Angular2 HTTPリクエスト処理の基本

2024-09-23

Angular2におけるhttp.get(), map(), subscribe()、およびObservableパターン

Angular2において、HTTPリクエストを発行し、レスポンスを処理するための基本的なパターンとして、http.get(), map(), subscribe()、およびObservableパターンが使用されます。

http.get()

  • 戻り値
    Observableオブジェクトを返します。
  • 引数
    リクエストのURLを指定します。
  • 目的
    HTTP GETリクエストを発行します。
import { HttpClient } from '@angular/common/http';

// ...

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .subscribe(response => {
    // レスポンスを処理する
  });

map()

  • 戻り値
    変換された値をエミットする新しいObservableオブジェクトを返します。
  • 引数
    変換処理を行う関数を指定します。
  • 目的
    Observableがエミットする値を変換します。
this.http.get('https://api.example.com/data')
  .map(response => response.data) // レスポンスのデータ部分を取得
  .subscribe(data => {
    // データを処理する
  });

subscribe()

  • 戻り値
    Subscriptionオブジェクトを返します。
  • 引数
    購読時に実行されるコールバック関数を指定します。
this.http.get('https://api.example.com/data')
  .subscribe(response => {
    // レスポンスを処理する
  });

Observableパターン

  • 特徴
    • 非同期処理を扱う。
    • 複数の購読が可能。
    • エラー処理や完了処理が定義できる。
  • 概念
    イベントストリームを表現するオブジェクトです。

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .map(response => response.data)
  .subscribe(
    data => {
      // データを成功した場合の処理
    },
    error => {
      // エラーが発生した場合の処理
    },
    () => {
      // 完了した場合の処理
    }
  );



Angular2におけるHTTPリクエスト処理の基本例

http.get()を使用したシンプルな例

``http.get()`を使用して、HTTP GETリクエストを発行し、レスポンスを処理します。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'app-http-example',
  templateUrl: './http-example.component.html',
  styleUrls: ['./http-example.component   .css']
})
export class HttpExampleComponent implement   s OnInit {

  data: any;

  constructor(private http: HttpClient) { }

  ngOnInit() {
    this.http.get('https://api.example.com/data')
      .subscri   be(response => {
        this.data = response;
      });
  }
}

map()を使用してレスポンスを加工する例

map()を使用して、レスポンスを加工してから処理します。

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .map(response => response.data) // レスポンスのデータ部分を取得
  .subscribe(data => {
    this.data = data;
  });

エラー処理を追加する例

エラーが発生した場合に処理するコードを追加します。

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .subscribe(
    response => {
      this.data = response;
    },
    error => {
      console.error('エラーが発生しました:', error);
    }
  );
this.http.get('https://api.example.com/data')
  .subscribe(
    response => {
      this.data = response;
    },
    error => {
      console.error('エラーが発生しました:', error);
    },
    () => {
      console.log('リクエストが完了しました');
    }
  );

Observableを直接扱う例

Observableを直接扱って、複数の購読や非同期処理を管理します。

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = new Observable(observer => {
  // 購読者が登録されたときに実行する処理
  setTimeout(() => {
    observer.next('Hello, world!');
    observer.complete();
  }, 2000);
});

observable.subscribe(
  value => {
    console.log(value);
  },
  error => {
    console.error(error);
  },
  () => {
    console.log('完了しました');
  }
);



RxJSのパイプライン演算子

RxJSのパイプライン演算子を使用することで、より簡潔かつ読みやすいコードを書くことができます。

import { map, catchError } from 'rxjs/operators';

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .pipe(
    map(response => response.data),
    catchError(error => {
      console.error('エラーが発生しました:', error);
      return of([]); // エラーが発生した場合に空の配列を返す
    })
  )
  .subscribe(data => {
    this.data = data;
  });

HttpClientのメソッド

HttpClientには、get(), post(), put(), delete()などのメソッドが用意されており、それぞれのHTTPメソッドに対応しています。

this.http.post('https://api.example.com/data', { name: 'John Doe' })
  .subscribe(response => {
    console.log(response);
  });

toPromise()を使用してPromiseに変換

toPromise()メソッドを使用して、ObservableをPromiseに変換し、従来のPromiseベースの非同期処理を使用することもできます。

this.http.get('https://api.example.com/data')
  .toPromise()
  .then(response => {
    this.data = response;
  })
  .catch(error => {
    console.error('エラーが発生しました:', error);
  });

async/awaitを使用

Angular2では、async/awaitを使用して非同期処理をより同期的なスタイルで書くことができます。

async getData() {
  try {
    const response = await this.http.get('https://api.example.com/data').toPromise();
    this.data = response;
  } catch (error) {
    console.error('エラーが発生しました:', error);
  }
}

http angular rxjs



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