React テスト環境エラー解決
"Cannot find module 'react-dom/client' from 'node_modules/@testing-library/react/dist/pure.js'" というエラーは、React 18 以降のバージョンで @testing-library/react
を使用している場合に発生する可能性があります。このエラーは、react-dom/client
モジュールが見つからないことを示しています。
原因と解決策:
このエラーの主な原因は、@testing-library/react
のバージョンと React のバージョン間の互換性問題です。
解決策 1: @testing-library/react
のバージョンを下げる
- React 17 以前を使用している場合、
@testing-library/react
のバージョンを 13.0.0 以下に下げることで問題を解決できます。
解決策 2: React 18 以降の環境で @testing-library/react
を適切に設定する
- React 18 以降を使用している場合、
@testing-library/react
のバージョンを 13.0.0 以上に更新し、react-dom/client
を正しくインポートする必要があります。
コード例:
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import userEvent from '@testing-library/user-event';
import { createRoot } from 'react-dom/client';
// ... テストコード ...
const container = document.createElement('div');
const root = createRoot(container);
root.render(<YourComponent />);
// ... テストコード ...
追加のヒント:
- 必要に応じて、関連するドキュメントやコミュニティフォーラムを参照してください。
- エラーメッセージを注意深く読み、問題の根本原因を特定してください。
- プロジェクトの構成ファイル(例えば
tsconfig.json
)を確認し、適切な設定がされていることを確認してください。 package.json
ファイルの依存関係を確認し、必要なパッケージがインストールされていることを確認してください。- パッケージのバージョンを確認し、互換性のある組み合わせを使用していることを確認してください。
注意
- 具体的な解決策は、プロジェクトの構成とエラーメッセージの詳細によって異なります。
- 最新のバージョンを使用することを推奨しますが、互換性問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。
- このエラーは、React のバージョンと
@testing-library/react
のバージョンが一致していない場合に発生する可能性があります。
// React 18 以降の環境でのテストコード例
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import userEvent from '@testing-library/user-event';
import { createRoot } from 'react-dom/client';
// テスト対象のコンポーネント
function MyComponent() {
return <div>Hello, world!</div>;
}
// テストケース
test('renders "Hello, world!"', () => {
// テスト用のコンテナを作成
const container = document.createElement('div');
const root = createRoot(container);
// コンポーネントをレンダリング
root.render(<MyComponent />);
// テストの実行
const textElement = screen.getByText(/Hello, world!/i);
expect(textElement).toBeInTheDocument();
// クリーンアップ
root.unmount();
});
コード解説:
-
インポート
@testing-library/react
からrender
とscreen
をインポートします。@testing-library/user-event
からuserEvent
をインポートします。react-dom/client
からcreateRoot
をインポートします。
-
テスト対象のコンポーネント
MyComponent
というシンプルなコンポーネントを定義します。
-
テストケース
test
関数内でテストケースを定義します。document.createElement('div')
でテスト用のコンテナを作成します。createRoot(container)
でルート要素を作成します。root.render(<MyComponent />)
でコンポーネントをレンダリングします。screen.getByText(/Hello, world!/i)
でテキスト要素を取得します。expect(textElement).toBeInTheDocument()
でテキスト要素が存在することをアサートします。root.unmount()
でクリーンアップを行います。
- 適切なテストライブラリを使用して、効果的なテストを実装しましょう。
- テストケースは、コンポーネントの挙動を適切にテストするように設計する必要があります。
- React 17 以前の環境では、
createRoot
の代わりにReactDOM.render
を使用します。 - このコード例は、React 18 以降の環境でのテストコードです。
このエラーを回避するための代替的な方法として、以下の方法が考えられます:
Jest を使用したテスト
- Jest を使用することで、
react-dom/client
のインポートに関する問題を回避できます。 - Jest は React の公式テストフレームワークであり、React 18 以降の環境でも問題なく動作します。
Testing Library の別のバージョンを使用する
@testing-library/react
の古いバージョンを使用することで、互換性問題を回避できる場合があります。ただし、最新の機能やバグ修正を利用できない可能性があります。
プロジェクトの構成を確認する
- TypeScript の設定によっては、モジュール解決に影響が出る場合があります。
コード例(Jest を使用したテスト):
import { render, screen } from '@testing-library/react';
import userEvent from '@testing-library/user-event';
// テスト対象のコンポーネント
function MyComponent() {
return <div>Hello, world!</div>;
}
// テストケース
test('renders "Hello, world!"', () => {
render(<MyComponent />);
const textElement = screen.getByText(/Hello, world!/i);
expect(textElement).toBeInTheDocument();
});
reactjs typescript unit-testing