Node.jsとExpress.jsでHTTPS通信を導入する際の注意点

2024-04-02

Node.jsでExpress.jsのHTTPSを有効にする

必要なライブラリのインストール

まず、HTTPS通信に必要なライブラリをインストールします。

npm install --save-dev fs https nodemon

SSL証明書の準備

HTTPS通信には、サーバーの証明書と秘密鍵が必要です。これらのファイルは、Let's Encryptなどのサービスを使って無料で取得できます。

Express.jsの設定

次に、Express.jsの設定ファイルでHTTPSを有効にします。

const fs = require('fs');
const https = require('https');
const express = require('express');

const app = express();

// HTTPS用のオプション
const options = {
  key: fs.readFileSync('path/to/key.pem'),
  cert: fs.readFileSync('path/to/cert.pem'),
};

// HTTPSサーバーの作成
const httpsServer = https.createServer(options, app);

// アプリケーションの設定
app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, HTTPS!');
});

// HTTPSサーバーの起動
httpsServer.listen(443);

上記の設定例では、key.pemcert.pemが証明書と秘密鍵のファイルパスです。これらのファイルパスは、ご自身の環境に合わせて変更してください。

サーバーの起動

最後に、以下のコマンドでサーバーを起動します。

nodemon server.js

これらの手順を完了すると、Express.jsでHTTPS通信が有効になります。

補足

  • 上記の設定例は、基本的なものです。より詳細な設定については、上記の参考資料を参照してください。
  • Let's Encrypt以外にも、SSL証明書を取得できるサービスはいくつかあります。ご自身の環境に合わせて、最適なサービスを選択してください。
  • HTTPS通信は、通信内容を暗号化することで、盗聴や改ざんを防ぐことができます。セキュリティを向上させるために、ぜひHTTPS通信を有効にしてください。



const fs = require('fs');
const https = require('https');
const express = require('express');

const app = express();

// HTTPS用のオプション
const options = {
  key: fs.readFileSync('path/to/key.pem'),
  cert: fs.readFileSync('path/to/cert.pem'),
};

// HTTPSサーバーの作成
const httpsServer = https.createServer(options, app);

// アプリケーションの設定
app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, HTTPS!');
});

// HTTPSサーバーの起動
httpsServer.listen(443);
  • fs モジュール: ファイルシステムへのアクセスを提供します。
  • https モジュール: HTTPS通信のための機能を提供します。
  • express モジュール: Webアプリケーションフレームワークを提供します。

コードの詳細

  1. key.pemcert.pem は、Let's Encrypt などのサービスで取得した証明書と秘密鍵のファイルです。
  2. options オブジェクトに、証明書と秘密鍵のファイルパスを設定します。
  3. https.createServer() 関数を使って、HTTPSサーバーを作成します。
  4. app.get() メソッドを使って、ルートパス / へのアクセスを設定します。
  5. httpsServer.listen() メソッドを使って、HTTPSサーバーをポート 443 で起動します。

実行方法

  1. 上記のコードを server.js などのファイルに保存します。
  2. 以下のコマンドを実行して、サーバーを起動します。
nodemon server.js
  1. ブラウザで https://localhost:443 を開くと、「Hello, HTTPS!」というメッセージが表示されます。
  • Express.js



Express.jsでHTTPSを有効にする他の方法

app.use() メソッドを使って、HTTPS用のミドルウェアを登録することができます。

const fs = require('fs');
const https = require('https');
const express = require('express');

const app = express();

// HTTPS用のミドルウェア
const httpsMiddleware = require('express-https-middleware');

// HTTPS用のオプション
const options = {
  key: fs.readFileSync('path/to/key.pem'),
  cert: fs.readFileSync('path/to/cert.pem'),
};

// HTTPS用のミドルウェアを登録
app.use(httpsMiddleware());

// アプリケーションの設定
app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, HTTPS!');
});

// HTTPSサーバーの起動
https.createServer(options, app).listen(443);

require('https') を直接使って、HTTPSサーバーを作成することもできます。

const fs = require('fs');
const https = require('https');
const express = require('express');

const app = express();

// HTTPS用のオプション
const options = {
  key: fs.readFileSync('path/to/key.pem'),
  cert: fs.readFileSync('path/to/cert.pem'),
};

// HTTPSサーバーの作成
const httpsServer = https.createServer(options, (req, res) => {
  // ExpressアプリケーションをHTTPSサーバーで利用
  app(req, res);
});

// HTTPSサーバーの起動
httpsServer.listen(443);

フレームワークを使う

node-https-server などのフレームワークを使って、HTTPSサーバーを簡単に作成することができます。

const httpsServer = require('node-https-server');

// HTTPS用のオプション
const options = {
  key: fs.readFileSync('path/to/key.pem'),
  cert: fs.readFileSync('path/to/cert.pem'),
};

// HTTPSサーバーの作成
const server = httpsServer.createServer(options);

// アプリケーションの設定
server.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, HTTPS!');
});

// HTTPSサーバーの起動
server.listen(443);
  • 簡単な方法でHTTPSを有効にしたい場合は、app.use() メソッドを使う方法がおすすめです。
  • より詳細な設定をしたい場合は、require('https') を直接使う方法や、フレームワークを使う方法がおすすめです。

node.js https express


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