MutationObserverやResizeObserverとの比較も!jQueryでウィンドウリサイズを検知する3つの方法

2024-06-09

jQuery でウィンドウのリサイズを検知して処理を行う方法

このガイドでは、jQuery を使ってブラウザウィンドウのリサイズを検知し、それに応じて処理を実行する方法を説明します。ウィンドウのリサイズイベントは、レスポンシブな Web サイトを作成したり、ユーザーの画面サイズに合わせてコンテンツを調整したりする際に役立ちます。

必要なもの

このチュートリアルを完了するには、以下のものが必要です。

  • 基本的な HTML、CSS、および JavaScript の知識
  • jQuery ライブラリ

jQuery でウィンドウのリサイズイベントを処理するには、$(window).resize() メソッドを使用します。このメソッドは、ウィンドウのサイズが変更されるたびに実行される関数を受け取ります。

$(window).resize(function() {
  // ウィンドウのリサイズ時に実行する処理を記述
});

この例では、ウィンドウのリサイズ時にコンソールに "ウィンドウのサイズが変更されました!" というメッセージが出力されます。

ウィンドウの幅と高さを取得する

ウィンドウのリサイズイベントハンドラ内で、現在のウィンドウの幅と高さを取得することができます。これを行うには、$(window).width()$(window).height() メソッドを使用します。

$(window).resize(function() {
  var width = $(window).width();
  var height = $(window).height();

  console.log("幅:" + width + "px");
  console.log("高さ:" + height + "px");
});

この例では、ウィンドウのリサイズ時に現在のウィンドウの幅と高さをコンソールに出力します。

ウィンドウのサイズに応じて要素のサイズや位置を調整することができます。これを行うには、CSS メディアクエリを使用したり、JavaScript で直接要素を操作したりすることができます。

例:ナビゲーションバーをウィンドウ幅に合わせて調整する

/* デバイス幅が 600px 未満の場合 */
@media (max-width: 600px) {
  .nav {
    width: 100%;
  }
}

この CSS コードは、デバイス幅が 600px 未満の場合、ナビゲーションバーの幅を 100% に設定します。

$(window).resize(function() {
  var width = $(window).width();

  if (width < 600) {
    $(".nav").css("width", "100%");
  } else {
    $(".nav").css("width", "auto");
  }
});

この JavaScript コードは、ウィンドウのリサイズ時にナビゲーションバーの幅を調整します。ウィンドウ幅が 600px 未満の場合は、ナビゲーションバーの幅を 100% に設定します。それ以外の場合は、ナビゲーションバーの幅を自動に設定します。

jQuery を使ってウィンドウのリサイズイベントを処理することで、レスポンシブな Web サイトを作成したり、ユーザーの画面サイズに合わせてコンテンツを調整したりすることができます。このチュートリアルで説明した方法は、さまざまな状況で使用することができます。




    jQuery でウィンドウのリサイズを検知して処理を行うサンプルコード

    HTML

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>jQuery ウィンドウリサイズイベント</title>
      <link rel="stylesheet" href="style.css">
    </head>
    <body>
      <div class="container">
        <h1>ウィンドウのリサイズ</h1>
        <p id="window-size"></p>
      </div>
    
      <script src="script.js"></script>
    </body>
    </html>
    

    CSS

    .container {
      width: 500px;
      margin: 0 auto;
      text-align: center;
    }
    
    #window-size {
      font-size: 20px;
      margin-top: 20px;
    }
    

    JavaScript

    $(window).resize(function() {
      var width = $(window).width();
      var height = $(window).height();
    
      $("#window-size").text("幅:" + width + "px, 高さ:" + height + "px");
    });
    

    説明

    このコードは、以下のことを行います。

    1. HTML ファイル (index.html) で、ウィンドウのサイズを表示する div 要素 (#window-size) を作成します。
    2. CSS ファイル (style.css) で、コンテナー要素 (#container) のスタイルを設定します。
    3. JavaScript ファイル (script.js) で、ウィンドウのリサイズイベントハンドラを定義します。
    4. ウィンドウのリサイズイベントハンドラ内で、現在のウィンドウの幅と高さを取得し、それを #window-size 要素のテキストコンテンツとして設定します。

    このコードを実行すると、ブラウザウィンドウのサイズを変更するたびに、#window-size 要素に現在のウィンドウの幅と高さが表示されます。

    応用例

    このサンプルコードは、以下の目的で使用することができます。

    • レスポンシブな Web サイトを作成する
    • ユーザーの画面サイズに合わせてコンテンツを調整する
    • ウィンドウのサイズに応じて要素を非表示/表示する

    以下の例は、ウィンドウのリサイズに応じて要素を調整する方法を示しています。

      /* デバイス幅が 600px 未満の場合 */
      @media (max-width: 600px) {
        .nav {
          width: 100%;
        }
      }
      
      $(window).resize(function() {
        var width = $(window).width();
      
        if (width < 600) {
          $(".nav").css("width", "100%");
        } else {
          $(".nav").css("width", "auto");
        }
      });
      
      • 画像をウィンドウの幅に合わせてリサイズする
      .image {
        width: 100%;
        max-height: 500px;
      }
      

      このコードは、image クラスを持つすべての画像をウィンドウの幅に合わせてリサイズし、最大の高さを 500px に制限します。




      jQuery 以外の方法でウィンドウのリサイズを検知する

      JavaScript のネイティブイベント

      window.addEventListener('resize', function() {
        // ウィンドウのリサイズ時に実行する処理を記述
      });
      

      このコードは、window オブジェクトに resize イベントリスナーを追加します。このイベントリスナーは、ウィンドウのサイズが変更されるたびに実行されます。

      MutationObserver API

      const observer = new MutationObserver(function(mutations) {
        mutations.forEach(function(mutation) {
          if (mutation.type === 'childList' && mutation.target === window) {
            // ウィンドウのリサイズ時に実行する処理を記述
          }
        });
      });
      
      observer.observe(document.documentElement, {
        childList: true
      });
      

      このコードは、MutationObserver API を使用して、ウィンドウのサイズが変更されたことを検知します。MutationObserver は、DOM の変更を監視するための API です。

      const observer = new ResizeObserver(function(entries) {
        entries.forEach(function(entry) {
          // ウィンドウのリサイズ時に実行する処理を記述
        });
      });
      
      observer.observe(window);
      
      • シンプルで使いやすい方法: JavaScript のネイティブイベント
      • 柔軟性と制御性が必要な場合: MutationObserver API
      • 最新のブラウザでパフォーマンスを向上させたい場合: ResizeObserver API

      jQuery を使用してウィンドウのリサイズを検知する方法は、上記の方法よりも簡単ですが、柔軟性に欠ける場合があります。また、jQuery は古いブラウザではサポートされていない場合があります。

      jQuery 以外にも、ウィンドウのリサイズを検知する方法はいくつかあります。どの方法を選択するかは、状況によって異なります。

      上記以外にも、以下のような方法があります。

      • CSS メディアクエリ: 特定のウィンドウサイズでのみ要素を表示/非表示したり、スタイルを変更したりすることができます。
      • ライブラリ: on-resizethrottle-resize などのライブラリを使用して、ウィンドウのリサイズイベントを処理することができます。

      jquery html css


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