React.js での undefined プロパティのデストラクチャリングに関するエラー

2024-10-04

エラーメッセージ

"Why cannot destructure property "xxx" of "undefined " as it is undefined when parent Component give values?"

エラーの意味
このエラーは、React.js のコンポーネント内で、親コンポーネントから渡されたプロパティをデストラクチャリングしようとしたときに発生します。しかし、そのプロパティが undefined であるため、デストラクチャリングが失敗しています。

原因
このエラーは、通常、以下のいずれかの理由により発生します。

  1. プロパティが未定義

    • 親コンポーネントからプロパティが正しく渡されていない場合。
    • プロパティが条件的に定義されている場合(例えば、if ステートメントでチェックされている場合)で、条件が満たされないとき。
  2. プロパティ名の誤り

解決方法

  1. プロパティの定義を確認

    • プロパティが条件的に定義されている場合は、条件が満たされるようにコードを調整します。


// ParentComponent.js
import React from 'react';
import ChildComponent from './ChildComponent';

function ParentComponent   () {
  const props = {
    name: 'John Doe',
    age: 30
  };

  return (
    <ChildComponent {...props} />
  );
}

export default ParentComponent;

// ChildComponent.js
import React from 'react';

function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

export default ChildComponent;



エラーの再現

以下のコードでは、ParentComponent から ChildComponentname プロパティが渡されていますが、ChildComponentname をデストラクチャリングするとエラーが発生します。これは、ChildComponent に渡されるオブジェクトが undefined であるため、name プロパティがアクセスできないからです。

// ParentComponent.js
import React from 'react';
import ChildComponent from './ChildComponent';

function ParentComponent   () {
  const props = {
    // name プロパティが欠けている
    age: 30
  };

  return (
    <ChildComponent {...props} />
  );
}

export default ParentComponent;

// ChildComponent.js
import React from 'react';

function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

export default ChildComponent;

エラーを修正

エラーを修正するには、ParentComponent から ChildComponentname プロパティを渡す必要があります。

// ParentComponent.js
import React from 'react';
import ChildComponent from './ChildComponent';

function ParentComponent   () {
  const props = {
    name: 'John Doe',
    age: 30
  };

  return (
    <ChildComponent {...props} />
  );
}

export default ParentComponent;

これで、ChildComponentname をデストラクチャリングできるようになります。

条件的なプロパティの例

// ParentComponent.js
import React from 'react';
import ChildComponent from './ChildComponent';

function ParentComponent   () {
  const showName = true;
  const props = {
    ...(showName && { name: 'John Doe' }),
    age: 30
  };

  return (
    <ChildComponent {...props} />
  );
}

export default ParentComponent;

この場合、showNametrue のときのみ name プロパティが渡されます。そのため、ChildComponentname をデストラクチャリングする前に、showName の値をチェックする必要があります。

// ChildComponent.js
import React from 'react';

function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      {name && <h1>{name}</h1>}
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

export default ChildComponent;



エラーの代替手法

このエラーを回避するための代替手法としては、以下の方法が考えられます。

デフォルト値の指定:

デストラクチャリング時にデフォルト値を指定することで、プロパティが undefined の場合でもデフォルト値を使用することができます。

// ChildComponent.js
function ChildComponent({ name = 'Default Name', age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

条件演算子:

条件演算子を使用して、プロパティが undefined の場合に別の値を表示することができます。

// ChildComponent.js
function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name || 'Default Name'}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

Optional Chaining:

Optional Chaining (?.) を使用することで、プロパティが undefined の場合にエラーが発生することなく、値を取得することができます。

// ChildComponent.js
function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name?.toUpperCase() || 'Default Name'}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

Nullish Coalescing:

Nullish Coalescing (??) を使用することで、プロパティが undefined または null の場合に別の値を表示することができます。

// ChildComponent.js
function ChildComponent({ name, age }) {
  return (
    <div>
      <h1>{name ?? 'Default Name'}</h1>
      <p>{age}</p>
    </div>
  );
}

reactjs react-props



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