もう jQuery は不要！？ Vanilla JavaScript でできる $.ready() の代替方法
2024-04-02
jQuery の $.ready() と同等の Vanilla JavaScript
jQuery の $.ready() は、DOM が読み込まれ、操作できる状態になったときに実行されるコードを記述するための便利な関数です。Vanilla JavaScript でも同様の機能を実現できます。
方法
- DOMContentLoaded イベントを使用する
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function() {
// ここにコードを記述
});
- window.onload イベントを使用する
window.onload = function() {
// ここにコードを記述
};
- MutationObserver を使用する
const observer = new MutationObserver(function(mutations) {
// ここにコードを記述
});
observer.observe(document, {
childList: true,
subtree: true
});
それぞれの方法の利点と欠点
| 方法 | 利点 | 欠点 |
|---|---|---|
| DOMContentLoaded イベント | 最も軽量で効率的 | 古いブラウザではサポートされていない |
| window.onload イベント | すべてのブラウザでサポートされている | 画像などのリソースが読み込まれるまで待機する必要がある |
| MutationObserver | 動的に追加された要素にも対応できる | 複雑で理解しにくい |
ブラウザのサポート状況やコードの複雑さを考慮して、適切な方法を選択する必要があります。
- JavaScript のバージョンによって、使用できる方法が異なる場合があります。
- コードの読みやすさを考慮して、適切な方法を選択することが重要です。
補足
- Vanilla JavaScript は、jQuery などのライブラリを使用せずに JavaScript を記述する方法です。
- DOM は、HTML ドキュメントの内容を表すオブジェクトツリーです。
DOMContentLoaded イベントを使用する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
<script>
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function() {
console.log("DOMContentLoaded イベントが発生しました");
});
</script>
</body>
</html>
window.onload イベントを使用する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
<script>
window.onload = function() {
console.log("window.onload イベントが発生しました");
};
</script>
</body>
</html>
MutationObserver を使用する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, world!</h1>
<script>
const observer = new MutationObserver(function(mutations) {
console.log("MutationObserver イベントが発生しました");
});
observer.observe(document, {
childList: true,
subtree: true
});
</script>
</body>
</html>
上記のコードを HTML ファイルに保存し、ブラウザで開きます。
結果
- DOMContentLoaded イベントを使用する場合は、ブラウザのコンソールに "DOMContentLoaded イベントが発生しました" と出力されます。
解説
- DOMContentLoaded イベントは、DOM が読み込まれ、操作できる状態になったときに発生します。
- window.onload イベントは、ページ全体の読み込みが完了したときに発生します。
- MutationObserver は、DOM に変更があったときに発生します。
- 実際のコードでは、必要に応じてコードを変更する必要があります。
document.readyState を使用する
function ready() {
if (document.readyState === "complete") {
// ここにコードを記述
} else {
setTimeout(ready, 100);
}
}
ready();
setInterval を使用する
var interval = setInterval(function() {
if (document.readyState === "complete") {
clearInterval(interval);
// ここにコードを記述
}
}, 100);
jQuery の $.ready() をそのまま使用する
$(function() {
// ここにコードを記述
});
| 方法 | 利点 | 欠点 |
|---|---|---|
| document.readyState を使用する | シンプルで軽量 | 古いブラウザではサポートされていない |
| setInterval を使用する | すべてのブラウザでサポートされている | 常に処理が実行されるため、CPU 使用率が高くなる可能性がある |
| jQuery の $.ready() をそのまま使用する | jQuery がすでに読み込まれている場合は便利 | jQuery が読み込まれていない場合は、読み込む必要がある |
javascript jquery html
