文字列をバイナリに戻すことができます。

Bufferオブジェクトのメソッドを使用する

const Buffer = require('buffer').Buffer;

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// Base64をデコードしてバイナリに変換
const binaryData = Buffer.from(base64String, 'base64');

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>

child_processモジュールを使用して外部コマンドを使用する

const { exec } = require('child_process');

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// `base64`コマンドを使用してデコード
exec(`echo "${base64String}" | base64 -d`, (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log(stdout); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>
});

cryptoモジュールを使用する

const crypto = require('crypto');

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// `crypto`モジュールを使用してデコード
const binaryData = crypto.createDecipher('aes-256-cbc', 'password').update(base64String, 'base64', 'binary');

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>

注意

  • Bufferオブジェクトは、バイナリデータを操作するための便利なクラスです。さまざまなメソッドを使用して、バイナリデータの変換や操作を行うことができます。
  • 最後の例では、cryptoモジュールを使用して暗号化/復号化を行っていますが、実際にはBase64のデコードのみを行っています。暗号化/復号化の具体的な実装方法は、使用するアルゴリズムとキーによって異なります。



const Buffer = require('buffer').Buffer;

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// Base64をデコードしてバイナリに変換
const binaryData = Buffer.from(base64String, 'base64');

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>

解説

  • 変換されたバイナリデータは、binaryData変数に格納されます。
  • 第2引数に'base64'を指定することで、Base64デコードを指定します。
  • Buffer.from()メソッドを使用して、Base64エンコードされた文字列をバイナリに変換します。
  • Bufferオブジェクトは、バイナリデータを扱うためのNode.jsのクラスです。
const { exec } = require('child_process');

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// `base64`コマンドを使用してデコード
exec(`echo "${base64String}" | base64 -d`, (err, stdout, stderr) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log(stdout); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>
});
  • デコードされた結果が stdout に格納され、コンソールに出力されます。
  • コマンドでは、echoコマンドを使用してBase64エンコードされた文字列を出力し、パイプ (|)base64 -d コマンドに渡してデコードします。
  • exec()メソッドを使用して、コマンドを実行し、その結果をコールバック関数で処理します。
  • child_processモジュールを使用して、外部のコマンド(base64コマンド)を実行します。
const crypto = require('crypto');

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// `crypto`モジュールを使用してデコード
const binaryData = crypto.createDecipher('aes-256-cbc', 'password').update(base64String, 'base64', 'binary');

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>
  • 第3引数に'base64'を指定することで、Base64デコードを指定し、第4引数に'binary'を指定することで、バイナリ形式で結果を取得します。
  • 第1引数に暗号化アルゴリズム(aes-256-cbc)、第2引数に復号鍵(password)を指定します。
  • ここでは、createDecipher()メソッドを使用して復号器を作成し、update()メソッドを使用してBase64エンコードされた文字列を復号します。
  • cryptoモジュールを使用して、暗号化/復号化を行います。



atob()関数を使用する

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// atob()関数を使用してデコード
const binaryString = atob(base64String);

// バイナリ文字列をバッファに変換
const binaryData = Buffer.from(binaryString, 'binary');

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>
  • しかし、Node.jsのブラウザ環境エミュレータや、Webブラウザの拡張機能を使用することで、atob()関数をNode.jsで利用することができます。
  • Node.jsでは、グローバルスコープに存在しないため、直接使用することはできません。
  • atob()関数は、ブラウザ環境でBase64エンコードされた文字列をデコードするために使用される関数です。

外部ライブラリを使用する

Node.jsのパッケージマネージャーであるnpmには、Base64エンコード/デコードの機能を提供するさまざまなライブラリが存在します。これらのライブラリを使用することで、より簡潔なコードでBase64エンコードされた文字列をバイナリに戻すことができます。

例:base64urlライブラリを使用する

const base64url = require('base64url');

// Base64エンコードされた文字列
const base64String = 'SGVsbG8gV29ybGQ=';

// `base64url`ライブラリを使用してデコード
const binaryData = Buffer.from(base64url.decode(base64String));

console.log(binaryData); // <Buffer 48 65 6c 6c 6f 20 57 6f 72 6c 64>
  • decode()メソッドを使用して、Base64エンコードされた文字列をデコードし、その結果をBufferオブジェクトに変換します。
  • base64urlライブラリは、Base64エンコード/デコードの機能を提供するライブラリの1つです。

node.js encoding base64



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