Angular2で非同期処理をマスターする - http.get()、map()、subscribe()、Observableパターン徹底解説

2024-04-02

Angular2におけるhttp.get()、map()、subscribe()、Observableパターン - 基礎理解

このチュートリアルでは、Angular2におけるhttp.get()map()subscribe()、そしてObservableパターンについて、基礎的な理解を深めることを目的としています。

import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';
import { map } from 'rxjs/operators';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class ApiService {

  constructor(private http: HttpClient) {}

  getData(): Observable<any> {
    return this.http.get('https://api.example.com/data')
      .pipe(
        map(response => response.data)
      );
  }
}

解説

  1. http.get():

http.get()は、指定されたURLからデータを取得するためのメソッドです。このメソッドは、Observable型のオブジェクトを返します。

  1. map():

map()は、Observable内のデータを処理するためのオペレータです。このオペレータは、データ変換やフィルタリングなどに使用できます。

  1. subscribe():

subscribe()は、Observableからデータを受け取るためのメソッドです。このメソッドは、Observerと呼ばれるオブジェクトを受け取ります。

  1. Observableパターン:

Observableパターンは、非同期処理を処理するためのデザインパターンです。このパターンは、データストリームを表現するためのObservableと呼ばれるオブジェクトを使用します。

上記のサンプルコードでは、ApiServiceというサービスが定義されています。このサービスには、getData()というメソッドがあります。

getData()メソッドは、http.get()を使用してhttps://api.example.com/dataからデータを取得します。取得したデータは、map()オペレータを使用して処理されます。

map()オペレータは、データストリーム内のオブジェクトを1つずつ処理し、新しいオブジェクトに変換します。この例では、response.dataというプロパティのみを抽出しています。

処理されたデータは、subscribe()メソッドを使用して受け取られます。subscribe()メソッドは、Observerと呼ばれるオブジェクトを受け取ります。

Observerは、データストリームからデータを受け取るためのオブジェクトです。この例では、next()error()complete()という3つのメソッドが定義されています。

  • next()メソッドは、データストリームから新しいデータを受け取ったときに呼び出されます。

これらの概念を理解することで、Angular2における非同期処理をより効率的に処理できるようになります。




import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';
import { map } from 'rxjs/operators';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class ApiService {

  constructor(private http: HttpClient) {}

  getData(): Observable<any> {
    return this.http.get('https://api.example.com/data')
      .pipe(
        map(response => response.data)
      );
  }
}
  1. ApiService:

ApiServiceは、データ取得を行うサービスです。@Injectableデコレータによって、サービスとして登録されています。

  1. getData():

getData()は、https://api.example.com/dataからデータを取得するメソッドです。

http.get()は、指定されたURLからデータを取得するためのAngularのメソッドです。

Observableは、非同期処理を処理するためのデータストリームです。

map()は、Observable内のデータを処理するためのオペレータです。この例では、response.dataというプロパティのみを抽出しています。

subscribe()は、Observableからデータを受け取るためのメソッドです。

実行方法

  1. 上記のコードをapi.service.tsというファイルに保存します。
  2. コンポーネントファイルで、ApiServiceをインポートし、getData()メソッドを使用します。
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { ApiService } from './api.service';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  data: any;

  constructor(private apiService: ApiService) {}

  ngOnInit() {
    this.apiService.getData().subscribe(data => {
      this.data = data;
    });
  }
}
  1. アプリケーションを実行します。

結果

アプリケーションが実行されると、https://api.example.com/dataから取得されたデータがdata変数に格納されます。

補足

  • 上記のコードは、サンプルコードであり、実際のアプリケーションでは必要に応じて変更する必要があります。
  • https://api.example.com/dataは、実際のAPIエンドポイントに置き換える必要があります。



Angular2におけるhttp.get()、map()、subscribe()、Observableパターン - 他の方法

上記のサンプルコード以外にも、http.get()map()subscribe()、そしてObservableパターンを使用する方法はいくつかあります。

方法1: async pipeを使用する

async pipeを使用すると、subscribe()メソッドを明示的に呼び出す必要がなくなり、コードを簡潔に記述することができます。

<div>{{ data | async }}</div>

方法2: HttpClientモジュールのget()メソッドを使用する

HttpClientモジュールのget()メソッドは、Observable型のオブジェクトを直接返すため、map()オペレータを直接使用することができます。

import { HttpClient } from '@angular/common/http';

getData(): Observable<any> {
  return this.http.get('https://api.example.com/data').pipe(
    map(response => response.data)
  );
}

方法3: RxJSのfrom()を使用する

RxJSfrom()を使用して、PromiseオブジェクトをObservableオブジェクトに変換することができます。

import { from } from 'rxjs';

getData(): Observable<any> {
  return from(fetch('https://api.example.com/data')).pipe(
    map(response => response.json())
  );
}

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。


http angular rxjs


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