Angular Material を使ったボタンのサンプルコード

2024-09-05

Angular, Sass, Angular Material で発生する "SassError: Can't find stylesheet to import. @use '~@angular/material' as mat;" エラーの解決方法

このエラーは、Angular Material をプロジェクトで使用しようとした際に発生する一般的な問題です。原因としては、主に以下の2点が挙げられます。

  1. パス解決の問題
  2. Angular Material のバージョン問題

以下では、それぞれの原因と解決方法について詳しく解説します。

Angular 13 以降、@use ステートメントでチルダ (~) を使用すると、node_modules フォルダではなくプロジェクトのルートディレクトリからパス解決が行われるようになりました。そのため、@angular/material をインポートする場合は、チルダを使用せずに以下のパスを使用する必要があります。

@use '@angular/material' as mat;

解決方法

  1. @use ステートメントからチルダ (~) を削除する。
// 誤り
@use '~@angular/material' as mat;

// 正しい
@use '@angular/material' as mat;
  1. angular.json ファイルで node_modules ディレクトリをパス解決に追加する。
{
  "projects": {
    "my-app": {
      "architect": {
        "build": {
          "options": {
            "stylePreprocessorOptions": {
              "includePaths": [
                "node_modules"
              ]
            }
          }
        }
      }
    }
  }
}

古いバージョンの Angular Material を使用している場合、このエラーが発生する可能性があります。最新バージョンの Angular Material に更新することで解決される可能性があります。

  1. package.json ファイルで Angular Material のバージョンを最新のものに変更する。
{
  "dependencies": {
    "@angular/material": "^14.0.0" // 最新バージョンに更新
  }
}
  1. npm install または yarn install コマンドを実行して、依存関係を更新する。
npm install

上記以外にも、以下の点に注意することで、このエラーを回避することができます。

  • Sass コンパイラの設定を確認する。
  • プロジェクトのワーキングディレクトリが正しいことを確認する。
  • キャッシュをクリアする。

上記の情報に加えて、以下の点にも注意する必要があります。

  • 使用している Angular のバージョン
  • 使用しているオペレーティングシステム
  • 使用している IDE またはエディタ



<button mat-raised-button color="primary">クリック</button>

このコードは以下の結果を生成します。

コードの説明

  • <button mat-raised-button>: Angular Material の mat-raised-button コンポーネントを使用してボタンを作成します。
  • color="primary": ボタンの色をプライマリカラーに設定します。

mat-raised-button コンポーネントには、他にも様々なオプションがあります。

  • disabled: ボタンを無効化します。
  • aria-label: スクリーンリーダー用のラベルを設定します。
  • [routerLink]: ボタンをクリックするとルーティングするパスを設定します。

Sass を使ったテーマのカスタマイズ

以下のコードは、Sass を使って Angular Material のボタンのテーマをカスタマイズする例です。

@use '@angular/material' as mat;

$my-theme: mat.define-theme((
  color: (
    primary: mat.$indigo-700,
    accent: mat.$yellow-700,
  ),
));

mat-theme($my-theme);
  • @use '@angular/material' as mat;: Angular Material の Sass ミックスインをインポートします。
  • $my-theme: 新しいテーマを定義します。
  • color: テーマの色を定義します。
  • primary: プライマリカラーをインディゴ700に設定します。
  • accent: アクセントカラーをイエロー700に設定します。
  • mat-theme($my-theme);: アプリケーションに新しいテーマを適用します。



  • Raised button: 押し下げたように見えるボタンです。最も一般的なボタンタイプです。
  • Stroked button: 枠線のみが表示されるボタンです。
  • Flat button: 枠線も影もないシンプルなボタンです。
  • Fab button: 丸型のボタンです。主にアクションを実行するために使用されます。
  • Icon button: アイコンのみが表示されるボタンです。

それぞれのボタンは、用途に応じて使い分けることができます。

アイコン

ボタンにアイコンを追加することができます。

<button mat-icon-button>
  <mat-icon>add</mat-icon>
</button>

波紋効果

ボタンをクリックすると、波紋効果が発生します。この効果を無効化するには、disableRipple プロパティを使用します。

<button mat-raised-button disableRipple>クリック</button>

プログレス

ボタンにプログレスインジケータを追加することができます。これにより、ボタンが現在処理中であることを示すことができます。

<button mat-raised-button [disabled]="isLoading">
  <mat-spinner *ngIf="isLoading"></mat-spinner>
  <span *ngIf="!isLoading">送信</span>
</button>
  • ボタンがクリックされると無効化されます。
  • ボタンがクリックされると、プログレスインジケータが表示されます。
  • 処理が完了すると、プログレスインジケータが非表示になり、ボタンのテキストが「送信」に変更されます。

Angular Material ボタンには、他にも様々な機能があります。

  • キーボードショートカット
  • フォーカス
  • アクセシビリティ

Sass を使って、ボタンの外観をさらに高度にカスタマイズすることができます。

  • ボタンの色を変更する
  • ボタンのフォントを変更する

@use '@angular/material' as mat;

.my-button {
  @extend mat.$mat-raised-button-class;
  background-color: #f44336; // 赤色
  color: white;
  font-size: 18px;
  padding: 10px 20px;
  box-shadow: 0 2px 5px rgba(0, 0, 0, 0.3);
  border: 1px solid #ddd;
}

angular sass angular-material



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