HTMLとCSSで実現するスマートな2行省略：詳細ガイドとサンプルコード
2024-05-25
HTMLとCSSで実現する2行省略
要素の準備
まず、省略したい文章を内包する要素を用意します。例えば、<p>要素や<div>要素などが一般的です。
<p>長い文章を2行で省略したいテキストです。</p>
CSSでスタイルを設定
次に、CSSを使って要素のスタイルを設定します。以下の3つのプロパティが重要になります。
- width: 要素の幅を制限します。この幅を超える部分は省略されます。
- overflow: 要素の内容がはみ出した場合の処理を指定します。ここでは、
hiddenを設定することで、はみ出した部分を非表示にします。 - text-overflow: テキストが要素の幅を超えた場合の処理を指定します。ここでは、
ellipsisを設定することで、末尾に3点リーダーを表示します。
p {
width: 200px; /* 要素の幅 */
overflow: hidden; /* はみ出した部分を非表示 */
text-overflow: ellipsis; /* 末尾に3点リーダーを表示 */
}
このCSSを適用すると、要素内の文章は2行で表示され、それ以上は3点リーダーで省略されます。
補足
- 上記の方法は、ブラウザによって互換性が異なる場合があります。特に、古いブラウザでは動作しない可能性があります。
- 確実に2行で省略したい場合は、JavaScriptを使う方法もあります。
- 行の高さを固定したい場合は、
line-heightプロパティを使用します。 - 省略される部分の文字数や3点リーダーの種類をカスタマイズしたい場合は、
text-overflowプロパティの値を変更します。
これらの情報も参考に、ご自身の目的に合った方法で2行省略を実現してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>2行省略</title>
<style>
p {
width: 200px;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
line-height: 20px; /* 行の高さを固定 */
}
</style>
</head>
<body>
<p>長い文章を2行で省略したいテキストです。Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Duis aute irure dolor in reprehenderit in voluptate velit esse cillum dolore eu fugiat nulla pariatur. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.</p>
</body>
</html>
このコードを実行すると、以下のような表示になります。
長い文章を2行で省略したいテキスト…
上記はあくまで一例です。必要に応じて、要素のセレクタやスタイルを変更してください。
補足
- サンプルコードでは、
line-heightプロパティを使って行の高さを固定しています。これは、省略される部分と省略されない部分の行の高さを揃えるために必要な設定です。 text-overflowプロパティの値をellipsis以外に変更すると、省略される部分の処理を変更できます。例えば、clipを設定すると、末尾が切り取られます。
HTMLとCSS以外で2行省略を実現する方法
JavaScriptで文字列を加工
JavaScriptを使って、要素内の文字列を加工し、2行で表示されるようにすることができます。
const element = document.querySelector('p'); // 省略したい要素を取得
const text = element.textContent; // 要素内の文字列を取得
// 2行分の文字列を取得
const twoLineText = text.split('\n').slice(0, 2).join('\n');
// 省略記号を追加
const ellipsisText = twoLineText + '...';
// 要素のtextContentに設定
element.textContent = ellipsisText;
ライブラリを使う
2行省略を実現するライブラリもいくつか存在します。代表的なライブラリとして、以下のようなものがあります。
これらのライブラリを使うと、より簡単に2行省略を実現することができます。
それぞれの方法のメリットとデメリット
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| HTMLとCSS | シンプルで分かりやすい | 複雑なレイアウトには不向き |
| JavaScript | 柔軟性が高い | 複雑な処理が必要になる場合がある |
| ライブラリ | 簡単 | ライブラリの依存関係が発生する |
どの方法を選ぶかは、状況によって異なります。シンプルな場合であれば、HTMLとCSSを使うのがおすすめです。複雑なレイアウトや処理が必要な場合は、JavaScriptやライブラリを使うと良いでしょう。
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